ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

はじめの一歩 の後日談

こんにちは。

 

昨日は立冬だったと聞いてびっくり。

今週末くらいからはようやく涼しく? 寒く? なるそうですね。

 

おでんの具などに入れる練り物で有名な食品メーカーさん。

この暖かさで季節商品でもある練り物が売れず、困っていらっしゃるそうです。

確かに寒さを感じないと、なかなかおでんの気分にはならない。

 

でも、子どもたちからは「おでん食べたい」とリクエストがありました。

もう少し寒くなったら、ね。

 

思いがけなかったこと

 

ぬいぐるみ作家を目指して、大きなはじめの一歩を踏み出した次男。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

大きなイベントを終えて、疲れ果ててしまうのではないかと危惧していました。

実際、その日は本当にクタクタで(私も)

しばらく気が抜けてしまうのでは、と思っていましたが、今週はまたぬいぐるみ作りに励んでいます。

 

そして昨日、手芸サークルの代表の方から連絡がきました。

 

なんと、学園祭でぬいぐるみを購入したお客様が、

「とても気に入ったので追加購入したいです」

と、手芸サークルの母体であるNPOに問い合わせを下さったそうです。

 

まさかまさかの追加依頼。

 

細々と活動しているサークルなので、身内(NPO内の繋がり、知人友人)からの依頼はあっても、一般のお客様からこんな問い合わせが来たことはありません。

そもそもサークル独自のSNSさえ作っていないし。

本当に細~く長くをモットーにやっているサークルなのです。

 

代表から「検討してみてください」との連絡を受けて、「もちろん作るよ!」と、次男即答でした。

 

こんなご依頼、嬉しくないわけがない。

というより、最初からこんなに上手くいっていいのか? と、幸せすぎて不安になるみたいな状態です。

 

「楽しみになってきた」

 

次男はメンタルの調子が良い時でないと、ぬいぐるみ作りに集中できません。

注文を受けてから納期を気にしつつ製作するのは、プレッシャーになるかな? という心配も若干あります。

いわゆる受注生産は、ちょっと不安。

基本的には在庫を作って売るスタイルの方が、精神的負荷がかからない気がします。

 

ところがありがたいことに、今、次男が頂いている依頼は4つ。

 

・追加依頼のこうさぎちゃん

・キーホルダーサイズのうさちゃん2つ

・手芸サークルのマスコット

 

キーホルダーサイズのうさちゃんとサークルのマスコットは、急がなくても大丈夫。

次男のペースで作ればいいと伝えています。

 

でも、嬉しさいっぱいの次男、今はやる気で溢れています。

 

次男「なんか楽しみになってきた」

eco「何が?」

次男「自分の将来が」

 

不登校になって自分を責め、うつ症状に苦しみ、社会不安障害も併発して、

ひとが怖い

誰とも関わりたくない

ぼくの味方はどこにもいない

死にたい

長生きなんかしたくない

と言っていた子が。

 

「自分の将来が楽しみになってきた」

 

大げさじゃなく、心に光が差した瞬間でした。

厚く立ち込めていた雲の合間に光が降り注いできた感じ。

 

次男からこんな言葉が聞けるとは。

 

気分の波があるので、良い調子がずっと続くわけではありません。

またネガティブな波にのまれることもあると思います。

 

でも、

今まで寄り添ってきて良かった

ぬいぐるみという存在があって良かった

好きなことを応援してきて良かった

心からそう思えました。