こんばんは。
最近、気づくと1週間も2週間も時間が勝手に進んでいるような・・・。
11月の1週目はどこに消えたのかしら。
最近の次男の様子
次男は9月末頃からの低空飛行からなかなか脱出することができず、最低飛行高度をフラフラと漂っています。
前回の記事に記録したうつ症状のうち、以下は回復傾向。
- 歯の痛み
- 食欲不振
- ゲーム、創作活動ができない
以下は相変わらずです…。
- ひとりで寝付けない(「ママ寝るまでいて」と小さい子のように毎日寝かしつけ)
- 毎日12~14時間程度の睡眠
- エンドレスなネガティブ思考
- 希死念慮
厄介なのが、エンドレスなネガティブ思考。
特に、目が覚めた直後のベッドの中、眠りにつく前、鬱々とした気持ちを吐き出し続けます。
私は何も言えず、ただ聴いているだけ。
うつ状態は、本人も家族も本当に苦しいです。
次男は児童精神科で処方されているお薬を服用していて、それなりに効果は感じています。
でも、こういう鬱々とした気持ちをパッと取り払ってくれる薬があればいいのに、と切実に思います。
「学校に行きたい」
今朝も9時過ぎに起こしに行くと、私の顔を見たとたんに「疲れた」という次男。
「もう生きることに疲れた」という意味。
鬱々の吐露がはじまり、ベッドから這い出るまでに30分くらいかかります。
朝が来るたびに「疲れた」と聞くはめになる私もまぁまぁ疲れます。
「ぼくだって普通に生きたかった」
「友だちが欲しい」
「学校だって行きたかった」
朝は理想の自分を思い描いて、そうなれない自分と葛藤していることが多い。
今からだってなれる。
義務教育は残すところ半年もないけれど、今からだって遅くはない。
そう言いたいけれど、いつも言葉にするのを躊躇う気持ちが勝つ。
何を言えば良いんでしょうね。
次男はいつも、吐き出すだけ吐き出して、ため息をついて、諦めて、やっとベッドから這い出してきます。
今朝もそこまではいつもと同じ流れでした。
でも、朝ご飯を食べた後のこと。
「ぼく、学校に行きたい」
朝の続きが始まったか・・・と聞いていたら
「行ってみようかな」
「給食って食べられる?」(1年生の時から給食費は支払いを止めています)
「制服は着ないけど、ジャージなら着てもいい」
「環境に慣れたい」
「本当は長男がうらやましい」
「でも、送迎してもらうのだけが心苦しいんだよね」
と、なぜか、とんとんとんと学校に行く流れに。
「シャワー浴びて来るから、先生に電話してくれる?」
朝の鬱々とした思考からどういう流れで気持ちが変化したのか、私にはさっぱり。
どこでどう切り替わったのか・・・。
でも、どうやら本気みたい。
いつも突然な次男。
思い立ったら即行動。
幸いなことに次男は、長男と同様、特別支援学級に籍を置いています。
しかも2つある支援級の教室が現在一部屋使われていないことも知っているので、もしかしたらそこでなら・・・。
電話してみたところ、担任の先生はご不在でしたが、支援級の先生が対応してくださるということだったので、お任せすることにしました。
行動を変える意味
未だ新品同様のジャージを身に着け、私物のバッグにぬいぐるみの材料と裁縫道具を入れて、いざ学校へ。
次男が学校に足を踏み入れるのは2年半ぶり。
前に行ったのは心電図検査で、私も付き添いさっと行ってさっと帰ってきただけ。
今日の私は送迎のみ。
次男はお昼までの1時間、支援級の教室で先生に見守られながらぬいぐるみ作りをしてきました。
対応してくださった先生はとても優しくて、少しお話もできたそうです。
場面緘黙傾向があるかと思われるほど人前で言葉を発することが少ない次男が
「ちゃんと敬語で話せた。カタコトじゃなくて」
担任の先生も休み時間に様子を見に来てくださり、とても喜んでくれたみたい。
「教室のホワイトボードに絵を描いて爪痕を残したかったけど、そんなことを言い出せる余裕はなかった」
「体育館から聞こえる声は小鳥のさえずりくらいに思えば大丈夫だった」
「また行こう(いつかはわからないけど)」
無事に1時間を学校で過ごして帰ってきた次男は、なんとなく満足そう。
うつ状態が続くとなかなか動けなくて、自分の中で自分の価値がどんどん下がっていってしまう次男。
ちょっと嬉しいことがあっても、つらい気持ちでどんどん真っ黒に上塗りされていく。
何も行動できないと、自己肯定感を上げようにも上がりません。
その負のループから抜けるには、結局自分から行動してみるしかない。
学校に行けたことが嬉しいわけではないんです。
行動を変えてみようと思って、行動に移せたことが嬉しい。
行動を変えてみた
できた
がんばれた
怖くなかった
そんな繰り返しをひとつひとつ積み重ねて、もう少し自分の力を信じてみてもいいかも。
と次男が思えるようになったら、そんな嬉しいことはないと思うのです。