ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校 中学の入学式について相談しました

こんにちは。

 

春休みに中学から出されている小学校の復習ドリル。

毎日とはいかないけれど、長男はちまちま進めています。

 

国語と理科は無事終了。

8割くらい自分でできました。

社会と英語はほぼ答えを見ながら埋めています。

算数・・・手つかず。

やっぱり算数、数学は積み重ねがないと難しいですね。

 

まぁでも、教科ごとの習得度合いが一目瞭然でいいかも。

 

入学式、どうしたい?

 

双子の入る中学校では、支援級の子たちを対象に、入学式当日の流れを説明する場を設けてくれるそうです。

見通しがわからない状況が苦手な傾向のある子でも、安心して入学式を迎えられるように。

先日、「参加しますか?」と意思確認の電話がありました。

 

卒業という節目を通過してホッとしたばかりで、中学の入学式のことについては双子と何も話し合っていませんでした。

春休みで学校から解放されている今、学校の話で水を差したくないという想いもあって。

私が話を持ち出さなくても、きっと心の中は不安でいっぱいだろうし。

 

でも、春休みは短く、無情にも時は止まってくれません。

先送りにしても仕方がないので、入学式はどうしたいのか、子どもたちと相談しました。

 

入学式に思うこと

 

入学式当日に教室に行く意思はあるそうです。

意外なことに、「ぼくは行ってみる」と先に口にしたのは次男でした。

担任の先生にも会ってみたいし、スタートが大事という気持ちもあるみたい。

でも、本当は怖くて不安な気持ちもいっぱい・・・。

 

以前から「中学校はがんばりたい」と口にしていた長男は、

「行かない。出たくない」

入学式に行く=式典に参列する という構図が頭の中にあり、絶対に無理! と思い込んでしまったよう。

 

双子は小学校の卒業式も、式典には参列しませんでした。

学年全員+保護者が集まる厳粛な場は、ハードルが高いよね。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

でも、入学式に行く=式典に参列する ではないんです。

少なくとも私はそうは考えていないし、参列することそのものが、今後の中学校生活の明暗を分けるわけでもないと思っています。

 

小学校3年生からの長い不登校生活で我が家が学んだことは、

白か黒か、ゼロか100かで考えなくても良い。

ハードルを下げる方法はいくらでもある。

大事なのは、自分ができると思える落としどころを見つけること。

そしてそれを学校に伝えて、交渉して良いこと。

 

中学の間に、私ではなく子どもたちがこれらを実践していけるようになるといいのだけど。

 

そんな話をしつつ、入学式のミッションを設定しました。

「支援級の教室に行って、先生に会うこと」

 

中学の先生と相談

 

電話で中学校の先生に双子の意思を伝えました。

以前、面談に行ってある程度の話ができていたため、対応がスムーズ。

事前にお話ししておいて良かったです。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

先生からは、二通りの提案を頂きました。

プランA みんなが体育館で式典を執り行っている最中に支援級の教室に入る

プランB みんなが下校後に登校する

あとは本人がどちらかを選ぶだけ。

 

別にどちらを選んでもいいし、実際にはミッションをクリアできなかったとしてもいいんです。(もちろんクリアできたら嬉しいけど)

 

ただ、長男と次男の気持ちを学校に伝えること。

学校がそれを受け止めてくれること。

お互い知らないままでは、不安はなくならないのでね。

 

こういう対話の積み重ねが子どもたちの中学での居場所づくり、関係づくりになっていけばいいなぁというのが、私の密かな願いです。