ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男のひとり歩き

こんばんは。

 

来週は私の両親と姉、姪っ子が遊びに来ます。

祖父母との久しぶりの再会を楽しみにしている双子。

私も楽しみ。

 

次男はおばあちゃんのためにワンちゃんのぬいぐるみを作りました。


可愛く出来た~。

着実に腕を上げています。

期限つきでの製作はちょっぴりプレッシャーだったようですが、スイッチが入ればあっという間でした。

 

長男にはパンを焼いてもらう予定。

何を作るかは長男に任せるよと伝えたら、塩パンとチョコパンを作ってくれるとのこと。

がんばれ~。

 

不登校になって出来なくなったこと

 

我が家の双子はひとりで出歩くことが滅多にありません。

長男が学校に行くときは車で送迎だし、田舎なのでその他のお出掛けもほぼ車。

 

不登校になる前は出来ていたのに出来なくなった、やらなくなってしまったことのひとつが、ひとりでの外出です。

 

学校に通っていた頃は、登下校時にひとりということももちろんありました。

でも、双子の生活パターンはほとんど一緒。

登下校ではひとりになることの方が珍しかったかも。

家の隣のスーパー、近所の祖母の家、公園くらいは、ひとりで行く機会がそれなりにありました。

 

学校に行けなくなると幼児退行が顕著になり、生活のあらゆるところに影響が出ました。

 

分離不安が強く、ひとりで外出できない

ひとりで眠れない

何かしたいことがある時に、必ず確認を取る(おやつ食べていい?など)

自分で判断できない

不安な気持ちを頻繁に口にする

「ママ大好き」と、私の気持ちを確かめるように何度も言う

などなど。

 

このうちのいくつかは今も続いていて、不安障害と診断されています。

特に次男は対人不安も強いため、家の周辺であってもひとりで出歩くことがありません。

 

そんな次男が、先日ふと思い立って、家の周囲を散歩してきたそうです。

 

次男のひとり歩き

 

天気が良くて春らしい陽気だったその日、私はご近所さんのお宅に伺っていました(来年度の地区の班長を急遽引き受けることになってしまい…)

暇だった次男は、庭に出て私の帰りを待っていたそうです。

 

そもそも普段は近所の方に見られるのもイヤと言う子です。

ひとりで庭に出ているだけでも珍しい。

 

何を思って行動に出たのかわかりません。

でも、良い天気で、春休みということもあり気持ちも少し軽かったのでしょう。

 

住宅街を抜け、人通りの多いバス通りまで。

歩いて一周してきたそうです。

距離にしたら1kmほどあると思います。

途中、近所の方に会って挨拶もしたんですって。

「すごいでしょ?」

と、ちょっぴり得意気でした。

 

中学生が家の近所をひとり歩きするくらい、ごく当たり前のことかもしれません。

でも、まさか次男が目的もなくひとりで散歩するなんて。

次男の唐突な行動には、いつも驚かされます。

 

基本、ずっと低空飛行な次男。

児童精神科の先生からは、低空飛行でも安定して飛べることが大事だと言われています。

でも、いつか急に空高く飛び立つことがあってもおかしくないんじゃないかと思う今日このごろです。

13歳双子の距離感

こんにちは。

 

WBC、優勝しましたね!

観ていて熱くなる闘いでした。(思い切りにわかファンですが)

普段は野球に全然興味がない長男も、「見ている方がが緊張する!」と言いながら大興奮で観戦していました。

 

実は長男、野球のルールを全然知りませんでした。

アウト3つで攻守交替という、超基本的なことさえ。

学校で体育の授業を受けず、スポーツ観戦の習慣もないとこうなるのね・・・。

仕方がないので、両親の影響で野球のルールはばっちりな私が解説しながら。

 

長男「野球って面白いんだね。もっと前から見てれば良かった」

ですって。

 

同性双子の部屋作り

 

春休みに入り、双子は比較的穏やかに過ごせています。

学校のことを考えなくて良いというだけで、家の中の空気が穏やか。

整理整頓、模様替えが趣味の次男は、早速自分のベッド周りの模様替えをしましたよ。

 

我が家の子ども部屋は、収納なし12帖ロフト付き。

3方向に窓があって、我が家で一番贅沢な環境です。

 

家を建てたのは双子がまだ1歳の時。

間取りを考えていた時、男の子の双子がどういう距離感で成長していくのか全然想像できなくて。

 

小さいうちは一緒の部屋で遊んで寝て・・・だけど、いずれはやっぱり個室?

でも、双子の場合は小中校と順調にいけば、生活リズムも勉強の内容もほぼ一緒。

勉強を教え合ったりするのかしら。

参考書とか共有で良くない?

そうすると、勉強や遊びのスペースは共用、寝室は別々?

いやいや、考えたくないけど仲の悪い双子に育っちゃったら完全別がいいかも・・・。

 

と、双子の中高生くらいの生活をあれこれ想像していました。

その結果、成長したら本人たちに任せるのが一番! という結論に至り、収納なし12帖の部屋になったわけです。

 

皮肉なことに、現実は当時想像した中高生像とはかけ離れていますけどね。

 

双子の距離感は自我の現れ

 

小学校3年生くらいまでは、部屋の中央にシングルベッドをくっつけて仲良く並んで寝ていました。

 

4年生、ベッドを1mくらい離すように。

まだ手が届く距離。

寝転がっても顔を見て話せる距離。

 

5年生の途中くらいだったかな。

ベッドを部屋の対角に移動して、ベッドを中心にそれぞれのテリトリーを作るようになりました。

 

次男の模様替え好きが始まったのもこの頃。

その後は頻繁にベッドや棚を動かしています。

長男はずっと定位置。

変わらないのが好き。

 

もうすぐ中2となる現在、ベッドは部屋の端と端。

次男のベッド周りは棚やハンガーラックを使って緩やかに目線を遮り、プライベートな空間を確保しています。

ぬいぐるみ、推し漫画、推しグッズなどがいっぱい。

ベッドを動かす気はない長男も、棚を使ってもう少し籠れる感じにしたいのだとか(ただし実行に移す気配はなし)

 

完全に部屋を分けたい、視線が合わないようにしたいという程ではないようです。

 

↓ 2年ほど前に「部屋を分けたいと思ったことある?」と聞いた時の反応

eco-hs-o.hatenablog.com

 

その証拠に、夜ベッドに入ってからもよくおしゃべりしている声が聞こえます。

寝る前の儀式も健在らしい(私との儀式はほぼ卒業しました!)

eco-hs-o.hatenablog.com

 

子ども部屋の変遷を振り返ると、双子の距離感の歴史がよくわかる。

双子の距離感は自我の現れ、自立心が育っている証。

一緒に遊ぶ時間もだいぶ減って、同じ空間にいても別のことをやっているのが当たり前のようになってきました。

 

ゆっくりゆっくりだけど、彼らなりの成長を感じます。

 

好きなことに時間を費やせる

こんにちは。

 

今日は修了式でした。

長男は1時間だけ登校。

中学1年生、休み休みの給食登校だったけどよく頑張りました。

 

次男が今年度を振り返り、

「この1年、苦しかったし辛かった。でもなんとか生き延びられた」

と話していました。

 

中学1年の子の振り返りにしては重い言葉。

でも、実感が籠っています。

 

大波小波

 

先週、唐突に登校してみせた次男ですが、その後は近所に外出する程度。

何かが動き出したわけではありません。

 

朝自分で起きてくる

少しなら外出できる

お手伝いや整理整頓ができる

お絵描き、ぬいぐるみ作りができる

 

などの元気が出てきたサインが見られる一方で、

「死んじゃってもずっと一緒だよね?」

と1日に30回くらい口にしたり、東日本大震災のニュースを見て不安が強くなったり。

大波小波が入り混じっている感じです。

 

ゲームとYouTubeに飽きた?

 

次男、ここ1ヵ月ほどSwitchに触っていないそうです。

充電すらされていない。

夫のところにSwitchの管理者アプリ?(私はノータッチなのでよくわかりませんが)から通知があり、夫も驚いたと。

「1ヵ月ログインしていません。ゲームやっていますか?」

 

以前は遊んでいたモンハンやポケモンも飽きてしまった様子。

タブレットのゲームも全然やりません。

唯一やるのはマイクラ

なんだかんだ言ってマイクラが一番好きだし、他に興味が移ってもまた戻ってくる。

そして、ここ最近はYouTubeもほとんど見ていないようです。

 

少し前まではゲームとYouTubeだけが友達という感じだったのに。(あとぬいぐるみ)

ここ数日はゲーム&YouTubeに費やす時間が1時間程度です。

なぜこんなにも急に変わったのか、とっても不思議。

 

ゲームやYouTubeは悪ではないし、学ぶこともそれなりにあると思っています。

一日中ゲームばかりになってしまうのは、自分の不安や苦痛からの逃避だということも理解しています。

 

次男が過去に言っていたことを思い出しました。

「好きでゲームばかりになってるわけじゃない」

「他のことをしたいのにできない」

 

本当は他のモノで埋めたい心の隙間を、ゲームでなんとか埋めていた。

今、それが変わってきているのかもしれません。

 

良い傾向なんじゃないかな。

 

次男の時間の使い方

 

ゲームとYouTubeから離れ、有り余る時間をどう過ごしているかというと、

 

アニメや映画を観る

漫画を読む

お絵描き(デジタルもアナログも)

整理整頓、掃除

ぬいぐるみ作り

 

次男はほとんど本を読みません(幼少期、絵本の読み聞かせは大好きでした)

漫画さえも読むのはかなり限定的。

長男が面白いとオススメする作品には見向きもせず、お気に入りを繰り返し読んでいます。

 

そんな次男が今はまっているのは『ぼっち・ざ・ろっく!』。

アニメ化もされています。

コミュニケーションが苦手で友達もいないギター好きな女の子が、バンドを組んで成長していくお話。

主人公のコミュ下手っぷり、ネガティブ思考にすごーく共感するようです。

 

ゲームとYouTubeがアニメや漫画に替わっただけ、と言えばだけです。

でも大きく違うのは、楽しそう、嬉しそうなこと。

お絵描きやぬいぐるみ作りも、やり出すと長い時間集中しているし。

ちゃんと自分の好きなことに時間を使えているんだなぁと感じます。

 

これってとても大事なことですよね。

頭の中をゲームで埋め尽くさなくても大丈夫と思える状態。

ちょくちょく襲ってくる不安も、口に出すことでその都度乗り越えているのでしょう。

本当に好きなこと、やりたいことに時間を使えれば、さらに元気も出てくるんじゃないかな。

 

明日からは春休み。

みんな学校が休みだから気持ちもちょっと楽になるはず。

好きなことを沢山やって欲しいです。

 

完全不登校の次男、自ら学校へ

こんにちは。

 

小3から不登校で中学は完全不登校の次男が、なんと今日学校へ行きました。

 

突然すぎる!

どういう風の吹き回し?

 

唐突過ぎて、戸惑いが隠せない私です・・・。

気持ちが追い付かない。

 

「園芸活動やりたい」

 

今週は長男が久しぶりに頑張って週4で給食登校。

今日は5時間目も出て、園芸活動をする予定でした。

 

自宅でお昼ご飯を食べた後、ふいに次男が

「ぼくも園芸活動したいな。水やりとかでしょ? でも、ジャージ着なきゃいけないんだよね~」

と話し始めました。

 

次男は制服やジャージを着ることに抵抗感があります。

みんなが同じ格好をしなければいけないことに抵抗があるそうで。

いつもの流れでジャージ着るのはイヤだから諦める方向になるだろうな~

と思いながら話を聞いていました。

 

ところがところが。

 

次男「ジャージ、ダサいよね。学校名と自分の名前が入ってなければまだマシなのに」

eco「でも、学校ではみんな何の疑問も持たずに着てるんじゃない? 全員、学校名と名前、入ってるからね。長男なんてうちの学校のジャージかっこいいって気に入ってるよ」

次男「そっか、みんなダサい恰好してるんだ~」

eco「そうだよ、ダサいかどうかなんて誰も気にしてないと思うよー」

 

食後のまったりした空気で、次男も私も軽~い感じの会話だったんです。

それが唐突に

 

次男「ぼく、ジャージ着てみる! 学校行くわ」

 

と、まさかの宣言。

意を決すると行動が早い次男。

即行で着替えて、水筒とマスクと上靴を準備し出しました。

 

「よし、行こう!!」

 

「なんでもできる気がする」

 

急なことに戸惑いつつ、行く前に学校に電話しました。

今、担任の先生は休職中。

長男にはいつも支援員の先生がついて下さっています。

学校の先生方もかなりびっくりなはず・・・。

 

次男は送って行く車の中でもあまり緊張した様子はなく、

 

次男「なんだか今、ひとが怖い気持ちが薄れてる。たまに何でもできそうな気がすることがあるんだよね。まぁ、これが中学行くの最後かもしれないけど!」

 

と、明るく話していました。

 

次男が今まで中学校に足を踏み入れたのは3回だけ。

入学式の日の放課後、歯科健診、心電図検査の時です(全て私の付き添い有り)

いずれも半ば強引に連れて行って、親子共々精神的にぐったりでした。

先生とまともに言葉を交わしたこともありません。

それがどうして急に「行こう」という思考になるのか、本当に不思議・・・。

 

電話連絡を受けて、職員玄関前で見知らぬ先生が待っていてくださいました。

私は挨拶して次男を託すところまで。

小学校の時のように、「ママも一緒にいて」とは言われませんでした。

次男は手を振って校舎の中へ。

 

「もうこの先1年は行かないかも」

 

学校にいたのは約1時間。

支援級に在籍する双子のクラスは、最近お昼時に登校する子がいなくてほぼ長男だけ。

でも、今日は小学校の支援級でも一緒だった女の子も来ていて、久しぶりに3人で楽しく過ごしたそうです。

春の日射しの下、校内のお花に水やりや草むしりをして、迎えに行った時には汗びっしょり。

 

「先生優しかった。名前はわからないけど、仲良くなれた」

「長男も優しくしてくれた」

「でも疲れたよ。もうこの先1年は行かないかも」

 

疲れたと言いながらも、頑張った満足感が伝わってきました。

「青春してみたかったんだよね」ですって。

(これを青春とは言わないと思うけど、青春してみたいと思う気持ちは大事!)

軽口をきく元気もあるようです。

 

自ら学校に行くなんて、本当に今回が最後かもしれません。

でも、それならそれでいいと思えました。

中学というところを知らずに行かないのと、少しでも行ってみて行かないのでは、やっぱり違うと思います。

一度自らの目で見て、知って、それでも行かないと判断するのなら仕方ない。

 

でもね、そうは言っても、嬉しかったです。

2人とも学校に行っているという状態はいつぶりかな・・・。

覚えていないくらい、前のことです。

そもそも家族みんなで出掛ける以外で、2人が揃って外出することなんてほぼないので。

たった1時間でも、子どもが学校に行けただけで嬉しいものなんですね。

 

少しだけ気掛かりなのは、これが躁状態なのかもしれないということ。

 

昨年、双極性障害の可能性があると言われて何冊か読んだどの本にも、気になる記載がありました。

 躁状態になると万能感を感じる

 躁の波が大きいほど、その後の落ち込みが大きい

 

もしかしたらまた大きな落ち込みが来るのかもしれません。

でも、それこそ心配してもどうしようもないこと。

私にできるのは、その時その時の次男を受け止めることだけです。

No day, but today!

痛みに弱い次男

こんにちは。

 

外はすっかり春の日射し。

3月上旬とは思えないほど暖かいですね。

 

次男が急に「観たいDVDがあるからゲオに借りに行きたい」と言い出したので、行ってきました(徒歩2分)

借りたのは『斉木楠雄のΨ難』というアニメ。

主人公の声が好きな声優さんだそうで。

私もタイトルくらいは目にしたことがあったけれど、コメディのようです。

 

長男と一緒に声を上げて笑いながら観ている次男。

とっても賑やかです。

外に出る意欲も少し出てきたし、春の訪れと共に元気を取り戻してくれるといいな♪

 

虫歯の治療

 

次男、2回目の治療のため、歯医者さんへ行ってきました。

 

eco-hs-o.hatenablog.com

 

本当は先々週予約を取っていましたが、心の調子が思わしくなく延期。

今回は行く前の不安も特になく、ちゃんと行くことが出来ました。

 

でも、今回もやっぱり私が診察室まで同行(想定内)

奥歯にできていた虫歯の治療をしてもらいました。

 

最近の歯医者さんって本当にすごいですね。

今からどんな治療をするのかアニメーションで見せてくれて、手順をきちんと説明してくれました。

 

次男の歯の3D画像もモニターに映してくれて、

「これからここの虫歯を削っていくからね」

「今、こんな風に穴が開いた状態。虫歯は取り除けたよ」

「レジンで穴を埋めたから、今度はこれを滑らかに削っていくよ」

と、ひとつひとつ丁寧に教えてくれました。

 

実は私も歯医者さんが苦手です。

その理由のひとつは、何をどう治療しているのかわからないから。

ほとんど説明もなしに、口の中であれこれ処置をされるのがイヤだったんですよね。

でも、こんな風に丁寧に説明してもらえるなら安心できるかも。

 

虫歯の治療はほとんど痛い思いをすることもなく、無事に済みました。

次回は虫歯予防のシーラントと、歯磨き指導をしてもらう予定。

 

歯医者さんから帰宅後に

 

歯医者さんから帰宅して1時間後。

 

次男「歯が痛い。今日治療したところじゃなくて、前に治療したところ」(涙目)

 

前回は、歯を食いしばった時に当たる部分を削ってもらっていました。

周囲の歯を支える筋肉が捻挫した状態でしたが、最近は痛みがすっかり治まっていたのに。

虫歯の治療をしたことで変に力が入って、また捻挫状態になってしまったのかも。

 

それからずっと痛い痛いと半泣きでうずくまり、

次男「どうにかして。もうやだ。歯医者さんに電話して」

 

実際どれほどの痛みなのか、他者にはわかりようがありません。

でも、色々なことに敏感な次男は、痛みにも弱いです。

そして痛みがあると意識がそこに全て集中してしまうので、他のことをしたり考える余裕がなくなってしまう。

 

とりあえず鎮痛剤は飲ませたものの、私にできるのは泣き言を聞くくらい。

痛みで心が折れてしまった次男、

「ごはんも食べられない。もう寝に行く」

と、寝室に籠ってしまいました。

 

はぁ~・・・。

 

痛みがあるって、確かに辛いです。

でも、痛みの元を治すことができない以上、治るまで耐えるか、他のことで気を紛らわすしかありません。

次男はどちらもできず、感情が爆発してしまう。

 

ちなみにこの時、夫は知らんぷり。

「もう放っておきなよ・・・我慢するしかないんだから」と目が言っていました。

 

そうなんだけど。

そうしたいけど。

私くらいは泣き言を聞いてあげなくちゃ、と思うんです。

 

その後、鎮痛剤がちゃんと効き、幸い痛みは治まっているようです。

歯を食いしばる癖は、ストレスも大いに関係していると思います。

日頃からストレスを感じて歯を食いしばるようなことなく、穏やかな気持ちで過ごせるのが一番なのでしょうね・・・。

 

特別支援学級 1年生3学期の面談

こんにちは。

 

このところずっと、毎朝後に長男とコーヒーを飲むのが習慣になっています。

いつのまにか味覚がだいぶ大人になり、ミルクもお砂糖もなし。

 

私と長男は食べ物の好みがよく似ています。

コーヒーの好みも似ていて、酸味が少ない深煎りが好き。

豆を変えると「これちょっと後味の酸味が強いね」なんて、一丁前なことを言います。

夫はコーヒーを飲まないので、息子と飲む朝のコーヒーが幸せ。

 

2日連続の面談

 

双子の中学では、支援級在籍家庭は毎学期必ず三者面談があります。

この前2学期の面談があったばかりだと思っていたら、もう面談の時期になりました。担任の先生が休職中のため、今回は支援級主任の先生が対応して下さいました。

 

双子はクラスが同じなので本来なら私が1回学校に出向けば済むようにスケジューリングしてもらえるのですが、いつも敢えて2日に分けて貰っています。

なんて面倒臭い。

お忙しい先生にも申し訳ない。

 

長男は細々と給食登校を続けていて、三者面談にも行きます(嫌々だけど)

次男は完全不登校、面談も行きません。

ただでさえ「次男は行かないのになんで僕だけ」という思考に陥りがちな長男の前で、完全不登校の次男の話をするのは憚られるというか。

長男の面談を“長男だけの時間”にすることを優先して、先生に日にちを分けてもらうようにお願いしています。

 

1日目 次男の面談

 

完全不登校の子の場合、通常の面談で行われる、学校での子どもの様子を聞くという過程が一切ありません。

子どもの家での様子を伝えることがメイン。

 

先生「次男くん、どうですか?」

eco「相変わらず気分の波が大きいです。3学期が始まってからしばらくは、落ち込みがひどく辛そうでしたが、ここ最近はひどい落ち込みからは抜け出た状態です」

 

私の言う「ひどい落ち込みから抜け出た状態」は、超低空飛行だけど比較的安定しているくらいの意味なのですが・・・

 

先生「あ、じゃあ今は安定しているんですね?」

 

受け取る側の解釈にだいぶずれが生じるようです。

 

先生「落ち込みがひどい時には、具体的にはどういう状態になるのですか?」

 

具体的に話すのはあまり気が進まなかったけれど、ほぼありのままをお話しました。

規則正しい生活がままならなくなること。

頻繁に「死にたい」と口にすること。(ひどい時は毎日)

外出や創作活動ができなくなることなど。

 

率直にお話した結果、先生は返す言葉もないといった状態に。

三者面談をやる意味として、学校としては進路の方向性や、学習についても踏み込みたいという意図もあったかと思います。

でも、それどころではないことが伝わったはず。

 

考えてみれば、中学生が毎日「死」について考えているなんて、学校の先生は思いもしないかもしれません。

でもそんな次男を受け止めることが我が家の日常。

学校に行って勉強や部活を頑張っている中学生の日常とはかけ離れすぎている。

 

次男のことで学校に望むことはありません。

そっとしておいてもらえれば、それで。

 

2日目 長男の面談

 

長男も面談はイヤでイヤで堪らない様子・・・。

でも、自分のことだからと意を決し、給食登校せずに面談だけ登校しました。

 

登校はしたものの、いざ面談で長男の考えや気持ちを尋ねられると、

 

長男「・・・・・」

 

目を閉じて、無言。

 

普段は学校でもおしゃべりな長男。

主任の先生にも日頃から色々な話題を提供しているそうですが、改まった雰囲気で発言を促されるのは本っ当に苦手なのだと認識を新たにしました。

どうでも良いことはペラペラしゃべるのに~。

 

でも、先生から

「今年度の一年間で積み重ねられたことがちゃんとある。それをしっかりと受け止めて、来年度、また少しずつ膨らめていきましょう」

と言われ、大きくうんうんと頷いていました。

 

来年度も支援級としての在り方は現状を維持していく方針とのこと。

もちろんメンバーは多少変わるけど。

クラス数、教室の場所、先生の配置などを大きく変えることはないそうです。

 

安心しました。

担任の先生は正式発表まで確かなことは言えないけど。

環境が変わるとゼロどころかマイナスからのスタートになってしまう子には、現状維持がありがたいです。

 

ところで、今日知ってびっくりしたこと。

3学期、あと2週間でおしまいだそうです。

春休みがもうすぐそこですね。

 

やっと会える

こんにちは。

 

1、2学期は週4くらいで給食登校していた長男ですが、最近は週2~3回。

3学期はちょっとペースが落ちています。

 

どうやら一緒に給食を食べるクラスメイトがいないようです。

支援級の長男のクラスは全6名(うち1人は完全不登校の次男)

もしかしたら朝や放課後に登校する子がいるのかもしれませんが、給食の時間にはいつも誰もいないとのこと。

 

おまけに1月の半ばから担任の先生が休職されていて、年度内はご不在なんですって。

今は支援員さんが一緒に給食を食べて下さっています。

モチベーションが上がらないのも無理ないのかしら・・・。

 

やっと会える

 

今度の春休み、姉と姪っ子、そして私の両親が遊びに来てくれます。

姉と姪っ子は去年の夏休みにも来てくれたけど、両親に会うのは実に3年半ぶり。

やっと会える。

 

夫の実家は我が家から徒歩3分、私の実家は新幹線と電車なら3時間の距離にあります。

でも、双子は義母よりも私の母との繋がりの方がずっと強い。

小さい頃から度々泊まりに来てくれて、短い時間ながらも生活を共にしたことがあるから。

 

でも、たぶんそれだけではありません。

 

母は不登校や双子の特性についても理解してくれて、ずっと私の心の支えになってくれています。

コロナ禍で会えていない3年半もそれは変わらず。

子ども達の好きなことを応援してくれる。

その子の良さを、小さなことでもちゃんと拾って認めてくれる存在です。

双子はそれをよくわかっているので、母への信頼は厚い。

 

長男は「パンを焼いて食べさせてあげたい」

次男は「ぬいぐるみを作ってプレゼントしたら喜んでくれるかな」

と、祖父母の来訪をとっても楽しみにしています。

 

とはいえ、対人不安のある次男は、久しぶりに会う祖父母に緊張すると思います。

うまくお話できるかしら。

もしできなかったとしても、それを温かく受け止めてくれると思います。

元気な笑顔を見せてあげられれば、それでいいのです。

1ヶ月後、次男の心の調子が良いといいな。

 

私が帰省しない理由

 

周囲からたまに「帰省しないの?」と聞かれるのですが・・・。

双子が生まれて以降、私の実家に帰省したのは13年間で2回だけです。

子どもたちが小学校1年生の時に帰ったのが最後。

 

私が18歳まで住んでいた実家は、チーバくんで言えば鼻の下辺り。

築40年を超すマンションの一室です(メンテナンスはしっかりしているので見た目はキレイ)

都会と言うと語弊があるかもしれませんが、少なくともeco家が住む地域よりはずっと都会。

 

別に両親と不仲とか、地元が嫌いで帰省しないわけではありません。

でも、気を遣いすぎて落ち着かないんです。

 

実家の狭さ(家族の距離が近い、プライバシーがない)

隣室の生活音が気になる(他人との距離も近い)

外に出ても人口密度が高い

足音やドアの開閉音にも気を遣う

などなど。

 

田舎の一戸建てなら保てるパーソナルスペースを確保するのが難しい。

子どもの頃はそれが当たり前だった私でさえ息苦しく感じるのだから、慣れない子どもたちは尚更だと思います。

特に、十分なパーソナルスペースを必要とする子たちだし。

だから今は、元気なうちはこちらに来てくれると言う両親に甘えておきます。

 

あと何回、顔を合わせて親孝行できるだろう。

まだ10年20年と元気でいて欲しいけれど、それは誰にもわかりようがないことです。

この春休みには普段できない親孝行をたっぷりしようと思います。