こんばんは。
3月頃から軽躁状態かも? という様子が続いていた次男、少し落ち着いてきたような気がします。
朝起きるのは早いまま。
ぬいぐるみ作りもほどほどにできる状態。
熱心にお絵描きもしています。
一時見られた妙なハイテンションや大言壮語が落ち着いて、 ふんわりと降下してきた感じ。
急激に調子が落ちるのは、本人も周りも本当に苦しいです。
今くらいの状態が長く続きますように。
密かなキャラぬい、推しぬいブーム
最近、手芸屋さんや100円ショップに行くと、密かな「 推しぬいブーム」を感じます。
「推しぬい」作りに適した生地やパーツ、 洋服などがたくさん売られています。
眼鏡や帽子なども充実しているし、 ベンチやワードローブなどの撮影小物まで。
なんなら、あとは表情と髪をつけて服を着せるだけ!の、 推しぬいボディまで売られています。
推しぬい、キャラぬいを作る過程で一番難しいのが、 おそらく表情。
趣味で推しぬいづくりをされている多くの方は、 アイロンで貼り付けるワッペンタイプの目や口を使っています。
オーダー通りにコンピューターミシンで刺繍してくれるサービスも あるそうです。
手芸屋さんのレジ横には「推しぬいの目、オーダー承ります」 の文字が。
それだけ需要があるということですよね。
次男が最初に作ったキャラぬいのお顔は、 ワッペンの目と口を貼り付けただけでした。
でも、それでは満足できなかったんです、彼は。
市販品では好みに合わせた表情にできない。
自分のお小遣いで買うには高額(1セット500円前後ですが、 いくつも作りたいとなると・・・)
そこから自分で刺繍するようになり、20体以上のキャラぬいを作 りました。
初期の刺繍は、 キャラクターの目をデフォルメして作っていました。
単純な形状、使う色は2色程度。
最近では、さらに一段上のステップへ。
まつ毛、目の中のハイライト、まぶたの特徴など、 元々のキャラデザインを再現することにこだわっています。
次男、これだけで稼げるのでは? なんて思ってしまう。
完璧主義は変わらない
現在の次男は『葬送のフリーレン』のシュタルクを製作中( フリーレンとフェルンは既にいます)
再現度にこだわった刺繍には、片目だけで4~5時間かかります。
それが今、三度目。
一度目
目の輪郭を描かずに縫ったため、 大きくなりすぎてしまったとのことでボツ。
ecoの心の声「輪郭描かずにこの完成度?」
二度目
一度目の学びから目の輪郭をしっかり描いて、大きさはばっちり。
でも、位置が外側すぎた。目が離れちゃう! とのことでボツ。
ecoの心の声「え!!!! 全然おかしくないよ。刺繍きれいにできてるし!!」
どちらも、4~5時間かけて片目が完成したところで、 一からやり直しとなりました。
厳し・・・。
↑ ボツになった二度目のもの
そもそもキャラぬいは完全に趣味で作っているもの。
販売目的ではありません。
完璧さを求めているのは本人だけなのです。
私からすると、時間をかけて作ったのに「勿体ない」 と思ってしまう。
でも、 自分の楽しみで作っているからこそ完璧を求めるのかもしれませんね。
仕事として製作するとなると、タイムパフォーマンスも大事。
なのだけど、 クリエイティブな仕事をする人にとっては自分の作品へのこだわり も同じくらい大切なのでしょうね。
次男の職人気質は、きっとこの先も変わらない気がします。