ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

好きなことに時間を費やせる

こんにちは。

 

今日は修了式でした。

長男は1時間だけ登校。

中学1年生、休み休みの給食登校だったけどよく頑張りました。

 

次男が今年度を振り返り、

「この1年、苦しかったし辛かった。でもなんとか生き延びられた」

と話していました。

 

中学1年の子の振り返りにしては重い言葉。

でも、実感が籠っています。

 

大波小波

 

先週、唐突に登校してみせた次男ですが、その後は近所に外出する程度。

何かが動き出したわけではありません。

 

朝自分で起きてくる

少しなら外出できる

お手伝いや整理整頓ができる

お絵描き、ぬいぐるみ作りができる

 

などの元気が出てきたサインが見られる一方で、

「死んじゃってもずっと一緒だよね?」

と1日に30回くらい口にしたり、東日本大震災のニュースを見て不安が強くなったり。

大波小波が入り混じっている感じです。

 

ゲームとYouTubeに飽きた?

 

次男、ここ1ヵ月ほどSwitchに触っていないそうです。

充電すらされていない。

夫のところにSwitchの管理者アプリ?(私はノータッチなのでよくわかりませんが)から通知があり、夫も驚いたと。

「1ヵ月ログインしていません。ゲームやっていますか?」

 

以前は遊んでいたモンハンやポケモンも飽きてしまった様子。

タブレットのゲームも全然やりません。

唯一やるのはマイクラ

なんだかんだ言ってマイクラが一番好きだし、他に興味が移ってもまた戻ってくる。

そして、ここ最近はYouTubeもほとんど見ていないようです。

 

少し前まではゲームとYouTubeだけが友達という感じだったのに。(あとぬいぐるみ)

ここ数日はゲーム&YouTubeに費やす時間が1時間程度です。

なぜこんなにも急に変わったのか、とっても不思議。

 

ゲームやYouTubeは悪ではないし、学ぶこともそれなりにあると思っています。

一日中ゲームばかりになってしまうのは、自分の不安や苦痛からの逃避だということも理解しています。

 

次男が過去に言っていたことを思い出しました。

「好きでゲームばかりになってるわけじゃない」

「他のことをしたいのにできない」

 

本当は他のモノで埋めたい心の隙間を、ゲームでなんとか埋めていた。

今、それが変わってきているのかもしれません。

 

良い傾向なんじゃないかな。

 

次男の時間の使い方

 

ゲームとYouTubeから離れ、有り余る時間をどう過ごしているかというと、

 

アニメや映画を観る

漫画を読む

お絵描き(デジタルもアナログも)

整理整頓、掃除

ぬいぐるみ作り

 

次男はほとんど本を読みません(幼少期、絵本の読み聞かせは大好きでした)

漫画さえも読むのはかなり限定的。

長男が面白いとオススメする作品には見向きもせず、お気に入りを繰り返し読んでいます。

 

そんな次男が今はまっているのは『ぼっち・ざ・ろっく!』。

アニメ化もされています。

コミュニケーションが苦手で友達もいないギター好きな女の子が、バンドを組んで成長していくお話。

主人公のコミュ下手っぷり、ネガティブ思考にすごーく共感するようです。

 

ゲームとYouTubeがアニメや漫画に替わっただけ、と言えばだけです。

でも大きく違うのは、楽しそう、嬉しそうなこと。

お絵描きやぬいぐるみ作りも、やり出すと長い時間集中しているし。

ちゃんと自分の好きなことに時間を使えているんだなぁと感じます。

 

これってとても大事なことですよね。

頭の中をゲームで埋め尽くさなくても大丈夫と思える状態。

ちょくちょく襲ってくる不安も、口に出すことでその都度乗り越えているのでしょう。

本当に好きなこと、やりたいことに時間を使えれば、さらに元気も出てくるんじゃないかな。

 

明日からは春休み。

みんな学校が休みだから気持ちもちょっと楽になるはず。

好きなことを沢山やって欲しいです。