ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

発表会から一夜明けて

昨日の長男のヴァイオリン発表会、なんとか無事に乗り越えました。

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エネルギーを出し切った長男、今日は堂々と欠席宣言。

次男も今日はお休みです。

共感性が高すぎる次男は、長男の緊張とか疲労とかを自分のことのように感じているようです。

四六時中一緒にいる双子、無理もないか・・・。

 

ヴァイオリンの発表会に見た長男の強さ

 

3ヵ月ほどかけて毎日練習を重ねて、発表会当日に照準を合わせて曲を仕上げる。

そして当日、気持ちを整え、集中力を高めて1度きりの本番に挑む。

緊張感と戦いながら大勢の他人の前で演奏するというのは、大人であっても難しいことだと思います。

 

数日前から長男は緊張していて、昨日は朝からパンも喉を通らないほどでした。

それでも、なんとかして気持ちを落ち着けようとしていました。

朝、ベッドの中で、会場に向かう車の中で、イメージトレーニングをしたり。

リハーサルの後は風が冷たい外に出て深呼吸してみたり。

開会直前には、うさぎのこみみに出会った日の動画を見て癒されていました。

「これは自分との戦い」

そう呟いた長男が、私には頼もしく思えました。

 

もっとたくさん練習すれば良かったのに。

ビブラートの練習だって、もっと真剣にやれば良かったのに。

言うのは簡単だけれど、それは誰より本人がわかっていること。

後悔先に立たず、です。

 

はっきり言って、練習時間は他の演奏者の方の半分もないと思います。

指がまわらないところもあったし、拙い演奏だったと思います。

年下の子が、長男よりもずっと難しい曲を上手に弾きこなしているのも、すごいなぁと感心します。

でも、昨日の私は、そんなこと全然気になりませんでした。

 

給食くらいしか学校に行けていない長男が、これだけがんばれた。

どうにかこうにか毎日練習して、頭が痛いと言いながらもレッスンを受けてきた日々。

そして、力を出さなければいけない局面で、なんとか気持ちを整えて挑むことができた。

 

もう、これだけで十分立派だと思います。

ここぞという時、がんばれる力があるということを見せてくれました。

自信を持って欲しいです。

 

燃え尽きた長男

 

練習から解放されて嬉しいけど寂しい。

寂しいし、悲しい。

 

発表会から一夜明けた長男は、そう言ってちょっと沈み気味。

うんうん、わかる、その気持ち。

 

発表会を区切りにヴァイオリン教室を辞めることは、長男と話し合って決めたことです。

でも、ヴァイオリンが大好きな長男は、やっぱりまた習いたいという強い気持ちを持っています。

 

今は一度ヴァイオリンから離れてみて、荷を軽くしたと思えばいい。

もしかしたら、ほかにやりたいことが出てくるかもしれないし、今度こそもっと真剣にヴァイオリンをやりたいと強く思うかもしれない。

自由な気持ちで、自分を見つめなおすチャンスです。

 

とりあえず今日はゆっくりと。

私も休みなので、後で一緒にボードゲームでもやろうと思います。