ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

社交不安障害の次男 3年前と今現在

こんにちは。

 

今年も残すところあと数日ですね。
カメさんペースの更新にも関わらず、読んで下さった皆様、 コメントやスターを下さった皆様、 本当にありがとうございました。


年末は例年通りバタバタとしていますが(年賀状未着手!) 今年も恒例のおせち作りをして新しい年を迎える予定。


能登半島地震に始まった2024年。
被災地域から離れた場所に暮らす私にとっても衝撃的な年明けでした。
あれから1年、誰もが心身ともに健やかに過ごせる世の中を願わずにはいられません。
今ここにある幸せを噛みしめながら、来年も一歩一歩あゆみを進めたいと思います。


3年前の次男 社交不安障害の診断を受けた頃


ちょうど3年前の今頃、次男は「社交不安障害」 と診断されました。
当時は小学校6年生。


3年生の時に不登校になり、コロナ禍に入ったのが5年生。
ただでさえ不安が強いところへ降って湧いたコロナ。
学校が休校となり、習い事も活動休止。
ステイホームの日々が続いたことで、すっかり人と会う、接触することが怖くなってしまいました。


当時の次男は
・玄関から出るだけ、庭に出るだけでも通行人の視線を気にする
・お店の中などでは全方位に警戒を向ける。かなり挙動不審な動き
・特定の人(学校や病院の先生、習い事のコーチなど) とも目を合わせられない、しゃべれない
・外出時は必ず手を繋ぎたがる


上記のような状況で次男に何が起こっていたかというと、動悸、大量の汗が出る、頭が真っ白になるなど。
不安障害特有の身体症状がはっきりと出ていました。


今現在の次男


最近の次男はお出かけが好き。
ちょっとした場所でも付いて来たがります。


「会社に書類届けに行ってくるね」「ぼくも行く!」
「長男を迎えに行ってくるね」「ぼくも行こうかな」
「スーパー行ってくるね」「ぼくも行く!」
「イルミネーション見に行きたい!!」


外に出る意欲があるだけでも、3年前とは全く違います。
外出先で挙動不審に周りを警戒することがなくなりました。
人目を過度に気にすることもなくなりました。
たまに手を繋いでくることはあるものの、

次男「人がいるところに行っても動悸がしなくなった。 イヤな汗も出なくなったよ」

と話しています。


今もひとりでの外出、買い物はできません。
どこにでも付き添いが必要。
コンビニでさえ、店員さんに商品を渡すなどのやりとりも避けてしまいます( セルフレジがありがたい)


ですが先日、初めて商品をレジに持っていき、自分で支払いすることができました。
買ったのは私へのクリスマスプレゼント( かわいいクマさんのぬいぐるみ♪)
プレゼントしてくれたことも嬉しかったけれど、 自分で買い物に挑戦してくれたその気持ちがとても嬉しくなりまし た。


社交不安障害との付き合い方


社交不安障害の診断を受けてから続けてきたのは、服薬+ 少しずつ少しずつの暴露療法。


無理に外に出そうとはせず、近場や興味のあるところから。
時間もほんの少しから。
未だにあまり長時間のお出かけはしないし、混雑が予想される場所はできるだけ避けます。


ひとつ成功体験を積むと、次々に「もっともっと」 と思ってしまいがち。
でも、その気持ちをひたすら抑え「三歩進んで二歩下がる」 くらいの精神で。
焦りや貪欲さを手放して気を長ーく付き合ってきた結果が、今の状態です。


次男には心の調子の波があるため、二歩どころか十歩くらい後退してしまうこともないとは限りません 。
でも、3年前に比べればかなり良い状態。
ゆっくりゆっくりいけば良いと思います。


 

追記

来年もどうぞよろしくお願い致します。

良いお年をお迎えください。