ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

ひといちばい敏感な子が動物園へ行くと

こんにちは。

 

夫の職場でインフルエンザの感染者が1人出たそうで、連絡がありました。

予防的にタミフルを服用し、家では2日ほど隔離です。

仕事中はもちろん感染予防が徹底されているので、多分大丈夫だと思うけれど、隔離か~・・・。

でも、コロナの濃厚接触の場合に比べたら短いものですね。

感染していませんように。

 

春の動物園へ 

 

昨日は子ども達と動物園へ行ってきました。

暇を持て余しているのは学校のある時も同じだけど、春休みだから少しくらい楽しいお出かけがしたかったそうです。

公園をお散歩、卓球、動物園、海、などなどの選択肢から、子どもたちが動物園を選びました。

 

桜も咲き始めて、園内は親子連れがいっぱい。

桜は4~5分咲きというところでした。

園内は広くて坂だらけで、行く度に双子用ベビーカーの重さを思い出す。

 

日頃、運動不足で人混みに行くこともない双子、園内を一周するだけで、体力的にも精神的にも疲れたと思います。

見たい動物を絞って、まぁいいや・・・と思う動物はスルー。

小さい頃から20回以上は行っている動物園なので。

1時間ほどで楽しく巡ることが出来ました。

 

共感力が高い次男の視点

 

ひといちばい敏感で、共感力が高い次男は、動物園でもワクワク楽しい♪ というよりは、動物を観察して、動物の気持ちになっています。

 

“ポニーと一緒に写真を撮ろう!“というコーナーのポニーが、気の毒でたまらない、と言う次男。

写真撮影のために飼育員さんに抑えられ、カメラの方を向かされる小さなポニー。

周りには幼稚園くらいのお子さんがたくさん並んで、撮影の順番を待っています。

こんなにたくさんの撮影に耐えないといけないのか~・・・。

「可哀想。ストレスだよ、絶対。きっと早くおうちに帰りたいと思ってるよ」

 

孔雀の雄が見事に羽を広げている姿にどんどん人が集まってくると、次男は即行離脱。

「人が多いのはぼくも無理だし、少しでも減った方が孔雀にとってもいいよ」

 

以前はちょっと目立たない静かな場所で飼育されていたロバが、入口近くの人通りの多い場所に移されたのを見て

「前の方が静かで良かっただろうねぇ・・・」

 

コロナの影響で動物とのふれあいが中止になっていることについては、

「動物にとっては助かるね。余計なストレスがかからなくて」

と言っていました。

 

自分が人混みが苦手、騒がしいのが苦手なので、人に見られることが仕事でもある動物たちにやけに同情的な次男でした。

動物たちが実際どう感じているかはわかりませんけどね。

ポニーは確かに嫌がっていて、可哀想だったな。

 

私も子どもたちも動物が好きだし、動物園が好きです。

でも、動物園や水族館は人間のエゴだと考える人もいる。

その気持ちも、わかります。

やっぱり、自然の中で本能に従って生きるのが動物のためなのでは?と思います。

実際の動物園や水族館は単に人間を楽しませるための施設ではなく、貴重な動物を保護したり、保護に繋がるような生態研究をするための施設でもある。

それも含めて、エゴだと言ってしまえば、そうなのかもしれませんね。

 

いくら動物が好きで共感力が高くても、次男のようなタイプは動物園とかでは働けない気がします。