ゆっくりいこう ~不登校のその後~

色々な生きづらさを抱える双子(15歳)を育てています。小3~中学の7年間は不登校フルコースを経験し、義務教育を終え、相変わらず生きづらさを抱えつつもそれぞれの道を歩き出しています

16歳で発達障害の診断を受けたわけ

✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
小学校3年生から不登校だった双子は現在16歳。
長男は中3で再登校するようになり、専門科目を学べる高校へ。
次男はぬいぐるみ作家としてゆるゆる活動しながら療養中です。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
 
高校生の長男は充実した2学期を駆け抜け、今日から冬休みです。
ところが、なんと最後の3日間はインフルエンザのため欠席。
期末テストも専門コースの課題も無事に終わってからで良かったです。
 
インフルの症状としては極々軽かったと思われます。
ただし、過去に病気不安障害と診断されている長男。
体調が良い時はもう治っているかも? なんて思っていましたが、体調を崩した途端、不安が大暴走。
インフルの症状よりも不安への対処の方が大変でした・・・。
 
皆さまも年末年始に向けて体調管理にお気をつけくださいね。
 
さて、前の記事で次男が今更ながら自閉スペクトラム症ASD)と注意欠如多動性障害(ADHD)の診断を受けたことを書きました。
 
児童精神科の通院歴は現在8年目。
これだけ長く通っていたらもっと早く指摘されそうなものですが、今まで診断には至っていませんでした。
主治医が替わったこと、カウンセリングを続けてきたことで、急に解像度が上がったように色々なことが見えてきた・・・という感覚です。

↓ 前回の記事eco-hs-o.hatenablog.com


 幼少期の次男


発達障害の診断は、成育歴、特に幼少期の行動についてのヒアリングを経て慎重に行われるものです。
次男に関しては、初診時はもちろん、幼少期の様子を話す機会はこれまでにも何度かありました。

正直、次男が「難しい子」であったことは否めません。
赤ちゃんの時からカンが強く、敏感、癇癪もち、わがまま、気分屋、典型的な内弁慶、天の邪鬼、思い立ったら即行動。
これだけ並べ立てると、発達障害を疑われてもおかしくないかもしれません。

一方で、超がつくほど慎重なところもありました。
察しが良く共感力が高い。
感受性、想像力が豊か。
集団行動は苦手ながらも、幼稚園などでは規律を忠実に守って行動するタイプ。
 
よくASDの特徴として挙げられる
「相手の気持ちを察するのが苦手」
「常同的な行動を繰り返す」
「イマジネーションが弱い」
などに当てはまるとは感じませんでした。
 
さらに、家で発揮する自由奔放さは外では完全に封印。
「借りてきた猫」や「内弁慶」という言葉がぴったり。
多動や不注意を指摘されるようなことは一度もなかったと記憶しています。
 

双子の難しさがここでも

 
8年も児童精神科に通っていながらこれまで診断がつかなかったのは、
一般的な特徴に当てはまる点が少なかった(又は見えにくかった)
というのが大きな要因のひとつだと思います。
 
ただし、我が家の場合は「発達障害かも?」という疑いを私の中から打ち消していた大きな要因がもうひとつ。
それは長男の存在です。
 
彼らは双子として生まれ、赤ちゃんの時からずっと一緒に育ってきました。
比較するつもりはなくても、同い年の子を同時に育てていたら比較しないことの方が難しい。
 
長男は多動的で注意力散漫。
外でもよくしゃべり、人懐っこい。
交友関係は深く狭く(なんなら興味のない相手は名前も覚えない)
こうと決めたら頑として諦めないこだわりの強さがある。
とことんマイペース。
(数年前にASDは診断済。ADHDはグレー)
 
一方、次男は人見知りでおとなしい。
集団への適応も良好。
誰とでも仲良くつきあえるタイプ(のように見えていた。不登校になる前は)
真面目な「いい子」
 
これらはあくまでも2人を相対的に見た私目線の捉え方。
相対的に見ると、次男はおとなしくて集団への適応に問題を感じることもなかったため、前述のような「難しい子」の部分にフォーカスすることが少なかったのかもしれません。
 
今思えば、集団生活の中での次男は過剰適応そのもの。
本当は強い衝動があったにもかかわらず、必死で自分を抑えていた。
がんばってがんばってがんばって、周りに合わせていた。
その結果、心が疲弊しきってしまったのかもしれません。
 
というように、色々と振り返ってパズルのピースをはめていくと、納得することばかり。
これまで診断に至らなかったことも納得です。
 

今後の治療方針

 
発達障害は「治す」ものでも「治る」ものでもありません。
自分の特性とどう付き合っていくか探るしかない。
発達特性を自認することが最初の糸口です。
 
ですが、主治医の判断により、本人への告知は先送りにすることになりました。
 
次男の場合、双極性障害の治療が最優先。
今の不安定な状態で「発達障害があります」と言われても、良い方向には働かないだろうという判断です。
まずは投薬と週一のカウンセリングで、双極性障害の大きな気分の波を緩やかにしていく、という方針のようです。
 
以前は私が同席していなければ受けられなかったカウンセリングも、開始から1年経って、最近ではひとりで受けられるようになりました。
もちろん私は何を話しているかは知りません。
でも、きっと自分を知るための時間として次男の中に蓄積していく何かがあるはず。
 
「ゆっくりいこう」というこのブログのタイトル通り、焦ってどうにかなるものでもありません。
一歩一歩、歩みを進めていこうと思います。