ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

母も驚いたサプライズ登校

こんにちは。

 

今日の長男は給食~5時間目の登校。

校内の色々なところにお花の苗を植えるお仕事をしてきたそうです。

 

6月にもやっていた苗を植えるお仕事。

支援級の子が自立活動の一環としてやるのかと思っていたら、長男だけらしい。

 

長男「ぼく、そういう作業好きだからね」

 

勉強に気持ちが向かない長男のために、仕事を作ってくれているのだと思います。

長男が楽しそうだからこれで良い気もするし、このままなのもどうかとも思うし。

ちょっと複雑な気持ち。

 

気まぐれ次男

 

なんと次男がサプライズ登校しました。

と言っても、一度長男のお迎えについてきただけですが。

 

完全不登校で、2学期は一度も登校していない次男。

登校することはもうない気がしていました。

まぁ、どういう風の吹き回し?

 

私がいつも通りに「長男のお迎え行ってくるね」と出かけようとしたら、

「ぼくも行こうかな」

 

私服で、ぬいぐるみをひざに乗せて、車の助手席に座ったまま。

これを「登校」と言っていいかどうかは不明ですが、担任の先生とお会いすることができました。

 

気まぐれな次男の行動に、先生や長男はもちろん、私もびっくりでした。

 

もし、また気が向いたら

 

長男と一緒に職員玄関から出てきた先生は、驚きつつも優しく対応して下さいました。

私に「話しかけてもいいですかね?」と確認したうえで。

 

先生「次男くん、ひさしぶり。よく来たね~。元気?」

 

担任の先生は、私と同年代くらいの女性の先生。

同じ年ごろのお子さんもいらっしゃいます。

 

早口すぎず、大声すぎず、威圧感もなく。

かと言って幼い子に向かって話しかけるような口調でもなく。

我が子に話しかけるような感じで、フラットに話しかけてくださいました。

 

敏感な子への話しかけ方ってすごく大事。

表情、声のトーン、口調、話すペース、全てで相手を感じ取っているから。

支援級の担任の先生は、今まで出会った先生の中でそれが一番良い塩梅だと思います。

言葉の選び方も優しいです。

 

次男はやっぱり口を開くことはなかったものの、うなずいたり首を振ったり、意思表示はしていました。

「ぬいぐるみ、可愛い! 見せて~」と言われて、見せていました。

「またね」と言われて、手も振っていました。

 

うん、悪くない感じ。

次男の心に近づくには、ぬいぐるみを介して繋がるのが一番なんです。

 

気まぐれな次男のことなので、これが動き出すきっかけというわけではないでしょう。

でも、先生にまた会いたいと思ったかな。

たまには会ってもいいと思ったかな。

 

また次男に学校に行って欲しいとか、今度は教室まで、とは望みません。

たぶんジャージや制服を着ることに抵抗があるのは変わらないし。

 

でも、

次男が会ってみようと思うひとがいるとしたら。

会ってもいいと思うひとがいるとしたら。

もうそれだけで嬉しいです。

 

もし、また気が向いたら。

くらいの淡~い期待は、持ってもいいかな。