ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

春休みのお楽しみ

 
こんばんは。

 

双子の中学校は今日で通常授業が終わり。

来週月曜日には修了式です。

 

春休みに入るのが楽しみな長男。

「今週は頑張る」宣言をして、 雨がひどかった火曜日以外は登校しました。

 

3学期、出席日数はぼちぼちだったものの、 自宅学習はがんばっています。

進んでお手伝いをしてくれたり、 ちょっと外に出てみたりと良い調子。

 

完全不登校の次男もぬいぐるみ作りに励んでいます。

作業時間が5~6時間×週4日くらい。

調子はまぁまぁ・・・なのかな。

 

支援級の教室で次男の身代わりをしていたぬいぐるみのうさぎさん 、

「春休みの間、ひとりぼっちは可哀そうだから」

と、長男が連れて帰ってきました。

去年の夏休みに入った頃、次男が先生に依頼されて作ったコです。

里帰り(?) してきたうさちゃんを見て嬉しそうな次男。

「久しぶりに我が子に会えた気分」だそうです。笑

 

春休みの予定

 

年度が替わる春休みは新生活の準備に忙しい方が多いかもしれませ んね。

皆さん、どこかお出かけのご予定はありますか?

と言っても、 まとまったお休みがあるわけではない大人にとっては、 ただただ忙しい季節・・・という方もいらっしゃるかも。

 

eco家は毎年恒例、私の母、姉、姪っ子が2泊3日で遊びに来る 予定です。

 

姪っ子(双子のいとこ)は現在小学3年生。

双子とは5歳差です。

中学生男子2人が年に1度しか交流のない小学生と遊ぶという状況 。

何をして遊べば良いかわからない、という子もいると思います。

 

でも、双子にとっては楽しみな様子。

バドミントン、ボードゲーム、Switchのゲーム、 あとは何しよう? と、色々考えています。

 

お出かけもする予定。

姪っ子は近くで運行している遊覧船に乗りたいそうです。

地元民はなかなか乗らないやつですね。

我が家では誰も乗ったことがなく、 私も長男も楽しみにしています。

船上から桜が見られたら素敵かも♪

 

次男は船には乗りたくないそうです。

いざという時(パニックとか不安に襲われた時) 逃げ場がないから。

「船着き場で待ってるよ」と。

 

普段から我が家のお出かけは難しい。

社交不安障害の次男の行ける場所を考えると、 選択肢が少ないのです。

近距離で、そこそこ人が少なくて、楽しめて。

結果、毎回同じ場所に行きがち。

慣れている場所の方が安心できると言うから良いんですけどね・・ ・。

 

対人不安と緘黙

 

次男の対人不安が明らかに強くなったのはコロナ禍以降。

ひととの関わりが激減したことが少なからず影響していると思いま す。

 

昨年の春、3年半ぶりに母たちが遊びに来た時は、 次男も一緒に食卓を囲み、 なんとなく会話に参加している風でした。

母や姪っ子にぬいぐるみをプレゼントしたり、 一緒にいちご狩りに行ったりもしました。

 

でも実は、私の両親や姉とは直接言葉を交わせていません。

目も合わせられなかったそうです。

 

私や長男を経由して話すか、Yes, Noで答えられる質問に首の動きで答えるか、くらい。

両親も姉も無理に口を開かせようとせずに接してくれたので、 一緒に過ごすこと自体はできました。

 

唯一直接言葉を交わしていたのは姪っ子。

ゲームをしながら、バドミントンをしながら、 ぬいぐるみを介してなど。

自然に子ども同士の会話が成り立っていました。

 

次男は場面緘黙症と診断されたことはありません。

でも、それに近い状態ではないかと感じたことは度々あります。

 

場面緘黙症(選択性緘黙症)は保育園や幼稚園、 学校などの特定の場面で言葉を発することができなくなる不安障害 として知られています。

家族や安心できる相手であれば普通におしゃべりできるそうです。

 

次男の場合、そもそも他人と接する機会が著しく少ないため、 いまいちよくわからない。

日常的に接する相手でなければ、 緊張して話せないのも無理ないのでは? とも思います。

 

先日、母と電話で話していた時にポロっと出た言葉。

「今年は次男くんと少しお話できるかな」

 

遠方で暮らしていて、 あと何回元気な状態で会えるかわからない母にとって、 直接おしゃべりできないのは残念なことなのでしょうね。

一方で「会えるだけで嬉しいよ」とも言ってくれるけど。

 

次男が口を開くかどうかは、 その場になってみないとわかりません。

でも、今は母たちの来訪を楽しみにしています。

言葉は交わせなくても、楽しい時間を共有できますように。