ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校 長い道草と遠回りを経て

 
こんばんは。

 

8月もあっという間、既に2学期が始まっている地域もあるかと思 います。

我が家の双子の中学は明日が始業式。

9月後半に控える修学旅行を楽しみにしている長男は、 始業式から登校するつもりのようです。

 

学校からの連絡によると、今のところ台風による休校予定はないとのこと。

既に広範囲に被害を及ぼしている台風10号

これ以上被害が拡大しないことを願っています。

 

学校に行きづらい子の夏休み明け

 

長期休み明けはどうしても足が重くなる、というお子さんはとても多いと思います。

子どもの自死が増える時期としてメディアでも取り上げられていますね。

 

我が家の双子は小学校3年生から学校に行けなくなり、 別室登校や五月雨登校の時期が長くありました。

 

当時は始業式が憂鬱で憂鬱で。

「スタートダッシュが大事。 初日に行けなかったらずっと行けない」と、謎の思い込みに捉われていました。

「せめて放課後登校だけでも」

「せめて先生に会うだけでも」

説得してみたり、ご褒美をぶらさげてみたりして、 半ば無理やり登校を促していました。

 

その結果どうなったかというと。

私はがっかりの沼から這い上がれず、当人たちは自分を責め、お互いに疲弊しきっていました。

なにひとつ得られたものはなかった。

 

中学3年生になった今現在、次男は完全不登校です。

もう学校生活に戻ることはないという確固たる意志があるため、「 行かなきゃ」もなければ、行けずにがっかりすることもありません。

 

一番きついのは、「行かなきゃ」といくら自分を奮い立たせても動けない状態。

「行きたくない」ではなく「行けない」のに、 それを周囲にわかってもらえない状態だと思います。

 

You Tubeで発信されている精神科の先生がおっしゃっていました。

“will not”つまり「やりたくない」は“can not”、「できない」状態なのだそうです。

でも「できない」とは言いたくない自分がいたり、 できない理由を説明することが難しかったり。

それを理解してもらえないのは、とてもつらいと思います。

                                                                                     

次男の影響もあって登校渋り、五月雨登校という名の遠回りと道草を繰り返してきた長男は、夏休み前の2週間ほぼフル登校することができました。

進みたい道を見つけ、少しずつ自信をつけているところ。

「がんばらなきゃ」ではなく「がんばりたい」 気持ちが湧き出ている今は、一歩踏み出すチャンスなのだと思います。

 

何年ぶり?の夏休みの宿題

 

「がんばりたい」長男、数年ぶりに夏休みの宿題に取り組みました。

 

と言っても、中3の今年は「夏ドリル」 のようなワークブックはなく、読書感想文や自由研究のような大物の宿題もありません。

それでも、書き取りや読書記録、お料理レポートなどを仕上げ、自主勉強として数学と英語を少しずつ。

 

私は宿題について一言も言わないし、完全不登校の次男は内容さえ知りません。

長男は(意外にも)計画的に全ての課題をやり遂げました。

 

eco「え? 全部終わったの?」

長男「もちろん全部やったよ。当たり前でしょ」

 

ここ数年は宿題を無いものとして夏休みを過ごしていたのに、そんなことは忘れたかのような口ぶり。

もちろん、継続的に学校生活を送ってきた同級生には到底追いつけません。

本当に長い道草と遠回りをしてきたからね。

でも、きっと意味のある道草だったんじゃないかな。

いつかそう思える日が来る気がします。


 

地震と病気不安とPMS

 こんばんは。

 

連日の大きな地震に巨大地震注意情報の発令。

これまで抱いたことのないような不安を感じている方が多いのではないでしょうか。


eco家は太平洋沿岸の地域に暮らしています。

まさに南海トラフ地震の危険と隣り合わせの場所。


日ごろからの備えはそれなりにしています。

それでも、いざという時に落ち着いて動けるかどうかはわかりません。

それ以前に気を付けなければいけないのは、注意情報が出されたことで気持ちを揺さぶられ過ぎてしまうことで す。

備えはしている、必要最低限の情報はチェックする。

あとはなるべく平常心で普段通りの生活を心掛けたいと思います。

 

久々に顔を出した長男の病気不安

 

3年程前に長男は病気不安障害と診断されています。

昔で言う心気症。

 

身体のどこかに不調を感じると、何か悪い病気なのではないかと不安が増幅してしまう。

ネットで調べまわったり、頻繁に熱を測ってみたり、ドクターショッピングしたり。

以前の長男は

不調→不安になる→不安が原因となりさらに体調が悪くなる

という負のループによく陥っていました。

 

病気不安と言うだけあって、身体が元気な時は心も元気。

ここ最近の長男はとても調子が良く、元気に過ごせていました。

 

ところが先日、久々に病気不安が発動。

長男「心臓がたまにドクンとなる。不整脈? それと胸の周辺に痛 みが走る」

涙目で「病院にいきたい」と訴えてきました。

 

これね、親としては、ちょっと体調が悪い→すぐに病院へ とはならないわけです。

数日様子を見て症状が続くようなら病院に行こうか。

食事も睡眠も取れているなら、それほど緊急性はないのでは。

そもそもこの症状で受診したところで、大掛かりな検査が必要と判断されるとは思えない。

 

ところが本人はお医者さんの口から納得のいく説明を聞かないと、不安に捉われしまう。

あ~・・・やっぱり体調が悪いとこうなるのか。

 

ちょうど数日後に児童精神科の予約が入っていたため、 一緒に受診してきました。

 

長男の病気不安を理解してくれている児童精神科の先生に相談して正解でした。

「脈がとぶのはみんなあるんだよ。気づかない人もいるけど、長男君は体調の変化によく気が付くんだね。 胸周りの痛みは肋間神経痛かもしれないね」

とのこと。

ひとまず先生の説明に納得した長男は、身体の不調を感じながらもまぁまぁ元気を取り戻しました。

 

PMSがひどい、というお話

 

ここからは私のお話です。

この1年ほどでしょうか。

PMS月経前症候群)の症状がだんだんひどくなっています。

もともと生理痛がそれほどひどいわけではなく、生理前の症状も肌荒れと腰痛程度でした。

 

今悩まされている具体的な症状は

下腹部痛、頭痛、腰痛、のぼせ、肌荒れ、蕁麻疹、 頻繁な中途覚醒、イライラ、気分の落ち込み、集中力の低下、 甘いものが無性に食べたくなる などなど。

こうして書き連ねてみると、PMSの主な症状をほぼコンプリートしているような。

 

特に目立つのがイライラと気分の落ち込みです。

 

双子がゲームを楽しんでいる声にイラッ。

「ごはんだよ」と声を掛けても誰も動いてくれないことにイラッ。

私がひとりお皿を洗ってる時、スマホ片手にくつろいでいる家族の姿にイラッ。

 

いつもならスルーできるような場面でいらだちを感じてしまう。

そしてちょっとした(本当に些細な) 拒絶や否定に過敏に反応してしまう。

家族に気を遣わせてしまうことで自分を責めて落ち込む。

在宅ワークだからなんとかなっているようなものの、 集中力の低下も感じています。

 

なんて厄介なんでしょう。

 

少し前から薬も出してもらっていますがあまり改善が見られず、 新たに漢方薬を処方してもらいました。

効いてくるといいな・・・。

 

『夜明けのすべて』

 

PMSに悩む女性とパニック障害に悩む男性を題材とした『 夜明けのすべて』という小説をご存知でしょうか。

原作者は『幸福な食卓』や『そして、バトンは渡された』 などでも有名な瀬尾まい子さん。

今年、映画化もされた作品です。

 

この作品で採り上げられているのは、あくまでも「PMS」と「 パニック障害」という特定の病気。

でも、全体のテーマとなっているのは、「 自分の心身なのにコントロールが利かない状態に陥った時に生じる 困惑と寄る辺ない気持ち」なのでは、と思っています。

 

これって、長男の病気不安も、次男の双極性障害(疑い) や社交不安障害も同じ「 自分の心身なのにコントロールが利かない状態」

要因やメカニズムは違えど、その困難さは似ている気がします。

 

『夜明けのすべて』では、互いの困難さを少しずつ補い合う2人を描いています。

支えとなるのは、なにも強くて立派な柱でなくてもいい。

ひとりで背負う必要もない。

そう感じさせてくれる素敵な作品です。

長男にも次男にも、困難な時に少しだけ手を差し伸べてくれる人が隣にいてくれたらいいなと感じる作品です。

 

これから私は約1週間のお盆休み。

せっかく時間があるから『夜明けのすべて』 の映画を観ようかな。
 不安な時だからこそ、優しい世界観を堪能したいと思います。

次男の急降下とその後

 こんにちは。

 

厳しい暑さが続いていますね。

今朝、6時前にゴミ出しに外に出た時のこと。

 

あれ? 思ったより暑くない・・・?

 

と、一瞬感じたのだけど。

車の外気温計の表示は30℃。

昨日もeco家の地域は最低気温が30℃ を上回ってニュースになっていました。

30℃を涼しく感じるって、もう体感がおかしいですよね。

まだ7月だというのに、8月が思いやられます。

 

6月の次男の不調

 

6月下旬頃、調子が急降下した次男。

朝起きてシャワーを浴び、ごはんは食べるものの、 しゃべらないし笑わない。

表情が乏しく、目も合わせようとしない。

私への態度も明らかに前日までと違う。

 

これまでは調子が落ちても、私には胸の内を吐き出してくれていました。

不安、恐怖、自己否定感、希死念慮など。

聞く方はしんどいですが、吐き出してくれるだけ安心かも、という思いがあります。

ひとりで抱え込んでしまうよりずっといい。

 

それが今回は、シャッターを完全に閉められてしまって。

何も話してくれない。

頼ってくれない。

何を考えているかわからない。

 

単なる不調なのか、思春期が発動して急激に親離れしたくなったのか。

 

この状況がすごく怖かったです。

いつもの不調と違う。

次男がとても遠くに行ってしまった気がして。

 

ちょうど生理前だったこともあって、私も一時的に感情のコントロールが利かず。

ショック・・・? 無力感・・・?

上手い言葉が見つかりませんが、とにかく平常心を保てず一晩部屋に籠りました。

これって共依存なのかも・・・という混乱もありました。

 

急降下の原因

 

次男が突然元気になったり、突然うつ状態になったり・・・ ということはこれまでにもありました。

特にきっかけが無くても気分が急激に転じてしまうのは、双極性障害の特徴でもあります。

 

ただ、今回の急降下には思い当たる原因が2つ。

ひとつは久しぶりに義母と会って色々話したこと( 話していたのはほぼ義母です)

もうひとつは抗うつ薬の断薬です。

 

次男は抗うつ薬気分安定薬を併用しています。

児童精神科の先生によると、気分安定薬で落ち着くようなら抗うつ薬はなくしていきたいとのこ と。

断薬による強い揺り戻しが起こらないように、2カ月ほど時間をかけて慎重に減薬していきました。

 

そして、急降下したのは断薬してから5日後のこと。

 

2~3日経っても様子が変わらなかったため、児童精神科に問い合わせると、

「お薬を再開して様子をみてください」

 

結局、抗うつ剤を再開したことにより次男の笑顔は少しずつ戻ってきました。

 

急降下→抗うつ剤再開→今

 

幸いなことに今現在はまぁまぁな状態です。

安定の低空飛行。

 

先週は私の母と姉と姪っ子が遊びに来て、楽しく過ごすことができました。

姪っ子とのお出かけや花火は辞退していたけれど、 カタンマリオカートで盛り上がり、美味しいものも食べて。

さらさらと色んな絵を描いてみんなを驚かせ、ちょっと嬉しそうにもしていました。

 

今日もぬいぐるみを作ったり、PCで何やら動画を作ったり。

合間に他愛もないことで話しかけてくるし、笑える動画や癒される動画のリンクが一日に何度も送られてきます 。

 

そういう次男の何でもない日常に、ものすごく安心します。
 

不登校からの脱却を目指す長男

こんばんは。

 

夏休みが近づいてきましたね。

皆さん、何かご予定はありますか?

 

我が家には来週、私の母と姉と姪っ子が遊びに来る予定です。

遊ぶといっても外は酷暑。

母は足が悪いため、長時間連れまわすわけにもいきません。

そして、人混みには行けない次男のことも考えるとお出かけは難しいかな・ ・・。

楽しく過ごせる方法を考え中です。

 

フル登校

 

長男の五月雨登校が始まったのは小学校3年生の時です。

きっかけは次男が学校に行けなくなったこと。

文字通り、引きずられるように登校渋りが始まりました。

 

それから別室登校を経て支援級へ。

授業は小3から受けていないし、家庭学習も小5で止まっていまし た。

中学に入ってからは、週に3~4回給食を食べに行くだけの部分登校がデフォルト。

次男のように全く学校に足が向かないわけではないものの、定義上の不登校に該当します。

 

そして現在、中学3年生。

進路も見据えて1学期のスタートからエンジンを温めてきたわけですが、なんと、この2週間は毎日フル登校をしています。

しかも、支援級のクラスメイトと一緒にすべての授業に出席し、修学旅行関連のグループワークがあれば交流級へ行き、ずっとそうしていたかのように学校生活を送っています。

(車で送迎だけは続けています)

 

びっくり。

 

私も夫も長男の大躍進に驚いていますが、一番驚いているのは本人かもしれません。

支援級の先生も教科担当の先生方も、 相当驚いていらっしゃると思います。

 

不登校からの脱却

 

何をもって不登校の解決というのか、私も過去の記事で言及したことがあります。

そもそも「解決」すべき「問題」 と捉えることが間違っているのかも。

 

我が家の次男がそうしているように、家で過ごすのも選択肢のひとつ。

学校に行くことが不登校の解決とは思っていません。

 

不登校からの再登校って幾重にも高い壁を乗り越えなきゃいけない。

学校に行けたら行けたで、親の心配は尽きません。

 

お友達に受け入れてもらえるか

授業についていけるのか

頑張りすぎていないか

明日も行けるのか

また行けなくなって傷つくのではないか

 

そんな心配があったら、再登校できても不登校が解決したとは言えませんね・・・。

息を呑んで綱渡りを見守っているようなもの。

必要以上に口を出したくなるし、落下ダメージを少しでも軽くするためにクッションを敷き詰めない と!と、過度な緊張が続いている状態。

 

ところが、今の長男にはそんな危うさがありません。

不思議なことに、私にも心配や緊張がありません。

 

なんでだろ。

 

恐らくですが、長男自身が本気で不登校から脱却したいと思っているから。

変わりたいという想いをひしひしと感じます。

 

かと言ってね、夏休み明けにどうなるかはわかりません。

また行けなくなることだって十分に考えられます。

 

ただ、その気になればできることが本人もわかって、やってみたら楽しいこともわかって。

顔つきが違います。

それだけで大きな前進だと思います。
 

五月雨登校と進路 難しい選択

 

こんばんは。

 

とても暑い1日でしたね。

eco家の地域では、今日は午前中から30℃超。

熱中症警戒アラートも発令されました。

明日は危険な暑さになる地域がさらに広がるとか。

 

この暑さの中、羽化したセミは見かけるものの、鳴く気力もないようで。

少し前はお庭によく来ていた鳥さんたちも日陰で休んでいるのか、日中は全く見かけません。

人間も活動する時間や場所を見直さないといけないかもしれませんね。

 

急降下×親離れ?

 

しばらく調子の良い状態が続いていた次男ですが、急降下してしまいました。

10日ほど前からかな。

どうにもこうにもテンションが上がらないようです。

 

朝起きて、お風呂に入るというルーティンは続けられています。

規則正しく眠り、出されたものを食べるくらいの食欲はある。

 

ただ、しゃべりたくない。

家族とさえコミュニケーションをとる気が起きない。

笑う元気がない、という感じ。

 

ぬいぐるみ作りはちょっと無理してやっているように見えます。

最近はアナログで描くことが多かった絵も、思うように上手く描けない様子。

好きなことを楽しめないのはしんどいですね。

少しぼーっとする時間が必要かもしれません。

 

そして、急激に思春期がやってきたと思えなくもないような、ちょっとした距離を感じます。

おそらく私と次男にしか認識できない程度の小さな違和感だけど。

 

今まで親子の距離が近めだったこともあって、私の本音としてはすごく寂しい。

でも、次男なりに親離れの準備を始めているのかもしれません。

干渉せずにそっと見守ろうと思います。

 

難しい選択

 

一方の長男は上り調子。

2年間、支援級の子たちとさえほとんど関わることなく、週に2~4回給食を食べに行くだけだった子が、急激に伸びだしました。

 

週5日間、「もちろん行くよ。当たり前でしょ?」と言いたげな顔で登校。

以前は出席率が明らかに低かった週明けでも、渋る気配すら見せません。

 

学校で過ごす時間もだんだん長くなっています。

今日は2時間目から6時間目まで。

明日はなんとフル登校だそうです。

 

支援級の1~3年生まで、計5~6人程度の小規模な集団の授業にも参加しています。

内容を理解できているかはともかく、まぁまぁ楽しそう。

 

そんな長男は、現在、2つの志望校で頭を悩ませています。

 

一方はサポートが手厚く、自分のペースを大事にできる学校。

今の長男の状態に合っていて、それほど高い壁を感じることなく馴染めそうな環境。

 

もう一方は色々と壁はあるものの、長男の夢に大きく一歩近づける学校です。

専門分野の勉強が魅力的。

ただし、現状を考えると壁は高く、しかも幾重にも立ちはだかっています。

(週5日フル登校が基本、大人数での一斉授業、通学手段など・・・)

 

長男の心は専門分野の勉強にとても惹かれている様子。

ハードルが高いにも関わらず興味を示しているということは、行きたいのでしょうね。

 

ただ、通常の中学校生活から外れて過ごしてきた自分に、自信が持てずにいます。

覚悟を決めきれずにいます。

高校に入ればみんなスタート地点は一緒・・・と言っても、そのスタート地点に並ぶために周りの子よりも大きな一歩を踏み出さないといけない。

難しい選択ですね。

 

今必要なのは、きっと、とことん悩むこと。

長男自身もよくわかっているようです。

悩んで悩んで、どこまで自分が頑張れるか見極めて決めたことであれば、後悔しないと思います。

 

覚悟も強いものになる。

 

悩んでいる今が、とても貴重な時間だと思えます。

 

 

長男の快進撃?

 こんばんは。

 

またまた前回の投稿から時間が空いてしまいました。

ブログでアウトプットすると頭が整理できることはわかっているの だけど、つい後回しになってしまいます。

 

eco家地方は今日ようやく梅雨入りした模様。

平年より2週間遅い梅雨入りだそうです。

梅雨入りが遅かった分、短期間でたくさん雨が降りそう。

梅雨も鬱陶しいけれど、梅雨明けは今年も猛暑が待っていると思うとちょっと憂鬱。

例年と同様、eco家の庭が草むらになってきました・・・。

 

ここ最近の次男の様子

 

早寝早起きがだいぶ続いています。

もうかれこれ2週間は続いているでしょうか。

 

朝、6時過ぎに自分で起きてきて、シャワーを浴びる。

朝ご飯を食べ、YouTubeかHuluを見ながらぬいぐるみ製作を始める。

たまにちょっと甘いものを食べたりぬいぐるみとしゃべったりしな がら。

チクチクチクチク。

夕方、私が仕事を終える頃に次男も店じまい。

そこからはお絵描きしたりゲームをしたり。

 

PCの不調でできなくなっていたマイクラが最近できるようになり、それも楽しみのひとつ。

イクラができるようになったからといってゲーム三昧にならない ところは成長したなぁと思います。

 

夜も21時頃にはあくびが出始め、22時半には夢の中。

なんて規則正しい生活!

本人曰く「早く起きられると自分エライって思えるから早く寝る」 そうです。

 

調子が悪かった時。

毎朝「嫌な夢を見た」から始まり、ベッドから出るまで私が30分 ~1時間も話を聞いてあげていました。

気づけばもうお昼前、というのもザラでした。

「半日無駄にした・・・」という自己嫌悪から一日が始まり、お風呂も毎日は入れていませんでした。

 

メンタル的には元気いっぱいとはいえませんが、 次男自身も最近の自分の変化を感じているようです。

安定した状態が続きますように。

 

長男の快進撃?

 

5月末の体育大会参加を境に、最近とても頑張っている長男。

 

・修学旅行の説明会に参加( 体育館の一番後ろで説明を聞きました)

・修学旅行への参加表明&卒アル個人写真の不掲載を撤回

通信制高校A、Bの個別相談へ

・支援級にて体育(バレーボール、バスケットボール)、家庭科( 調理実習)の授業に参加

・修学旅行のグループ決め参加

・専修高等学校の個別相談へ

・支援級にて英語(内容はもちろんさっぱりわからない)と理科の授業に参加

 

集団での活動に対する抵抗感が少し薄くなっているような。

小学校3年生から登校渋り、別室登校、支援級へ転籍、部分登校と、わき道を歩んできた長男にとってはものすごい成長です。

 

今も部分登校であることに変わりはありません。

でも、ただ漫然と(本人的には精一杯なのでしょうが) 給食を食べに行って先生とマンツーマンで過ごす日々とは天と地ほ どの差があります。

 

通信制高校&専修高等学校の個別相談へ

 

進路のことになると気が進まない・・・というのは、決してうちの子だけではないと思います。

でもね、今向き合わないと、ということは本人もよくわかっているようで。

「行きたいわけじゃない。でも頑張るよ」

個別相談に行く時には、私に言っているのか、 自分に言い聞かせているのかわからない言葉で気持ちを奮い立たせています。

 

大勢が集まるオープンキャンパスにいきなり行くとなると足がすくんでしまう長男には、 個別相談という形で見学させて頂くのが正解だったみたい。

 

進学先の候補は3校。

全て足を運んで話を聞くことができました。

対応して下さった先生と言葉を交わすこともでき、 高校生活のことを知ろうという意思は感じました。

 

あとは長男が選択するだけ。

どこもそれぞれ魅力的だし楽しそうな学校。

長男が「ここで頑張りたい」と思える学校を選んで欲しいと思います。

今、きっと迷いに迷っているはず。

自分で選べるって素敵。

迷えるって幸せなことですね。 

自信がつくと意欲が湧いてくる

こんばんは。

 

6月に入り、そこかしこであじさいが咲いていますね。

梅雨入りするのはいつかな?

 

今月は以前から楽しみにしていた予定があります。

それは次男とのお出かけ♪

今週末に公開される映画『ぼっち・ざ・ろっく!』 を観に行きます。

 

最近の次男は早寝早起き、起きたら毎日シャワーを浴びて、ご飯を食べて、規則正しい生活ができています。

私が仕事の日は私の実働時間とほぼ同じように、隣でぬいぐるみを作っています。

外に出るのは週に数回、庭に出る程度。

ひきこもり度合いは変わらずですが、調子は悪くなさそうです(すごく良いわけでもないけど、これくらいが丁度良いのかも)

 

今回の映画を楽しみにしていた次男は「長男は誘いたくない」とのこと。

要するに自分のペースを乱されたくないのでしょうね。

長男も理解して遠慮してくれたので、2人で楽しんでこようと思い ます。

 

中学最初で最後の体育大会

 

今週月曜日、予定していた通り長男は体育大会に参加してきました。

出場は綱引きのみ。

 

先週あった予選に続き、交流級の子たちに混ざっての活動。

以前の長男はこういう時、車から降りられなくなったり、直前で足がすくんで動けなったりしていました。

でも、最近の長男はそんな心配を感じさせない頼もしさが出てきた気がし ます。

 

中学の3年間一度も見ることはないと思っていた体育大会。

つい先日まで開催日も把握していなかったので、仕事の休みも取っていませんでした。

でも、せっかくの長男の雄姿を見逃すなんてもったいない。

仕事は珍しく立て込んでいたけれど、なんとか都合をつけて応援に行ってきました。

 

みんなと同じことができるのは当たり前じゃない

 

中学の体育大会はクラスごとに4色に分かれ、お揃いのカラーTシャツを着ます。

もちろん長男も交流級のカラーTシャツを着て参加。

 

なんだかね、すごく不思議でした。

 

長男がみんなと同じ格好をして、同じ活動をしている。

他チームを応援したり、円陣を組んだり、クラスの子と一緒に場所移動したり。

ごくごく普通にクラスに馴染んでいる。

その他大勢の子たちと同じことをしている。

 

中学生の活動としては当たり前のことが、とても新鮮に感じました。

 

長男は小学校3年生で登校渋りが始まり、別室登校、五月雨登校、支援級へ転籍となってから、交流級の活動にはほとんど参加していません。

小学校の修学旅行には行ったけれど支援級単位で動いていたので、交流というほどの交流はないまま。

それでも急に参加した体育大会で温かく受け入れてもらえて、 待ち時間にはずっと話しかけてくれている子もいて。

 

それを遠くから眺めているだけで嬉しかったなぁ。

 

綱引きは僅差で勝利!!

わぁっっっと歓声に包まれた青いTシャツの集団の中に、 ちゃんと長男もいました。

 

みんなと行動を共にするのって安心だけど、しんどいこともある。

同じことをするのが簡単だと感じる子もいる一方で、 苦痛に感じる子もいる。

どちらが良い悪いの問題ではないですよね。

 

みんなと同じことができるって、決して当たり前ではないんだよな~・・・と、しみじみ。

今回のような経験はひとりでは決して味わうことができなかったと 思います。

集団で何かを成し遂げる楽しさを感じられたんじゃないかな。

 

思い出、自信、意欲

 

長男のクラスは綱引きで1位をとり、他の競技でもみんなの健闘が実を結んで体育大会の総合優勝を果たしたそうです(もう1つ同点のチームがあったけど)

 

長男「ぼくが参加しなかったら綱引きで1位にならなかったかも。そうしたら総合も同点優勝できなかったね」

自分がクラスに貢献できたかもしれない! というのがとても嬉しそうな長男でした。

 

体育大会への参加は、中学校での数少ない思い出のひとつになるでしょうね。

そして今回の何よりの収穫は「自信」

長男の頑張りに比例して、大きな自信を得られたように思います。

 

それを証拠に、どうやら修学旅行にも行きたいという意欲が膨らんでいる様子。

少し前は「どうしようかな・・・」だったのが、「 行ってみようかな」になっています。

 

明日は修学旅行の説明会。

 説明を聞いたら「行きたい」になるかしら。