ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校からの脱却を目指す長男

こんばんは。

 

夏休みが近づいてきましたね。

皆さん、何かご予定はありますか?

 

我が家には来週、私の母と姉と姪っ子が遊びに来る予定です。

遊ぶといっても外は酷暑。

母は足が悪いため、長時間連れまわすわけにもいきません。

そして、人混みには行けない次男のことも考えるとお出かけは難しいかな・ ・・。

楽しく過ごせる方法を考え中です。

 

フル登校

 

長男の五月雨登校が始まったのは小学校3年生の時です。

きっかけは次男が学校に行けなくなったこと。

文字通り、引きずられるように登校渋りが始まりました。

 

それから別室登校を経て支援級へ。

授業は小3から受けていないし、家庭学習も小5で止まっていまし た。

中学に入ってからは、週に3~4回給食を食べに行くだけの部分登校がデフォルト。

次男のように全く学校に足が向かないわけではないものの、定義上の不登校に該当します。

 

そして現在、中学3年生。

進路も見据えて1学期のスタートからエンジンを温めてきたわけですが、なんと、この2週間は毎日フル登校をしています。

しかも、支援級のクラスメイトと一緒にすべての授業に出席し、修学旅行関連のグループワークがあれば交流級へ行き、ずっとそうしていたかのように学校生活を送っています。

(車で送迎だけは続けています)

 

びっくり。

 

私も夫も長男の大躍進に驚いていますが、一番驚いているのは本人かもしれません。

支援級の先生も教科担当の先生方も、 相当驚いていらっしゃると思います。

 

不登校からの脱却

 

何をもって不登校の解決というのか、私も過去の記事で言及したことがあります。

そもそも「解決」すべき「問題」 と捉えることが間違っているのかも。

 

我が家の次男がそうしているように、家で過ごすのも選択肢のひとつ。

学校に行くことが不登校の解決とは思っていません。

 

不登校からの再登校って幾重にも高い壁を乗り越えなきゃいけない。

学校に行けたら行けたで、親の心配は尽きません。

 

お友達に受け入れてもらえるか

授業についていけるのか

頑張りすぎていないか

明日も行けるのか

また行けなくなって傷つくのではないか

 

そんな心配があったら、再登校できても不登校が解決したとは言えませんね・・・。

息を呑んで綱渡りを見守っているようなもの。

必要以上に口を出したくなるし、落下ダメージを少しでも軽くするためにクッションを敷き詰めない と!と、過度な緊張が続いている状態。

 

ところが、今の長男にはそんな危うさがありません。

不思議なことに、私にも心配や緊張がありません。

 

なんでだろ。

 

恐らくですが、長男自身が本気で不登校から脱却したいと思っているから。

変わりたいという想いをひしひしと感じます。

 

かと言ってね、夏休み明けにどうなるかはわかりません。

また行けなくなることだって十分に考えられます。

 

ただ、その気になればできることが本人もわかって、やってみたら楽しいこともわかって。

顔つきが違います。

それだけで大きな前進だと思います。
 

五月雨登校と進路 難しい選択

 

こんばんは。

 

とても暑い1日でしたね。

eco家の地域では、今日は午前中から30℃超。

熱中症警戒アラートも発令されました。

明日は危険な暑さになる地域がさらに広がるとか。

 

この暑さの中、羽化したセミは見かけるものの、鳴く気力もないようで。

少し前はお庭によく来ていた鳥さんたちも日陰で休んでいるのか、日中は全く見かけません。

人間も活動する時間や場所を見直さないといけないかもしれませんね。

 

急降下×親離れ?

 

しばらく調子の良い状態が続いていた次男ですが、急降下してしまいました。

10日ほど前からかな。

どうにもこうにもテンションが上がらないようです。

 

朝起きて、お風呂に入るというルーティンは続けられています。

規則正しく眠り、出されたものを食べるくらいの食欲はある。

 

ただ、しゃべりたくない。

家族とさえコミュニケーションをとる気が起きない。

笑う元気がない、という感じ。

 

ぬいぐるみ作りはちょっと無理してやっているように見えます。

最近はアナログで描くことが多かった絵も、思うように上手く描けない様子。

好きなことを楽しめないのはしんどいですね。

少しぼーっとする時間が必要かもしれません。

 

そして、急激に思春期がやってきたと思えなくもないような、ちょっとした距離を感じます。

おそらく私と次男にしか認識できない程度の小さな違和感だけど。

 

今まで親子の距離が近めだったこともあって、私の本音としてはすごく寂しい。

でも、次男なりに親離れの準備を始めているのかもしれません。

干渉せずにそっと見守ろうと思います。

 

難しい選択

 

一方の長男は上り調子。

2年間、支援級の子たちとさえほとんど関わることなく、週に2~4回給食を食べに行くだけだった子が、急激に伸びだしました。

 

週5日間、「もちろん行くよ。当たり前でしょ?」と言いたげな顔で登校。

以前は出席率が明らかに低かった週明けでも、渋る気配すら見せません。

 

学校で過ごす時間もだんだん長くなっています。

今日は2時間目から6時間目まで。

明日はなんとフル登校だそうです。

 

支援級の1~3年生まで、計5~6人程度の小規模な集団の授業にも参加しています。

内容を理解できているかはともかく、まぁまぁ楽しそう。

 

そんな長男は、現在、2つの志望校で頭を悩ませています。

 

一方はサポートが手厚く、自分のペースを大事にできる学校。

今の長男の状態に合っていて、それほど高い壁を感じることなく馴染めそうな環境。

 

もう一方は色々と壁はあるものの、長男の夢に大きく一歩近づける学校です。

専門分野の勉強が魅力的。

ただし、現状を考えると壁は高く、しかも幾重にも立ちはだかっています。

(週5日フル登校が基本、大人数での一斉授業、通学手段など・・・)

 

長男の心は専門分野の勉強にとても惹かれている様子。

ハードルが高いにも関わらず興味を示しているということは、行きたいのでしょうね。

 

ただ、通常の中学校生活から外れて過ごしてきた自分に、自信が持てずにいます。

覚悟を決めきれずにいます。

高校に入ればみんなスタート地点は一緒・・・と言っても、そのスタート地点に並ぶために周りの子よりも大きな一歩を踏み出さないといけない。

難しい選択ですね。

 

今必要なのは、きっと、とことん悩むこと。

長男自身もよくわかっているようです。

悩んで悩んで、どこまで自分が頑張れるか見極めて決めたことであれば、後悔しないと思います。

 

覚悟も強いものになる。

 

悩んでいる今が、とても貴重な時間だと思えます。

 

 

長男の快進撃?

 こんばんは。

 

またまた前回の投稿から時間が空いてしまいました。

ブログでアウトプットすると頭が整理できることはわかっているの だけど、つい後回しになってしまいます。

 

eco家地方は今日ようやく梅雨入りした模様。

平年より2週間遅い梅雨入りだそうです。

梅雨入りが遅かった分、短期間でたくさん雨が降りそう。

梅雨も鬱陶しいけれど、梅雨明けは今年も猛暑が待っていると思うとちょっと憂鬱。

例年と同様、eco家の庭が草むらになってきました・・・。

 

ここ最近の次男の様子

 

早寝早起きがだいぶ続いています。

もうかれこれ2週間は続いているでしょうか。

 

朝、6時過ぎに自分で起きてきて、シャワーを浴びる。

朝ご飯を食べ、YouTubeかHuluを見ながらぬいぐるみ製作を始める。

たまにちょっと甘いものを食べたりぬいぐるみとしゃべったりしな がら。

チクチクチクチク。

夕方、私が仕事を終える頃に次男も店じまい。

そこからはお絵描きしたりゲームをしたり。

 

PCの不調でできなくなっていたマイクラが最近できるようになり、それも楽しみのひとつ。

イクラができるようになったからといってゲーム三昧にならない ところは成長したなぁと思います。

 

夜も21時頃にはあくびが出始め、22時半には夢の中。

なんて規則正しい生活!

本人曰く「早く起きられると自分エライって思えるから早く寝る」 そうです。

 

調子が悪かった時。

毎朝「嫌な夢を見た」から始まり、ベッドから出るまで私が30分 ~1時間も話を聞いてあげていました。

気づけばもうお昼前、というのもザラでした。

「半日無駄にした・・・」という自己嫌悪から一日が始まり、お風呂も毎日は入れていませんでした。

 

メンタル的には元気いっぱいとはいえませんが、 次男自身も最近の自分の変化を感じているようです。

安定した状態が続きますように。

 

長男の快進撃?

 

5月末の体育大会参加を境に、最近とても頑張っている長男。

 

・修学旅行の説明会に参加( 体育館の一番後ろで説明を聞きました)

・修学旅行への参加表明&卒アル個人写真の不掲載を撤回

通信制高校A、Bの個別相談へ

・支援級にて体育(バレーボール、バスケットボール)、家庭科( 調理実習)の授業に参加

・修学旅行のグループ決め参加

・専修高等学校の個別相談へ

・支援級にて英語(内容はもちろんさっぱりわからない)と理科の授業に参加

 

集団での活動に対する抵抗感が少し薄くなっているような。

小学校3年生から登校渋り、別室登校、支援級へ転籍、部分登校と、わき道を歩んできた長男にとってはものすごい成長です。

 

今も部分登校であることに変わりはありません。

でも、ただ漫然と(本人的には精一杯なのでしょうが) 給食を食べに行って先生とマンツーマンで過ごす日々とは天と地ほ どの差があります。

 

通信制高校&専修高等学校の個別相談へ

 

進路のことになると気が進まない・・・というのは、決してうちの子だけではないと思います。

でもね、今向き合わないと、ということは本人もよくわかっているようで。

「行きたいわけじゃない。でも頑張るよ」

個別相談に行く時には、私に言っているのか、 自分に言い聞かせているのかわからない言葉で気持ちを奮い立たせています。

 

大勢が集まるオープンキャンパスにいきなり行くとなると足がすくんでしまう長男には、 個別相談という形で見学させて頂くのが正解だったみたい。

 

進学先の候補は3校。

全て足を運んで話を聞くことができました。

対応して下さった先生と言葉を交わすこともでき、 高校生活のことを知ろうという意思は感じました。

 

あとは長男が選択するだけ。

どこもそれぞれ魅力的だし楽しそうな学校。

長男が「ここで頑張りたい」と思える学校を選んで欲しいと思います。

今、きっと迷いに迷っているはず。

自分で選べるって素敵。

迷えるって幸せなことですね。 

自信がつくと意欲が湧いてくる

こんばんは。

 

6月に入り、そこかしこであじさいが咲いていますね。

梅雨入りするのはいつかな?

 

今月は以前から楽しみにしていた予定があります。

それは次男とのお出かけ♪

今週末に公開される映画『ぼっち・ざ・ろっく!』 を観に行きます。

 

最近の次男は早寝早起き、起きたら毎日シャワーを浴びて、ご飯を食べて、規則正しい生活ができています。

私が仕事の日は私の実働時間とほぼ同じように、隣でぬいぐるみを作っています。

外に出るのは週に数回、庭に出る程度。

ひきこもり度合いは変わらずですが、調子は悪くなさそうです(すごく良いわけでもないけど、これくらいが丁度良いのかも)

 

今回の映画を楽しみにしていた次男は「長男は誘いたくない」とのこと。

要するに自分のペースを乱されたくないのでしょうね。

長男も理解して遠慮してくれたので、2人で楽しんでこようと思い ます。

 

中学最初で最後の体育大会

 

今週月曜日、予定していた通り長男は体育大会に参加してきました。

出場は綱引きのみ。

 

先週あった予選に続き、交流級の子たちに混ざっての活動。

以前の長男はこういう時、車から降りられなくなったり、直前で足がすくんで動けなったりしていました。

でも、最近の長男はそんな心配を感じさせない頼もしさが出てきた気がし ます。

 

中学の3年間一度も見ることはないと思っていた体育大会。

つい先日まで開催日も把握していなかったので、仕事の休みも取っていませんでした。

でも、せっかくの長男の雄姿を見逃すなんてもったいない。

仕事は珍しく立て込んでいたけれど、なんとか都合をつけて応援に行ってきました。

 

みんなと同じことができるのは当たり前じゃない

 

中学の体育大会はクラスごとに4色に分かれ、お揃いのカラーTシャツを着ます。

もちろん長男も交流級のカラーTシャツを着て参加。

 

なんだかね、すごく不思議でした。

 

長男がみんなと同じ格好をして、同じ活動をしている。

他チームを応援したり、円陣を組んだり、クラスの子と一緒に場所移動したり。

ごくごく普通にクラスに馴染んでいる。

その他大勢の子たちと同じことをしている。

 

中学生の活動としては当たり前のことが、とても新鮮に感じました。

 

長男は小学校3年生で登校渋りが始まり、別室登校、五月雨登校、支援級へ転籍となってから、交流級の活動にはほとんど参加していません。

小学校の修学旅行には行ったけれど支援級単位で動いていたので、交流というほどの交流はないまま。

それでも急に参加した体育大会で温かく受け入れてもらえて、 待ち時間にはずっと話しかけてくれている子もいて。

 

それを遠くから眺めているだけで嬉しかったなぁ。

 

綱引きは僅差で勝利!!

わぁっっっと歓声に包まれた青いTシャツの集団の中に、 ちゃんと長男もいました。

 

みんなと行動を共にするのって安心だけど、しんどいこともある。

同じことをするのが簡単だと感じる子もいる一方で、 苦痛に感じる子もいる。

どちらが良い悪いの問題ではないですよね。

 

みんなと同じことができるって、決して当たり前ではないんだよな~・・・と、しみじみ。

今回のような経験はひとりでは決して味わうことができなかったと 思います。

集団で何かを成し遂げる楽しさを感じられたんじゃないかな。

 

思い出、自信、意欲

 

長男のクラスは綱引きで1位をとり、他の競技でもみんなの健闘が実を結んで体育大会の総合優勝を果たしたそうです(もう1つ同点のチームがあったけど)

 

長男「ぼくが参加しなかったら綱引きで1位にならなかったかも。そうしたら総合も同点優勝できなかったね」

自分がクラスに貢献できたかもしれない! というのがとても嬉しそうな長男でした。

 

体育大会への参加は、中学校での数少ない思い出のひとつになるでしょうね。

そして今回の何よりの収穫は「自信」

長男の頑張りに比例して、大きな自信を得られたように思います。

 

それを証拠に、どうやら修学旅行にも行きたいという意欲が膨らんでいる様子。

少し前は「どうしようかな・・・」だったのが、「 行ってみようかな」になっています。

 

明日は修学旅行の説明会。

 説明を聞いたら「行きたい」になるかしら。

降って湧いたチャンス

こんばんは。

 

ぼーっと過ごしていたら、なんと明日からもう6月。

まもなく梅雨もやってきますね。

 

私は梅雨の時季が苦手。

年を重ねるごとに、湿度変化への感度が上がっている気がします( それを老化と言うのかしら)

そもそも昔から「梅雨だる」なんて言葉もあるくらいです。

日照時間が少ない、低気圧が多い、さらに暑さと湿気で不快指数上昇。

梅雨休みがあったらいいのに。

この夏も暑くなりそうなので、エアコンと除湿器を駆使してなんとか乗り切ろうと思います。

 

降って湧いたチャンス

 

きっかけは親同士の何気ないおしゃべりでした。

月に一度不登校ママ友とおしゃべりするランチ会。

最近は双子の幼馴染みでもある双子友だちのお母さんも加わり、3 人で開催しています。

 

双子ママ友「今年は体育大会で綱引きやるんだって。でも、〇組、 戦力が足りないらしい。うちの子が、 長男くんが入ってくれたらな~って言ってたよ」

eco「綱引きって団体競技だしハードル高いね。どうかなぁ。 聞いてみるよ」

 

〇組とはうちの双子の交流級となっているクラスです。

長男も次男も支援級在籍ですが、制度上、 通常級にも名を連ねています。

希望すればそのクラスの活動に参加することができて、一緒に授業も受けられる。

それが交流級。

 

支援級の子の中には、一部の授業は交流級で受けるというお子さんもいらっしゃいます。

でも、完全不登校の次男はもちろん、部分登校をしている長男も交流級に入っていったことがありません 。

不登校歴が長く学習の遅れもあって、不安が強く集団行動が苦手な長男にとっては、交流級に混ざって活動するには厚い壁がありました。

 

だから双子ママさんも私も、まぁダメもとで! 期待はしないけど! と、お互いに理解したうえでの「こうなったら素敵だね」 という会話。

 

ところが、長男にその話を伝えてみたところ、

「そうなの? 行ってみようかな。でも、ぼくで戦力になるのかな・・・」

と、意外な答え。

 

綱引きに興味があったのか

幼馴染みの双子友だちの言葉だから心が動いたのか

中学最後の体育大会、少しくらい参加してみようと思ったのか

理由はわかりません。

 

でも、これは今まで全く興味を示すことすらなかった交流級に一歩踏み込 んでみるチャンス。

2学期の修学旅行に参加するかどうかにおいても、自信をつけるチャンス。

支援級の先生も喜んで段取りをしてくださいました。

 

はじめての交流

 

綱引きは色別対抗戦。

予行練習で予選を行い、体育大会当日は決勝戦と3位決定戦を行うそうです。

 

今週木曜日、無事予選に参加してきました。

 

普段は支援級でほぼ先生とマンツーマンで過ごしている長男。

学年全員が集まっている場に加わるのは、相当ドキドキしたと思います。

でも、交流級のみんなが温かく迎え入れてくれて、 最初の緊張がほぐれてからはとても楽しめたみたい。

支援級の先生も近くで見守ってくれていたそうです。

 

意外なことに、長男は綱引き自体が生まれて初めての経験。

綱の真ん中に近い方から身長の高い順に並び、綱の持ち方も教えてもらったそうです。

 

予選では見事に勝利。

体育大会当日の決勝戦進出を決めました。

そしてクラスのみんなとハイタッチ!!

声をかけてくれる子も何人もいたようで、とても嬉しそうでした。

 

一歩踏み出す前の不安は人一倍強い。

でも、勇気を出して踏み込んでみたら楽しかった! という経験は、今の長男にとてもとても価値のあることです。

 

体育大会は来週の月曜日(今日が雨で延期になりました)

長男は朝から行ってみんなを応援し、綱引きのみ参加予定です。

私も綱引きだけ見に行こうと思っています。

一種目だけとはいえ、まさか中学最後の年に体育大会を見に行くことになるとは。

 

ほんの小さなことが不登校のきっかけになってしまうこともある。

でも、一歩踏み出すきっかけも思いがけない小さなことだったりする、 という気がします。
 

長男と児童精神科へ…と、近況

こんばんは。

 

お久しぶりの更新となってしまいました。

気づけばもうお庭のあじさいが咲き始めています。

 

新学期は毎度スロースタートの長男。

GWを過ぎてようやくエンジンがかかったのか、 今週は月曜日から給食登校しています。

家に帰ってからは漢字のプリントと数学の勉強も。

 

その気になったら自分で「これをやる」と課して完遂する力はあるのだけど。

スロースタートに関しては今後の課題ですね。

 

次男も落ち着いて過ごせています。

一時のハイテンションは収まり、かと言って落ち込むでもなく。

低空飛行でそれなりに安定している・・・といったところ。

 

規則正しく朝6時頃自分で起きてきて、夜は10時から11時にお やすみなさい。

最近は怖い夢も見ずに眠れているようです。

日中はぬいぐるみ作り、お絵描き、ゲーム、YouTube

これだけできればまぁまぁいい感じです。

 

長男と児童精神科へ

 

6年前から通っている児童精神科。

最近は1~2カ月おきに診察を受け、お薬の処方をしてもらっています。

いつもは私がひとりで受診して子どもたちの様子を伝えるだけですが、今回は長男が珍しくついてきました。

 

長男が前に児童精神科に足を運んだのは、確か1年以上も前。

この1年でぐんぐん背が伸び、急に大きくなって現れた長男に先生もびっくりでした。

「大きくなったね!」

 

私がびっくりしたのは長男が先生としっかり会話ができていたこと。

最近の自分の様子もちゃんと言語化し、「ぼちぼち頑張っている」 と話していました。

 

先生から「次男くんとはどう?」と聞かれ、長男目線で次男のことも語ってくれました。

 

普段の受診で伝えている子どもたちの様子は、基本的に私目線。

いつもはそれによって先生がお薬の調整を提案してくれるわけです 。

でも実は、私目線だけで判断して良いものか・・・? という疑問もあって。

次男の様子を長男の言葉で伝えてくれて、とても良い機会になりました。

 

私のひとり時間

 

週末、朝から家事をさくさく片付けて、晩御飯の下拵えもして、とある場所に行くために時間を作りました。

 

「とある場所」とは、ずっと行ってみたかったブックカフェ♪

お茶や軽食もいただける私設図書館です。

 

公立の図書館とは違い飲食OK、おしゃべりもOK。

1度に4冊まで、1カ月間の貸出しもされています。

 

私設なのでもちろん蔵書数は公立図書館には及びません。

でも、店長さんのセレクトが興味深かったり、 公立図書館では予約〇〇人待ちという本が普通に置いてあったり、店内を見ているだけでワクワク♪

店長さんのセレクトと言っても決して偏りがあるわけではなく、本屋さんを凝縮した感じ。

色々なジャンルの本が満遍なく置いてあって、今まで手に取らなかったような本にも手が伸びやすかったです。

 

店内ではおしゃべりもOKだけど、とても静かでした。

みんな本を読みに来ているからね。

私が行った時には3~4人しかいなかったお客さんが、 本に集中している間に満席になっていたのにも気づかなかったくらい。

 

アイスコーヒーを飲みながら気になった本を数冊パラパラ読みして、読みたかった小説を途中まで読み、さらに借りる本を選んで。

2時間弱、充実した時間を過ごすことができました。

白いおひげの店長さんもとても物腰の柔らかい方で。

すっかりブックカフェの虜です。

返却という口実もあることだし、毎月恒例にしてしまおう♪ と企んでいます。
 

小さな棘が何倍にもなってしまう

こんばんは。

 

今日は空気がひんやりしていて、ちょっと肌寒さを感じるほどでした。

近年、もう今の時季は暑さを感じることの方が多かった気がしませんか?

5月の半ばってこんな感じだったっけ?

 

長男は昨日登校して、今日はお休み。

最近は数学の勉強を頑張っています。

 

去年の今頃はまだ小学校4年生の内容を勉強していました。

今は中学1年生の一次方程式終盤。

ひとりで勉強できる日も増えてきました。

新しい単元や理解の難しいところは、私が教えています。

 

自分で自分のペースを作れるのは、長男の良いところだな♪

 

ほんの小さな棘が何倍にもなってしまう

 

GW中のことです。

ほんの些細なことで次男とぶつかってしまいました。

 

私が揚げ物をしている最中、PCの調子が悪くてイライラをぶつけてきた次男。

手が離せない状況だったこともあって、つい雑な返しをしてしまいました(そこは大反省)

 

声のトーンや表情で相手の気持ちを察することに長けている次男は 、

あ、今面倒くさいって思われた

ママ、イライラしてる

・・・と瞬時に思ったのでしょう。

 

その読み通りではあったのだけど、次男の思考は既に暴走を始めていました。

受け入れてもらえなかった

僕なんて邪魔な存在なんだ

無言で2階の自分の部屋へ行ってしまいました。

 

あ~・・・やっちゃった、と思いながら次男のもとへ。

彼は部屋から出てベランダの隅っこにしゃがみこみ、うずくまっていました。

 

静かな声で何度も言葉をかけて、ようやく部屋の中へ。

その時の次男の顔色といったら。

あまりに蒼白で、流血しているのではとびっくりしました。

幸い流血まではしていなかったものの、腕には激しく何度も噛んだであろう痕が。

パッと見、外傷はありません。

でも、広範囲にわたって赤黒く内出血していました。

 

次男は過去にも何度か自傷行為を繰り返しています。

腕を噛む、鼻血が出るほど自分を殴るなど。

命に関わるほどではないけれど、自分を傷つける行為には違いありません。

 

たぶん次男にとって、私の言葉はとても重い。

良い時も悪い時も。

 

たった一片の火花が大きな炎になるみたいに。

ほんの小さなささくれみたいな棘が鋭い刃になるみたいに。

 

それくらい私に対する精神的依存が強い。

どうしたらいいんだろう。

 

もう私はかける言葉が見つからなくて。

ただただ抱きしめることしかできませんでした。

 

自傷行為を繰り返す子って、命を絶とうとしているわけではないんです。

かまってちゃんでも、ただのアピールでもない。

自分の心で受け止めきれない痛みを、身体の痛みでなんとか受け止めようとしているのだと思う。

ある意味、乗り越えるための手段なのだと思います。

 

でも、その気持ちが増幅してしまったら突発的に、 ということだってある。

 

たまにね、普段はどうにか支えていられる荷物の重さがずんと増したような気持ちになります。

ひとりで抱えるには重すぎる。

誰かに助けを求めたくなります。

 

長男の想い

 

私と次男は秒で発火するけれど、鎮火も早いです。

次男は辛かった気持ちの言語化がちゃんとできるので、それをまるっと受け止める。

あとは心を労わる気持ちで傷の手当てをします。

 

次男の自傷を見慣れている長男も、今回はさすがにびっくりしたようです。

珍しく次男に話をしていました。

 

「あのね、次男が自分を傷つけてしまうのはママだけじゃなくて、僕もパパも悲しいよ。いつもケンカばっかりだけど、僕だって心配してる。次男に生きていて欲しいし。なんだかんだ言って大好きだからね」

 

横にいた私も、涙が出ました。

でも、ちょっと笑っちゃった。

 

普段なにかと正論で次男を言い負かす長男が、とても真摯な言葉で想いを伝えてくれて、とても頼もしく思ったんです。

長男、かっこいいよ。

 

照れ臭そうにしながらも、素直に「うん」とうなずく次男。

心に響いたと思います。

 

長男に重い荷物を背負わせるつもりはさらさらありません。

長男だって自分の人生を生きるのに精いっぱいだから。

でも、たまに手を貸してくれるのがとても心強いです。