ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

小学校の卒業式

こんばんは。

 

本日、双子は小学校を卒業しました。

 

式典には参加せず、みんなが学校を後にした頃に教室へ。

先日の放課後登校では教室に行けなかった次男も、「今日は頑張る」と、教室まで行くことができました。

 

見慣れた支援級の教室は、双子のために卒業式仕様に設えられていました。

修了式から1日しか経っていないのにきれいに片付いて、壁面には思い出の写真が。

黒板には御祝のメッセージとイラスト。

お花と一緒に、先日次男が先生にプレゼントしたぬいぐるみも。

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校長先生が来て下さり、担任の先生からひとりひとり名前を呼ばれて、卒業証書を頂きました。

 

集まってくれた先生方

 

次男は教室まで行けるかどうかわからなかったし、最少人数で、堅苦しいことはなしにしてもらいたいと先生にはお願いしていました。

でも、想像していた以上に立派で、心に残る卒業式になりました。

 

双子のために、多くの先生が集まって下さったんです。

校長先生、教頭先生、教務主任、養護の先生、知的クラスの先生、別室登校時代にお世話になった先生方。

双子に関わってくれた先生方がみんな。

廊下から沢山の「おめでとう」と拍手を頂きました。

 

人に会いたくない、見られるのがイヤな次男は始終ソワソワ。

こそっと「話が違うんだけど…」と言っていました。

 

でも、今日で最後だし。

先生方にも見送る側としての想いがある。

きっと次男はそういう雰囲気も感じていて、最後まで頑張って耐えました。

 

担任の先生からは、こんなに大人数のつもりじゃなかったのにごめんね、と後で謝られてしまいました。

先生「みんな双子くんを見送りたくて。双子くんの人柄と、お母さんの人柄に集まっちゃったんです」

 

うちの子たちは、こんなに多くの先生に見守ってもらっていたんだ…と、胸が熱くなりました。

 

6年間、お疲れさま

 

卒業式を終えて帰宅した直後、次男は部屋にこもって少しだけ泣いていました。

 

日頃会うことのない人に沢山会って、すごく疲れてしまったのでしょうね。

先生方に会って、込み上げてくるものもあったのでしょう。

そして、小学校生活が終わってしまう寂しさもあると思います。

でも、わりとすぐに復活して、笑顔が戻りました。

 

長男も「卒業、ちょっと寂しい」と口にしています。

普段は学校に対して淡々としているように見える長男も、やっぱり色々思い入れがあるのでしょうね。

 

みんなとは違う小学校生活。

みんなとは違う卒業式。

だからこそ関わることができた先生方や支援級のクラスメイトもいたし、普通の道を歩いていたら決して得られない成長もしたと思います。

 

6年間、よくがんばりました。

本当にお疲れさま。