ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校の「解決」ってなんだろう

 
こんにちは。

 

今年は桜の開花がゆっくりだなぁと思っていたら、 一気に満開になりましたね。

 

「桜は散ることを知りながら、咲くことを恐れない」というのは、 誰の言葉だっけ。

花開いた桜は散りゆくその瞬間から、 次に花を咲かせる準備を始めている

という話も聞いたことがあります。

 

散ることを恐れずに美しく咲けるのは、1年をかけてじっくり準備 をしてきたから、とも言えるのかもしれませんね。

 

先日、4回目のぞろ目の誕生日を迎えました。

ちょうど自分の誕生日と桜の季節が重なるからか、 なんとなくこの時季は命やその尊さ、儚さについてよく考えます。

 

新年度に思うこと

 

eco家の地域では明日が小中学校の始業式。

ダイニングの週間予定に書いてある文字に長男は気づいていると思うけれど、話題には全くしない。

 

新年度、クラス替え、新しい環境。

以前はこれら全てが重くのしかかる不安で、でも、 縋りたいような期待でもありました。

 

新年度になったら気持ちを切り替えて学校に行けるかも。

新しいクラス、新しい先生なら大丈夫かも。

スタートで頑張れば、なんとかなるかも。

 

そんな淡い期待はことごとくひっくり返されました。

 

新年度という区切りと子どもの気持ちは別物。

クラスメイトや先生がどうという問題ではない。

スタートで頑張らせることで更に疲弊してしまう。

 

もちろんこれは我が家のケース。

不登校の子、みんなに当てはまるものではありません。

 

この春で不登校歴が7年目に突入する我が家にとっては、 もはや学校に行けるかどうかの問題ではなく、 それぞれがどう生きるかという問題になっています。

 

よく、何をもって不登校の「解決」と考えるか? という議論がありますよね。

 

私が個人的に思うのは、

学校に行く、行かないの問題ではなくなった時。

自分の生き方を考えられるようになった時。

 

そう考えると、次男の中では不登校はもう解決、 というか終了しているのかも。

進学の意思があり週に数回の登校を続けている長男は、 まだ渦中にいるのかもしれません。

 

中3といえば世間一般には進路選択の年。

受験生かぁ・・・と、 ため息をついている親子も多いことでしょう。

でも、逆に言えば義務教育の恩恵を享受できる最後の一年。

思う存分葛藤するのも悪くないんじゃないかな・・・と思います。

 

ハイな状態が続いている次男

 

先月、私の姉と姪っ子が遊びに来て以来、 次男はちょっとハイな状態が続いています。

 

正直なところ、姉と姪っ子が帰ってしまったら

エネルギー切れを起こすだろうね

テンション急降下になるのでは・・・

というのが私と本人の予想でした。

 

「楽しい」という刺激もある意味ではストレス。

家族以外との時間を過ごすというだけで気を遣いすぎる次男にとっ て、かなりのエネルギー消費だったと思います。

 

ですが、姉たちが来ていた時のテンションが未だ下がらず。

 

とにかくよく喋る(うるさい・止まらない)

ちょっと強気

長男にからむ

自ら出かけたがる

ぬいぐるみの製作時間多め

 

これは軽躁状態

 

次男は気分の波が大きく、 双極性障害の可能性を指摘されています。

投薬治療のおかげで、 小さな波はありつつも強い抑うつ状態が続くことはだいぶ減ってき たように思います。

ただ、今の状態が中庸なのか、軽躁なのか、よくわからない。

 

本人も気分の波に振り回されるのは辛いようで。

どこかで急降下するんじゃないかという恐れが常にあるそうです。

 

今ご機嫌に過ごせている次男が、明日もご機嫌だったらいいな。