ゆっくりいこう ~不登校のその後~

色々な生きづらさを抱える双子(15歳)を育てています。小3~中学の7年間は不登校フルコースを経験し、義務教育を終え、相変わらず生きづらさを抱えつつもそれぞれの道を歩き出しています

双極性障害 服薬拒否

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小学校3年生から不登校だった双子は現在16歳。
長男は中3で再登校するようになり、専門科目を学べる高校へ。
次男はぬいぐるみ作家としてゆるゆる活動しながら療養中です。
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気づけば2月ももう半ば。

今年に入ってからブログの更新を一度もしていませんでした。

日々の生活を回すのに精いっぱいで、正直、文章を書く気力が不足気味です。

 

長男は相変わらずマイペースに高校生活を送っています。

今は学年末試験に向けて勉強中(?)

家ではお友だちと通話しながら勉強していることもあるようで、果たして勉強になっているのかはわかりませんが、楽しそうでなによりです。

 

次男は調子が良いとは言えません。

それでもぬいぐるみを作ったり、絵を描いたり、マイクラで遊んだり、できることをぼちぼちやっている感じ。

心理士さんとのカウンセリングが毎週の楽しみになりつつあるようです。

 

服薬拒否中・・・

 

次男は双極性障害(+ASDADHD)の診断を受けています。

 

児童精神科の通院歴は約8年。

今は投薬治療と週1回のカウンセリングを受けています。

 

ですが、今のところ治療が上手くいっているとは言い難い状態。

繰り返し襲ってくる鬱状態、軽躁状態、そして、とても不安定な混合状態をどうにかこうにかやり過ごしながら、日々暮らしています。

希死念慮自傷衝動が強まることもあり、家族も気を抜けません。

 

次男が服用しているお薬は、気分の波を抑える薬。

躁状態にも鬱状態にも効果的で、双極症治療の第一選択として使われるお薬を処方されています。

 

ところが、ここ最近の次男は服薬を拒否しています。

 

気分の波を抑える薬を飲まずにいるとどうなるか?

おそらく、気分の波が大きく乱れる可能性が高くなります。

しかも、予測しにくい形で。

今は鬱症状が強い時期でもあり、本人もかなりしんどそう。

 

親の想いとしては、できるだけ平穏に、安定した生活を送るために、服薬は続けて欲しいです。

不安定な次男を受け止め続けるのは家族もしんどい。

 

でも、服薬拒否には次男なりの理由が色々ある様子。

説得したり言いくるめたりして、無理に飲ませれば良いという話ではなさそう。

 

服薬拒否の理由

 

次男の言葉をそのまま引用すると、

「飲みたくない」ではなくて「飲めない」

「不味いし、のどにひっかかる感じがする」

 

処方されているお薬は錠剤で朝晩3錠ずつ。

これまで毎日飲めていたのに、なぜ急に「飲めない」になるのでしょう。

物理的には飲めないはずがありません。

先日まで飲んでいたよね? という言葉が喉から出そうになります。

 

でも、そうではなくて。

最近までは長期間に渡り「相当我慢して飲んでいた」ということのようです。

もちろん、その我慢を続けなければ治療にならず、結果的に苦しむのは自分です。

それは本人もわかっている。

 

それでも「飲めない」のは、薬に対する心理的な抵抗感がとても強くなっているから。

 

・我慢して薬を飲んでいても症状が良くならない

・気分の波をコントロールされている気がしてしまう

・自分らしさを奪われる気がしてしまう

・一生薬を飲み続けなければならないことを悲観的に感じる

 

その結果、身体に異物を入れるような感覚が生じて「飲めない」に繋がっているようです。

わがままでも反抗心でもなく、苦痛、なのでしょうね。

 

これって、学校に行かなければいけないのはわかっているけれど「行けない」という、不登校の構造によく似ています。

 

不登校の双子を長年見てきた私がひとつだけ言えることは、

無理に飲ませること、説得することが最適解ではない、ということ。

 

服薬拒否への対応

 

服薬拒否について、まず相談したのは主治医と心理士さん。

心理士さんには絶大な信頼を寄せている次男(寄せすぎな気もするけれど、それはまた別の機会に)

1時間のカウンセリング後には「僕、お薬飲む。飲んだら褒めて」と自分の口で語ってくれました。

 

心理士さんには守秘義務があるので、どんな話をしたのかは親の私にもわかりません。

頑なな次男を1時間で解きほぐした心理士さんの手腕、すごい。

 

その後、宣言通り服薬再開。

でも、続いたのは3日間でした。

 

「やっぱり飲めない。飲まない」

 

幸い、次男は薬を飲まなかったことを自己申告します。

隠れて薬を捨てたり、「飲んだ」と嘘をついたりもしません。

そして、「飲めない」理由についても言語化、共有できています。

 

双極性障害は服薬を止めたことによって、即座に命に関わる病気ではありません。

症状の波に苦しむことにはなっても、それだけといえばそれだけ。

 

こうなったら、親としてできるのは「飲めない」を受け止めるだけです。

一度感じてしまった抵抗感を簡単に払拭できないのも理解できる。

無理に説得するよりも、本人の納得感や、「飲めない」と正直に申告してくれている今の関係性を大事にした方が良い気がします。

 

主治医や心理士さんと相談しながら、落としどころを探っていく。

そういう積み重ねによって、病気を受容して寛解を目指していくのが精神科の治療なのでしょうね。

まだまだ道は長いです。