ゆっくりいこう ~不登校のその後~

色々な生きづらさを抱える双子(15歳)を育てています。小3~中学の7年間は不登校フルコースを経験し、義務教育を終え、相変わらず生きづらさを抱えつつもそれぞれの道を歩き出しています

児童精神科の医師が替わって変化したこと

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小学校3年生から不登校だった双子は現在16歳。
長男は中3で再登校するようになり、専門科目を学べる高校へ。
次男はぬいぐるみ作家としてゆるゆる活動しながら療養中です。
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前回の更新からすっかりご無沙汰してしまいました。

気づけばもう12月。

日が暮れるのもすっかり早くなり、今年も残すところわずかとなりました。

皆様、お変わりなくお過ごしですか?

 

私はこの数ヵ月、ただただ平穏な暮らしを守ることを最優先に日々を過ごしています。

 

主な理由はこちらの記事の後半部分 ↓

eco-hs-o.hatenablog.com

 

未だ「次男をひとりにしておけない問題」の解決策は見つかっていません。

何度か修羅場と言っても大仰ではないほどの場面もありました。

最近はだいぶ落ち着いているものの、どこか緊張が解けない日々が続いています。

 

一時は毎日の連続性が感じられず、一日一日が点のように感じるほど神経を張り詰めて生活していました。

今日も無事に乗り越えた、と思ってやっと眠りにつくと、朝にはリセットされる。

その繰り返し。

 

それでも、色々なところで手を抜きながら、些細な楽しみを見つけながら、なんとか生活しています。

人間って案外しぶとい.

我ながら感心します。

 

精神科の医師が替わるメリットとデメリット

 

次男は双極性障害と診断されており、投薬とカウンセリングを受けています。

4月に主治医が替わり、年配の超ベテラン感がある女医さんになりました。

我が家にとって今の先生は4人目。(そういう病院なので仕方ない)

 

主治医が替わると、メリットもあればデメリットもあります。

 

【メリット】

治療が功を成していない場合、前任者とは違う視点で新しい糸口を見つけてくれる可能性がある。

 

【デメリット】

ドクターとの関係性を一から構築し直す必要がある。

申し送りがきちんとされていたとしても、通院歴が長ければ長いほど、これまでの治療経過や細かい背景が引き継がれにくい。

 

そして、次男に限っていえば、対人コミュニケーションの苦手さがデメリットに拍車をかけます。

 

4月に2回ほど診察を受けた時には、まったく口を開かず。

その後は診察室に入ることさえ拒否。

とても優しい先生ですが、次男はどことなく溢れる厳格な雰囲気を感じ取ったのだと思います。

診察室に入らないため、関係を構築できるはずもありません。

 

先生はそれも承知の上で、私への聞き取りを丁寧に行ってくださいます。

心理士さんとの週1回のカウンセリングの様子をしっかり共有してくださっているようで、次男の心情を推察するのも的確。

私としては、次男が診察室に入ろうとしない点を差し引いてもメリットを感じられる先生に出逢えたと思っています。

 

新たに下された診断

 

今の先生になって半年以上が経ち、治療方針、アプローチの仕方がだいぶわかってきました。

 

先生が着目しているのは、次男の抱える生きづらさの根本原因はなんなのか?

 

カウンセリングを重ね、紐解いてきた次男の現在と過去から露呈してきたことは、

  • 双極性障害というだけでは説明がつかない頑なさやこだわりがある
  • 感覚過敏(味覚、嗅覚、聴覚、触覚)
  • 対人コミュニケーションの困難さ
  • 極端なゼロヒャク思考
  • 常日頃から気分のムラが大きい
  • 脳内連想ゲーム
  • 思い立ったら即行動に移す等、衝動性の強さ

などなど。

 

心理士さんと対面で着座してカウンセリングを受けることができない点(プレイルームで体を動かしたり、おもちゃを弄んだり、お絵描きしながらカウンセリングを受けています)なども加味し、以下の診断を受けました。

 

 自閉スペクトラム症ASD

 注意欠如・多動症ADHD

 双極性障害

 

先生によると、2年前の記録は「広汎性発達障害」「気分変調症」という診断でした。

 

「広汎性発達障害」は、自閉スペクトラム症を含む発達障害をもう少し包括的に捉えた用語・・・といったところでしょうか。

「気分変調症」とは、持続性抑うつ障害とも言われます。

うつ病」の診断まではいかないものの、抑うつ状態が2年以上続いている状態。

 

「気分変調症」は後に双極性障害とされました。

当時の診断は輪郭をぼんやりと捉える感じだったみたい。

つまり、2年間の観察を経て症状の特徴がより明確になり、解像度が上がって診断名が変わった、ということのようです。

 

16歳になってようやく発達障害と診断された意味

 

次男は不登校が始まった小3の時から児童精神科でお世話になっています。

かれこれ8年以上。

これまで次男が明確にASDADHDと診断されたことはありませんでした。

 

今や発達障害は「ある」「なし」という話ではなく、濃淡が違うだけで誰でも特性は持っているもの、という認識が広がっています。

そのため、何らかの特性があることは感じていました。

もちろん私にも何かしら特性がある。

 

じゃあ、発達障害と診断を受ける人と診断されない人の違いってなに?

 

もちろん医師の見立てによって差があるとは思います。

とはいえ、基本的な判断基準は「困り事として表れているかどうか?」

 

例えば、その特性が

  • 幼少期から持続的なものである
  • 日常生活、仕事、学業、対人関係に大きな影響を与えている
  • 周囲の支援や努力で改善が難しい

という場合に診断に至るとのこと。

 

過去と現在を行ったり来たりしながら頭の中でパズルのピースをあてはめてみると・・・

確かに次男の特性は薄いとは言えない。

16歳の今になるまで発達障害と診断されなかった理由にも、思い当たる節がある。

気づけなくても無理なかったかも・・・とさえ思います。

 

これまで診断に至らなかった理由については、また別途記事にします。

 

今は本人の受容が難しいだろうという先生の判断で、本人への告知はしていません。

双極性障害の治療が最優先であることに変わりはないため、先生と心理士さんと一緒にゆっくりゆっくり考えていく予定。

 

診断名がなんであろうと、次男は次男。

背負っている荷物を少しでも軽く、少しでも持ちやすくする手段を一緒に考えていくことに変わりはありません。

まだまだ道は長そうです。