ゆっくりいこう ~不登校のその後~

色々な生きづらさを抱える双子(15歳)を育てています。小3~中学の7年間は不登校フルコースを経験し、義務教育を終え、相変わらず生きづらさを抱えつつもそれぞれの道を歩き出しています

義務教育を修了 不登校ふたりっこの軌跡

 

こんにちは。

 

先日、中学校の卒業式を終え、波乱万丈の義務教育を修了しました。

当ブログで双子の成長を見守り続けてくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

今後は“不登校ブログ”ではなくなります。

ブログのタイトルや紹介文、過去記事も追々整理していくつもりです。

 

子どもが不登校になって真っ暗闇に迷い込んでいた私がとあるブログに辿り着き、足元をほんのり照らしてもらえたように、私と双子の経験がいつか誰かの光になるかもしれません。

周囲を明るく照らせるほどの光ではありませんが、そっとここに置いておきます。

 

長男の軌跡

 

小さい頃からマイペースで、でも、自分でこうと決めたら努力を惜しまない長男。

発達検査でかなりの凸凹があることがわかり、自閉スペクトラム症の診断も受けています。

 

小学校3年生のとき、もし次男が不登校になっていなかったら。

長男が不登校になることもなかったのではないかな・・・

と、今でも思うことがあります。

 

不安が強く、新しい環境や集団が苦手。

マルチタスク、急な変更が苦手。

自分の感情や意思を表現するのが苦手。

などなど、生きづらい要素はたくさん持っています。

 

でも、長男には「楽しむ」力がある。

安心できる場所で、安心できる人がいれば、自分らしさを表に出して楽しむことができます。

 

小3から中2にかけては五月雨登校が続き、習い事も全て辞めて、ひたすらに自分と向き合う時間でした。

 

進学の意思はありつつも行動になかなか結び付かずにいた中3の6月。

夢のために通いたい高校を見つけたことをきっかけに、フル登校を始めました。

 

週3~4回、給食のみの登校から、突然のフル登校。

行事への参加も定期テストも、3年生にして初めて。

学校の先生方も親の私も目を丸くするほどの快進撃でした。

特別支援学級の仲間にも交流級のお友だちにも恵まれ、なにより先生方に恵まれ、中学は長男の大切な居場所になりました。

 

卒業式にもらった私宛の手紙には

「ここまで根気強く育ててくれてありがとう

夢に向かって歩く僕を見守って欲しい」

という言葉が。

 

私ほど我が子の大きな飛躍を目の当たりにできた保護者は、周りにはいないかもしれません。

頼もしく成長しました。

そして、これからがとても楽しみ。

 

次男の軌跡

 

赤ちゃんの時から、いわゆる「カンの強い子」だった次男。

察しが良くて周囲の求める言動ができる子。

お友だちの気持ちを慮ってあげられる子。

 

裏を返せば、集団の中で自分らしさを発揮できない子でした。

 

小学校3年生で教室に入れなくなってしまった次男を見た時、心の中ではわかっていた気がします。

「もう限界なんだな」と。

 

学校生活では優等生タイプのように見えていたと思います。

でも、

自分で考えたい

自分のペース、自分のやり方で行動したい

という意思が強い次男は、「みんなと同じ」に甘んじることも、右向け右の雰囲気に迎合することも良しとしませんでした。

 

一方で、学校に行けない自分を否定する気持ちに、ずっとずっと苦しんできました。

湧き上がる希死念慮とも闘ってきました。

 

どうすれば自己否定の気持ちから救いあげられるのだろう。

 

私にもわかりませんでした。

親の力だけではどうにもならなくて。

家族、学校、社会、みんなで受け止めるべき問題なのだと思い知らされました。

 

中3の11月頃からはたまに体育と給食だけ登校するようになり、卒業時の振り返りにこう書いていました。

 

「もっと早く来ていれば・・・」

 

もっと早く学校に行っていれば、長男のように中学が大切な居場所になったかも。

お友だちと一緒に行事や受験を乗り越える喜びを知れたかも。

 

そうかもしれません。

 

でも、自分を押し殺して疲弊しながら学校に通い続けていたら、次男はぬいぐるみ作りを始めることはなかったと思います。

好きなことを極めるという経験をできなかったと思います。

 

次男は進学を選択せず、ぬいぐるみ作家として起業することを選びました。

もちろん、まだまだ駆け出しです。

稼ぎもほんの少し。

それに、いつか高校に行ってみたくなることもあるかもしれません。

 

それならその時に考えればいい。

 

次男の強みは、自分の好きを明確に知っていること。

自分で考えて行動しようとすること。

 

私は、そんな次男も頼もしく思います。

生きることに絶望しないで、未来を見せて欲しい。

 

今、不登校について思うこと

 

私は、残念ながら、今の教育制度では不登校はなくならないと思っています。

 

不登校への理解や支援も広がりつつあるとはいえ、まだまだ世間から見る不登校児は「社会に適応できない子」という認識が根強い。

 

でも、

学校に行けなくなったからといって、絶望しなくていい。

お母さんは自分を責めなくていい。

お子さんも自分を責めなくていい。

恥じなくていい。

 

そんな社会になったらいいと、心から願っています。