ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男、動き出しました

こんにちは。

 

10月に入り、一気に秋の空気に変わりましたね。

 

長男は朝起きてからくしゃみを連発。

アレルギー? 風邪? 

どちらとも言えない感じですが、真夏のままの半袖半ズボン姿で「寒い寒い」と言う長男・・・。

 

暖かい格好すれば?

 

私に言われるまでそんな発想すらなかったようで。

すぐに長いジャージと靴下を履き、上はブランケットを羽織って人心地ついたようです。

マイペースすぎるというか、ぼけっとしているというか・・・大丈夫かしら。

 

スイッチON

 

8月にコロナに罹って以来調子がいまいちだった次男。

急にスイッチが入ったかのように、活動的し始めました。

近くで何度見ていても不思議なんだけど、本当にスイッチが切り替わるみたい。

 

今、次男は11月に初めてイベントで販売する予定のこうさぎちゃんを作っています。

 

eco-hs-o.hatenablog.com

 

目標は生地違いの子を4体。

現在、1体完成して2体目が8割ほどできているところ。

スイッチが入っている時の次男なら1日、ゆっくり作っても2~3日で1体作れると計算すると、調子ががくんと落ちることがなければ問題なく達成できる目標です。

 

次男「ちょっと気分転換にキャラぬい作ろ~」

 

こうさぎちゃんを製作中にもかかわらず、キャラぬいを作り始めました。

今一番はまっている『文豪ストレイドックス』のキャラぬい(すでに6体います)

 

キャラぬいは決して片手間の気分転換に作れるという類のものではありません。

工程が多いうえに髪型や服はイラストを見ながら独自に作るから。

むしろ、かなり気合を入れないと多分私には作れない。

 

でも、次男にとっては違うようです。

それが楽しくできるほど、気持ちが上向いてきているなら嬉しいな。

 

児童精神科の受診日でした

 

昨日の次男は午前中はめいっぱいぬいぐるみ作りに集中。

午後は珍しく私と一緒に児童精神科へ。

 

家族以外のひとの前ではほとんど口を開かない次男が、主治医からの質問に受け答えしていました。

これまたとても珍しいこと。

ただし、先生からは距離を取って座り、ぬいぐるみの入ったバッグを抱えて。

蚊の鳴くような小さな声で。

それでもすごい進歩だね。

 

主治医の先生はとっても優しい雰囲気の若い女医さん。

話しやすい雰囲気を感じたのでしょうね。

 

Dr.「ぬいぐるみ、すごい可愛いね。名前つけたりするの?」

次男「〇〇〇ちゃん」

Dr.「名前も可愛い! この子を作るのにどれくらい時間かかるの?」

次男「だいたい8時間から9時間くらい」

Dr.「すごいね。コロナになった後少し調子悪かったみたいだけど、だいぶ元気になってきたみたいだね」

 

こういう当り障りのない会話を普段からできる相手がいればいいのに。

もう何年も思ってきたことを、またふと思いました。

 

次男は性善説を信じていて。

世の中には心優しい人が本当はたくさんいると思っていて。

そんな人ばかりであって欲しいという願いが強いです。

だからこそ、人には裏表があることとか、本音と建前があること、実際には汚い部分も醜い部分もあって、まぁそれが人間らしさでもあるんだよっていうことに、深く傷ついてしまっているような気がする。

 

病院からの帰路につきながら、次男は

「あの先生なら話しやすいかも。優しい先生だった」

と話していました。

 

児童精神科の先生って、基本みんな優しい大人の部類に入ると思います。

けど、次男の目にはそうは映らない。

すごく純粋な目を持っているからこそ、人が怖いと感じるのかな・・・。

 

どんな相手だったら、次男が安心して心を開けるだろう。

そんな人にいつか出会えるかな。

出会えると信じたいです。