ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

星野富弘さんの詩画展に行きました

今日は朝から蝉の声に負けずに草刈りをしました。

荒れ放題の芝生の庭、夫の休みと天気を待っていても埒が明かないので、私がやるしかない。

 

と思っていたら、強力な助っ人が!

次男が張り切って手伝ってくれました。

長男も少し。

 

私が草刈機の係、次男は刈った草を熊手で集める係、長男は草をゴミ袋に詰める係です。

 

仕事ができる人

 

私が日焼け止めを塗っている間に、次男が作業前の準備をみんなやってくれていました。

お茶、ゴミ袋、虫除けスプレー、タオル、熊手がきちんと用意されていて、100点満点の準備。

 

こういう時の次男はすごくよく働きます。

ちゃんと自分の考えで動けている。

指示待ちくんの長男に仕事を振ることも忘れない。

 

そんな姿を見ていると、

あれ? この子、なんで学校行けないんだろう?

って本気で思います。

 

次男のような子は学校は合わなくても、社会に出て居場所を見つけたら、実は仕事ができる人になったりして。

なんて、密かに夢を見たりします。

 

星野さんの詩画展へ

 

昨日は星野富弘さんの詩画展に行って来ました。

 

子どもたちを連れてのお出かけは、すごく久しぶり。

次男は元々人混みが苦手なので、空いていそうな時間を狙って行きました。

さすがに感染対策が徹底されていて、緊張感さえ感じるほど。

でも、展示スペースは星野さんの優しい世界が広がっていて、じっくりと鑑賞することができました。

 

子どもたちもひとつひとつ詩を読んで、絵をみて、色々と感じるものがあったようです。

特に次男は、星野さんのお母さんへの想いを綴った詩に深く共感したようです。

長男は当たり前のものの価値に光を当てた作品や、ほんの些細なものに寄り添うような作品が気に入ったみたい。

今の長男だから、今の次男だから、感じられるものがあったんじゃないかと思います。

 

私は特定の作家さんの作品を見る時、年代によって少しずつ違う作風を感じるのが好きです。

年代による変化は、作家さんの人生そのものを現しているようで。

星野さんの詩と絵は、どの年代の作品も優しくて、たまに厳しさがあります。

でも、やっぱり年代によって視点が違う。

だんだんと熟成されているようでいて、新しさもある。

すごいことですね。

 

子どもたちの学校は、あと7日登校したら夏休みです。

「できた」「がんばれた」という気持ちで一学期を終われるといいな。