ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

双子と5歳年下の従妹

こんにちは。

 

今日から4月。

新年度が始まりました。

進級、進学、就職など、新生活をスタートされる方も多いと思います。

緊張、ドキドキ、ワクワクと、感情が揺れ動きがちな季節ですね。

 

双子もついに義務教育最終学年、中学3年生になりました。

不登校になってからというもの、新年度はどうしても気持ちがザワザワしがちでした。

でもここ数年はそんなこともなく平常心。

本人のペースで気負わずに、ゆっくりいこうの精神で過ごしていこうと思います。

 

双子と従妹

 

私の姉と姪っ子(双子の従妹)が1年ぶりに3泊4日で遊びに来ていました。

母も来る予定でしたが、体調が万全ではないとのことで断念。

ばばちゃんに会う楽しみは次回へおあずけとなりました。

 

姉たちは近くのホテルに泊まっていたので、一緒に過ごしたのは朝食後から夕食後くらいまで。

お出かけしたり、みんなでゲームをしたり、ごはんを食べたり。

バドミントンやUNOでも盛り上がって、目一杯、楽しい時間を共有できました。

 

普段、家族以外との関わりがほとんどない次男。

気を遣いすぎる気質で、ひとと一緒にいるだけで疲れてしまいます。

「適度にひとり時間を取りながらでいいからね」と事前に伝えていましたが、結局ほとんど遊びっぱなし(夜になると魂が抜けていましたが)

 

姉とも姪っ子ともごくごく普通におしゃべりしていました。

他人の前では基本的に無口な子なので、私や夫的には「おぉ~」という感じ。

長男も「わ、しゃべってる!」と思っていたそうです。笑

 

ただ、本人的には

「かなりハイになってるよね。これ、後で落ち込むやつかな」

と自己分析していました。

その割にはお別れ後もまぁまぁ元気。

良かった~。

 

長男もとても楽しそうでした。

日ごろ夫や次男に邪険にされがちで、遊び相手を求めていたからね。

5歳年下の女の子と精神年齢的にもそれほど差を感じず(それもどうかと思いますが)、かわいいもの好き同士、気も合うみたい。

 

姪っ子はまだ小学4年生でひとりっ子。

帰り際には寂しさがこみ上げてしまったようで・・・。

バイバイの挨拶もそこそこに車に乗り込んで涙を堪えていました。

お兄ちゃんたちとたっぷり4日間遊んだ後で、急にひとりになるのは寂しいよね。

 

以前はお別れの度に泣いていた次男は、さすがに成長しました。

泣いている姪っ子を見つめて、「ぼくもあんな感じだったね」としみじみ。

大きくなりました。

 

子ども同士の会話

 

長男は大人と話をするのは好き。

自分の話を聞いてくれる相手とはよくしゃべります。

 

一方で、同年代や年下の子に対し自分から話題を振るのはあまり得意ではありません。

相手が喜びそうな話題を提供しようという気遣いができるわけでもありません。

でも、姪っ子とはすごく楽しそうに会話していました。

 

長男「パパとママ、喧嘩する?」

姪っ子「するよ。パパ、話聞かないから。機嫌が悪くなると無言になる」

長男「うちもだよ~。そういう時、子どもとしては気まずいよね」

姪っ子「わかる」

 

何の会話でしょうね。

 

子どもたちを待たせて姉と私で買い物をしていた時は、

 

長男「大人は買い物と話が長いよね」

姪っ子「本当!」

次男「でもさ、大人は大人で話したいことがあるんだよ。ぼくたちはぼくたちで遊べばいいじゃん」

 

子どもならではの苦労を分かち合って、盛り上がっていました。

 

現状、友だち付き合いはほぼゼロ。

自閉スペクトラム症の長男も社交不安障害の次男も、他者とのコミュニケーションに難があることは否めません。

 

でも、姪っ子とは1年ぶりにも関わらず楽しくお話できました。

感性の近さ、なのかな。

 

なんにしても、子どもたちにとって心許せる相手がいるだけで嬉しい気持ち。

たったそれだけのことが、自己肯定感にもつながるような気がします。