ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

いばらの道

こんにちは。

 

週明け早々、今日は次男と事務所の整頓ボランティアに行きました。

今日の作業は40分程と短めだったけど、洗面所をぴっかぴかにしてきました。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

急だったので私はなんの準備もしていなくて。

次男がささっと用意したお掃除グッズを持って出かけました。

クエン酸重曹、古い歯ブラシ、メラミンスポンジ、ゴム手袋、マイクロファイバーの雑巾4枚、濡れた雑巾を入れるビニル袋・・・。

 

次男の用意周到さに感心。

私が何も言わなくても自分で考え判断して、5分くらいでこれだけ用意していました。

学校で「〇と△と□を用意して」と指示された通りに動くのが苦痛なのもわかる気がします。

 

いばらの道

 

事務所へは車で片道30分弱。

次男と2人でおしゃべりするのに、程良い距離です。

行きは整頓ボランティアに行くワクワク感、帰りは達成感でいっぱい。

楽しく穏やかに、人生について語り合いました。

 

以前は不登校の自分を否定してがんじがらめになっていた次男。

今は自分の現状をだいぶ受け入れられるようになりました。

 

学校に行って毎日勉強している子たちと違う道を歩むことに対して、

「いばらの道だってことはわかってる。でも自分で選んだことだし、後悔はないよ。後悔しちゃったら、今までぼくを支えてくれたひとに申し訳ないよ」

と話してくれました。

 

なんか、オトナ。

 

現在進行形の不登校、もう5年目です。

目の前の問題も将来への不安も、なにひとつ解決していません。

でも、この発言を聞いたら、大丈夫な気がしてきました。

 

「やりたいことが3つも」

 

次男は今のところ高校への進学を考えていないようです。

学校の勉強もしていないし、今後中学に登校する予定もなし。

じゃあ、中学を卒業したらどうするのか。

 

社会不安障害でひとと接することに抵抗が強い次男は、普通の企業に就職したり、アルバイトするのは難しいと思います。

フリーランスという形態で自立を目指すのが現実的。

 

でも、フリーランスでやっていくには、当然何かしらの知識やスキルが必要になるし、それらを身につけるには努力が必要。

学校で基本の基から習えないのなら、自分で道を作っていかないといけません。

決して甘い道ではない。

それが「いばらの道」だと理解しているようです。

 

不登校の最大のメリットは時間があること。

やりたいことを見つける時間

自分と向き合う時間

自分を磨く時間

使い方は自分次第です。

 

「今、やりたいことが3つもある。ぬいぐるみ作りと整理整頓、それからマイクラのアドオン作り。やりたいことって、ひとつに絞らなくてもいいよね?」

 

メンタルの調子が落ちている時は、好きなことも思うようにできません。

でも、ここ数日は気持ちも前向きで、意欲的に動けているみたい。

「時間がいっぱいあるんだから、有効に使わないとね」とも話していました。

不安に呑まれて何もできない時には、絶対に出てこない言葉です。

 

いばらの道だとしても、それが次男の道なのでしょうね。

悩みや不安は尽きないものの、ちょっぴり頼もしさを感じたりもします。