ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

長男の決意 次男の自己表現

こんにちは。

 

朝夕は少し涼しい風が吹くようになったものの、まだまだ日中は暑いですね。

さわやかな秋はいつ来るのかな。

 

2学期に入ってからの長男は、今のところほぼ毎日フル登校してがんばっています。

 

日中、夫が仕事に行き長男が学校に行っていると、お家の中がとても静か。

次男も私もそれぞれPCを前に自分の仕事をしています。

(次男はぬいぐるみを作ったり、お絵描きしたり、その他諸々)

たまーにおしゃべりして息抜き。

落ち着いた時間が流れていて、これはこれでいいかも。

 

長男 心が決まったようです

 

中学卒業後の進路について2つの学校で迷っていた長男、心が決まったようです。

おそらく夏休み前から、本人の中では決意が固まりつつあったのだと思います。

 

小学校3年生で五月雨登校が始まり、現在は支援級在籍。

1学期半ばまでは、ほとんど給食だけの登校でした。

 

希望通りの道に進むことができれば、週5日登校、出席日数重視。

ほとんど全日制高校と変わりません。

クラスの人数も多く、通学にも時間がかかります。

何年も五月雨登校で多くの時間を家で過ごしてきた子にとっては、とても高いハードル。

でも、今は卒業後に進みたい道をちゃんとイメージして、本人なりにトレーニングをしているのでしょうね。

 

学校では支援級の子たちと楽しく過ごしている様子。

修学旅行の決め事等がある時には交流級にも行っているようで、それはさすがに少々疲れるようです。

1学期はほとんど先生とマンツーマンで過ごしていた子とは別人みたい。

 

授業の話もたまにしてくれます。

促成栽培って知ってる?」(地理)

「ウォーミングアップでやった鬼ごっこで、 僕だけ先生から逃げ切った」(体育)

「やっぱり先生に教えてもらうとわかりやすい」(数学)

 

学習面では3年以上の空白期間があります。

内容をちゃんと理解できているのか、周りのペースについていけているのかはわかりませんが、だからこそ何事も新鮮に感じているのかも。

乾いたスポンジのような勢いで、色々なことを吸収しています。

 

最近の次男

 

このところの次男は少々不安定。

それなりに規則正しく生活しているものの、なかなか起きられない朝も。

それでも調子が悪かった時のように、お昼近くまでベッドの中ということはありません。

お風呂も毎日入れるし、ぬいぐるみの製作もできる。

 

次男にとっては低空飛行でも安定した生活が大事。

安定した状態を継続するのが一番難しいです。

 

そんな次男ですが、この秋は作ったぬいぐるみをお披露目できるイベントが2つ控えています。

 

ひとつは昨年も出品した某大学の学園祭。

今年もオリジナルのぬいぐるみを出品する予定で準備を進めています。

やっぱり自分が作った作品を目の前で手に取ってもらえるのは嬉しい。

メンタルの調子が良い状態だといいな。

 

そしてもうひとつ。

市内で学校に行っていない子たちの作品展に出品しようと考えています。

 

不登校繋がりで知り合ったお母さんから「 次男くんの作品を出品しませんか?」とお誘いを頂きました。

本人も乗り気!

展示するだけなので新作を作る必要もなく、プレッシャーもない。

どのぬいぐるみを出品したらいいか、あれこれ考えています。

 

学校が主戦場ではない子たちにとって、自分を表現できる場は大切だと思います。

フリースクールに行ける子ばかりじゃない。

学校に戻れる子ばかりでもない。

本当は自分を表現する場を欲しているのに、そんな場所が見つからずにうつむいてしまっている子はたくさんいると思います。

 

どのような主旨でどの程度の規模の作品展なのかよくわかっていませんが、声を掛けて頂けるだけでありがたい。

他にはどんな作品が並ぶのかしら。

展示を見に行くのも楽しみにしたいと思います。