ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

夢へまた一歩

こんにちは。

 

週末に規模の大きなクラフトイベントへ行ってきました。

まだまだ暑いし人混みだし、私ひとりで行くつもりでしたが、なんと「一緒に行く」という次男。

ぬいぐるみ作家になっていつか自分も出店したいという憧れを胸に、2人で出発!

 

ところが・・・やっぱり人、人、人。

そして1週間後にはお彼岸だというのに30℃超えの炎天下。

日頃ひきこもっていて暑さにも人混みにも慣れていない次男、ブースを半分くらい見たところでギブアップでした。

 

それでも私は十分満足。

いろんな手仕事の魅力を堪能できました。

今はハンドメイド作品もネットで簡単に売り買いできる時代だけど、作り手とお客さんが直接繋がれる機会もまた格別ですね。

 

ぬいぐるみ作家デビュー?

 

実は11月にとある大学の学園祭で、次男が初めてぬいぐるみを販売する機会を得ました!

 

と言っても、個人でブースを出すわけではありません。

私が以前から細々と参加していた手芸サークルでブースを出すため、その片隅にぬいぐるみを置かせてもらう予定です。

 

接客はサークルメンバーで交代制。

対人不安のある次男が「自分でやらなければ」というプレッシャーもありません。

コロナ以前に何度か子どもたちを連れて行ったことがあり、場の雰囲気もなんとなくわかっています。

 

学生さんだけでなく、地域の方が家族連れでたくさん遊びに来る学園祭。

ワイワイガヤガヤ賑やかで、決して次男が落ち着けるような場ではない。

でも今は、自分の作ったぬいぐるみを販売できるという楽しみの方が勝っているみたい。

今回クラフトイベントへ行ったのは、学園祭の雰囲気を疑似体験するためだったようです。

 

オリジナルこうさぎちゃん

 

次男が今まで作ってきたぬいぐるみは、

手芸本の型紙を使った動物ぬいぐるみ

キャラクターぬいぐるみ(髪型・服等はイラストを見ながら独自に製作)

この半年ほどで30体を超えています。

ただし、これらのぬいぐるみは著作権の関係で販売することができません。

 

ハンドメイド作品を販売する上での必須条件は、オリジナルであること。

オリジナル作品を作ることができなければお話になりません。

 

まぁ、世の中には似たような作品もたくさんあるけど。

模倣なのか派生なのかわからない作品で溢れているけど。

次男も私も根が真面目なので、そういう曖昧さは避けたい。

 

そんなこんなで出来上がったのがオリジナルのこうさぎちゃん。

型紙は次男と私の共同制作です。


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当たり前だけどオリジナル型紙を作るのって本当に難しくて。

試作を繰り返し、微妙なうさちゃんがいっぱい生まれてしまいました。

でも、次男はその全ての子に名前をつけてちゃんと可愛がっています。

ぬいぐるみ愛の深さに脱帽。

 

学園祭ではこの子の素材違い、色違いを何点か出品する予定です。

売れなかったとしても、お客さんに興味を示して貰えるといいな。

 

あとはメンタルとの闘い

 

そんな楽しみはありつつも、今現在、次男の調子はあまり良くありません。

 

週末のイベントも、まさか行けるとは思っていませんでした。

酷いうつではないものの、気力があまりない状態。

悪い夢を頻繁に見たり、お風呂に入る頻度が落ちたり、うつの徴候は出ています。

ぬいぐるみ作りもなかなか捗らない。

 

学園祭まで1カ月半。

5体くらい出品したい

当日は自分で売りに行きたい

というのが本人の希望です。

 

学園祭の日に照準を合わせてメンタルの調子を整えつつ、製作をすすめる。

できるかなぁ・・・。

 

ノルマがあるわけではないので、1体でも2体でもいいんです。

当日に次男が行けなくても、私が行けば何の問題もありません。

 

でもね、次男が目標としていることが叶えば、きっと自信になる。

お客さんの反応を目の当たりにすれば、今後のモチベーションにも繋がるんじゃないかな。

夢へとまた一歩近づくワクワク感を楽しんで欲しいです。