ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男のひとり歩き

こんばんは。

 

来週は私の両親と姉、姪っ子が遊びに来ます。

祖父母との久しぶりの再会を楽しみにしている双子。

私も楽しみ。

 

次男はおばあちゃんのためにワンちゃんのぬいぐるみを作りました。


可愛く出来た~。

着実に腕を上げています。

期限つきでの製作はちょっぴりプレッシャーだったようですが、スイッチが入ればあっという間でした。

 

長男にはパンを焼いてもらう予定。

何を作るかは長男に任せるよと伝えたら、塩パンとチョコパンを作ってくれるとのこと。

がんばれ~。

 

不登校になって出来なくなったこと

 

我が家の双子はひとりで出歩くことが滅多にありません。

長男が学校に行くときは車で送迎だし、田舎なのでその他のお出掛けもほぼ車。

 

不登校になる前は出来ていたのに出来なくなった、やらなくなってしまったことのひとつが、ひとりでの外出です。

 

学校に通っていた頃は、登下校時にひとりということももちろんありました。

でも、双子の生活パターンはほとんど一緒。

登下校ではひとりになることの方が珍しかったかも。

家の隣のスーパー、近所の祖母の家、公園くらいは、ひとりで行く機会がそれなりにありました。

 

学校に行けなくなると幼児退行が顕著になり、生活のあらゆるところに影響が出ました。

 

分離不安が強く、ひとりで外出できない

ひとりで眠れない

何かしたいことがある時に、必ず確認を取る(おやつ食べていい?など)

自分で判断できない

不安な気持ちを頻繁に口にする

「ママ大好き」と、私の気持ちを確かめるように何度も言う

などなど。

 

このうちのいくつかは今も続いていて、不安障害と診断されています。

特に次男は対人不安も強いため、家の周辺であってもひとりで出歩くことがありません。

 

そんな次男が、先日ふと思い立って、家の周囲を散歩してきたそうです。

 

次男のひとり歩き

 

天気が良くて春らしい陽気だったその日、私はご近所さんのお宅に伺っていました(来年度の地区の班長を急遽引き受けることになってしまい…)

暇だった次男は、庭に出て私の帰りを待っていたそうです。

 

そもそも普段は近所の方に見られるのもイヤと言う子です。

ひとりで庭に出ているだけでも珍しい。

 

何を思って行動に出たのかわかりません。

でも、良い天気で、春休みということもあり気持ちも少し軽かったのでしょう。

 

住宅街を抜け、人通りの多いバス通りまで。

歩いて一周してきたそうです。

距離にしたら1kmほどあると思います。

途中、近所の方に会って挨拶もしたんですって。

「すごいでしょ?」

と、ちょっぴり得意気でした。

 

中学生が家の近所をひとり歩きするくらい、ごく当たり前のことかもしれません。

でも、まさか次男が目的もなくひとりで散歩するなんて。

次男の唐突な行動には、いつも驚かされます。

 

基本、ずっと低空飛行な次男。

児童精神科の先生からは、低空飛行でも安定して飛べることが大事だと言われています。

でも、いつか急に空高く飛び立つことがあってもおかしくないんじゃないかと思う今日このごろです。