こんばんは。
8月もあっという間、既に2学期が始まっている地域もあるかと思 います。
我が家の双子の中学は明日が始業式。
9月後半に控える修学旅行を楽しみにしている長男は、 始業式から登校するつもりのようです。
学校からの連絡によると、今のところ台風による休校予定はないとのこと。
既に広範囲に被害を及ぼしている台風10号。
これ以上被害が拡大しないことを願っています。
学校に行きづらい子の夏休み明け
長期休み明けはどうしても足が重くなる、というお子さんはとても多いと思います。
子どもの自死が増える時期としてメディアでも取り上げられていますね。
我が家の双子は小学校3年生から学校に行けなくなり、 別室登校や五月雨登校の時期が長くありました。
当時は始業式が憂鬱で憂鬱で。
「スタートダッシュが大事。 初日に行けなかったらずっと行けない」と、謎の思い込みに捉われていました。
「せめて放課後登校だけでも」
「せめて先生に会うだけでも」
説得してみたり、ご褒美をぶらさげてみたりして、 半ば無理やり登校を促していました。
その結果どうなったかというと。
私はがっかりの沼から這い上がれず、当人たちは自分を責め、お互いに疲弊しきっていました。
なにひとつ得られたものはなかった。
中学3年生になった今現在、次男は完全不登校です。
もう学校生活に戻ることはないという確固たる意志があるため、「 行かなきゃ」もなければ、行けずにがっかりすることもありません。
一番きついのは、「行かなきゃ」といくら自分を奮い立たせても動けない状態。
「行きたくない」ではなく「行けない」のに、 それを周囲にわかってもらえない状態だと思います。
You Tubeで発信されている精神科の先生がおっしゃっていました。
“will not”つまり「やりたくない」は“can not”、「できない」状態なのだそうです。
でも「できない」とは言いたくない自分がいたり、 できない理由を説明することが難しかったり。
それを理解してもらえないのは、とてもつらいと思います。
次男の影響もあって登校渋り、五月雨登校という名の遠回りと道草を繰り返してきた長男は、夏休み前の2週間ほぼフル登校することができました。
進みたい道を見つけ、少しずつ自信をつけているところ。
「がんばらなきゃ」ではなく「がんばりたい」 気持ちが湧き出ている今は、一歩踏み出すチャンスなのだと思います。
何年ぶり?の夏休みの宿題
「がんばりたい」長男、数年ぶりに夏休みの宿題に取り組みました。
と言っても、中3の今年は「夏ドリル」 のようなワークブックはなく、読書感想文や自由研究のような大物の宿題もありません。
それでも、書き取りや読書記録、お料理レポートなどを仕上げ、自主勉強として数学と英語を少しずつ。
私は宿題について一言も言わないし、完全不登校の次男は内容さえ知りません。
長男は(意外にも)計画的に全ての課題をやり遂げました。
eco「え? 全部終わったの?」
長男「もちろん全部やったよ。当たり前でしょ」
ここ数年は宿題を無いものとして夏休みを過ごしていたのに、そんなことは忘れたかのような口ぶり。
もちろん、継続的に学校生活を送ってきた同級生には到底追いつけません。
本当に長い道草と遠回りをしてきたからね。
でも、きっと意味のある道草だったんじゃないかな。
いつかそう思える日が来る気がします。