ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

アニマルセラピーの効果

こんにちは。

 

今日、3月4日はeco家にとっては大切な記念日です。

うさぎのこみみを我が家にお迎えした日なのです。

こみみが我が家の一員になってから、今日で2年が経ちました。

 

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お迎えした日のこみみ(生後2.5か月)と今のこみみ(2歳)

 

 こみみとの出会い

 

こみみは、児童精神科の前の主治医からの勧めがきっかけでお迎えした子です。

「毛のある動物を飼うのはお勧めですよ。アニマルセラピーって聞いたことある? 可愛い動物に癒される効果もあるし、生き物を飼う責任を感じることで、生活を立て直すきっかけにもなりますよ」

「なにより、もふもふは正義だからね」

 

動物が好きで、ぬいぐるみのもふもふが大好きな子どもたちには、ぴったりの療法かも。

そう思って具体的に考え始めたものの、夫は犬派、子どもたちは猫派で、私だけがうさぎ派でした。

それぞれの飼育法を調べたり、かかるお金のことを調べたりしているうちに、我が家にはうさぎが合うんじゃないかなぁ?と思うようになったんです。

 

うさぎは繊細でとても慎重な動物です。

好奇心旺盛な面を見せる一方で、警戒心もとても強い。

なんか・・・うちの双子みたい。

 

動物を飼うことをあまり真剣に考えていなかった夫も、猫派だけど「うさぎもいいなぁ」と気持ちが傾いていた双子も、最終的にうさぎ専門店に連れて行ってみたら、もうメロメロでした。

こみみを選んだのは、目の前でご機嫌なひねりジャンプを披露してくれて、人懐っこさがとても可愛かったから。

家族みんな、同意見でした。

その時にはまだ性別が判明していなかったけど、それでも構わないと思えるくらい、こみみが気に入ってしまったんです。

 

アニマルセラピーの効果


こみみをお迎えする前は、家の中が毎日お通夜のようで、重い空気が漂っていました。

不登校、登校渋りの一年目、もうお先真っ暗と言わんばかりの雰囲気でした。

でも、うさぎが家にいる。

たったそれだけの違いで、家の中の雰囲気ががらりと変わりました。

 

家族の明るい会話、笑顔が増えた

次男のお留守番の不安が減った

お手伝いをするエネルギーはなくても、こみみのお世話はがんばれる

いつでも、どんな時でも癒される

 

子どもたちはもちろん、夫や私がこみみに癒されることにも大きな意味があります。

もしかしたら、こみみの恩恵を一番受けているのは私かも。

毎晩、こみみをナデナデしながら本を読んだり、ドラマを観たりするのは、私の一日のご褒美です。

日中も特に意味はなくてもこみみに話しかけちゃう。

うさぎは鳴きもしない静かな動物だけど、クリクリの瞳で応えてくれます。

 

今も我が家の問題解決の兆しは見えません。

これからも当分続いていくのでしょう。

将来への不安に暗澹たる気持ちになることもあります。

でも、こみみの癒しがなかったら、きっと今の状態にすら辿り着けなかったんじゃないかなぁと思います。

アニマルセラピーの効果、実感しています。

 

次男の新しい興味

こんにちは。

 

今日はひな祭りですね。

うちには女の子はいないので(うさぎならいます)特別なことはしないけれど、夜はちらし寿司の予定。

でも、次男はちらし寿司は嫌いと言うので、白米とお刺身です。

お寿司は好きなのに。

嫌いな錦糸卵も除いてあげるのに。

見た目が変わるとなかなか食べてくれないのは、小さい頃と変わらないなぁ・・・。

 

気持ちがざわざわ

 

ここ数日、夕方や夜になると双子から学校へ気持ちが向かっているのかな?と思う発言が度々あります。

長男「ぼちぼち学校行こうかな・・・。明日の給食なに?」

次男「ぼく行ってみる」

 

でも、いざ翌朝になってみると、2人とも

「やっぱり止めておく」

額面通りに受け取って期待しているわけではないけど、それでもやっぱり少しだけ気持ちがざわざわします。

 

3学期も終わりが近づいてきたことで焦りがあるのかもしれません。

成績をつけてもらうために課題をやっているせいかな。

クラス替えの話をしたせいかな。

年度の変わり目で、どうしても周囲のざわつきに影響されてしまいます。

 

次男の新しい興味

 

次男がいつの間にかスマホのシステムや、セキュリティのことに詳しくなりつつあります。

私のスマホのデータが重いと話していたら、設定をチャチャっといじって、サクサク動くようにしてくれました。

すごーい。

助かります。

 

私はスマホやパソコンをそれなりには使いこなしているものの、システムのことなどはよくわからずに使っています。

夫は私以上にその手のことに疎い。

困ったことがあると、どうにかこうにかネットで調べ、本当にこれでいいのかなと悪戦苦闘しながら対処している感じです。(私が)

身近に詳しくわかる人がいると、すごく助かりますよね。

 

次男はYouTubeを見たりゲームをするのに、私の古いスマホを使っています。

SNS等は一切やりませんが、無料の音楽データをダウンロードしたり、お料理動画アプリをインストールしたりしています。

一応、私の許可を得てやっていることですが、やり方は全部自分で覚えました。

 

その中で、どんなアプリやデータなら安全に使えるか、信頼できるのか、ネットで色々と調べるようになったそうです。

(たぶん私を説得するために)

さらに、安全で快適にスマホを使おうと自分なりに考え、YouTubeなどでシステムやセキュリティについても勉強しているそうです。

 

ITツールは日々進化していて、今の時代、避けて通ることは難しいと思います。

でも、私自身、知識がなくて怖いから手を出さないとか、これはアンインストールしてもいいの? 大丈夫? とか、手に負えないことがいっぱい。

かと言って、自分で調べてなんとかしようと努力する気はなし。

私みたいな人は多いと思いますが、次男は興味があるのでしょうね。

頼もしい。

 

ただ、ひとつ困っていることがあるそうで、

「漢字と英語が読めない。やっぱり漢字の勉強は必要だね・・・」

と話していました。

新しい興味の扉が開いて、そのために勉強って必要だな~と感じてくれたら嬉しいです。

来年度の支援級クラス編成 双子で一緒? 別々? 

こんにちは。

 

双子は後期の成績をつけるために出された課題、ぼちぼち取り組んでいます。

本当にぼちぼち・・・。

それとは別に、しばらく放置されていたタブレット学習も少しずつやり出しています。

それは後回しで良いのでは? と思うけれど、お口にチャックですね。

 

昨日、次男は理科の『人の誕生』の単元を勉強していました。

当たり前ですが、説明に出てくるのは単胎児の図。

「双子はどうなってるの?」と聞かれたので、図に書いて教えてあげました。

「次男は逆子だったから、長男と顔を蹴り合ってたかもねぇ」

「栄養も半分こなんだけど、次男はへその緒が細かったから、長男にいっぱい栄養を持って行かれちゃって小さめだったんだよ」

なんて話しながら。

 

勉強の後、タブレットトーク

「ぼくを生んでくれてありがとう!」

というメッセージが送られてきました。

良い勉強ができた気がします♪

 

一緒がいい? 別々がいい?

 

年度末が近づき、学校の先生方は新年度のクラス編成検討でお忙しいようです。

先日、支援級の担任の先生から

「長男くんと次男くん、クラスが一緒なのと別々だったら、どっちがいいかな? それとなく聞いてみてもらえる?」

「精神科の先生のご意見も聞きたいです」

と言われました。

 

5年生から支援級に在籍している双子は、現在クラスが分かれています。

分かれていると言っても2クラス合わせて13名しかいないし、合同でやる授業もある。

給食の準備や休み時間も、クラス関係なく一緒に活動しています。

学校生活の半分くらいは、なんだかんだと一緒に活動することになるのではないかしら。

 

先生からの質問に、長男は「次男と一緒のクラスがいい」とにんまり。

次男と一緒なら安心できる長男は、予想を裏切ることなく即答でした。

 

一方、次男は「長男と一緒なのはイヤ」

・・・ですよね。

 次男は学校でまで長男に干渉されたくないのだと思います。

勉強面で長男に対するコンプレックスもある次男にとって、長男と同じクラスではやりにくいのでしょうね。

 

(学校へ行くと仮定して)私と夫も、双子が同じクラスになったら、長男が次男に過干渉になることが容易に想像できます。

家でも学校でも一緒にいると、家で次男の当たりが強くなることも。

長男は長男だけ、次男は次男だけの居場所を作った方が、多少の不安はあっても精神的な自立に繋がると考えています。

 

児童精神科の先生もこれは同意見。

「自分はこうしたい」という意思決定をできるようにするためにも、クラスは別々の方がいいと以前から言われています。

 

情緒支援級のクラス替え事情

 

今、先生方はクラス編成の色々なパターンを考えていらっしゃるようです。

情緒支援級には年齢の違う子が在籍し、特性も様々。

特性上の相性も考慮する必要があります。

次男のように超敏感なタイプの子と、ADHD傾向が強く落ち着かないタイプの子はなるべく分ける等。

 

学習をスムーズに進めるためには、同じ学年の子を一クラスにまとめたいと考えている学校。

学年がバラバラなクラスで授業を進めるのは大変ですからね・・・。

高学年と低学年で分ける、1年生と6年生などのペア学年でまとめる、などの案が挙がっているそうです。

 

学年でまとめるとなると、ネックとなるのがうちの双子。

学習面に関して言えば、次男は4年生からやり直してもいいくらいの遅れがあります。

仮に長男と一緒のクラスにしたところで、算数や国語で長男と同じスタートラインに立つことはできないと思います。

(個別対応はしてくれますが、次男の自己肯定感がさらに下がる予感)

そう考えると、双子を同じクラスにしてメリットがあるのって、長男くらいかも・・・。

 

当然、我が家の都合だけでクラスが決まるわけではありません。

それでも、それぞれの意見をありのまま伝えてこようと思います。

ずっと先まで見通して、あらゆる事態を想定して、検討を重ねていらっしゃる先生方、頭が下がります。

来年度の我が家はどうなるのかな~・・・。

次男の相手は疲れる

こんにちは。

 

今、私の地元では河津桜が満開だそうです。

数少ない地元の友人にLINEを送ったら、「今から散歩に行ってくるよ~」と返信が来て、10分後には河津桜の写真を送ってくれました。

なんて素敵なフットワーク。

河津桜、色鮮やかでとてもキレイです。


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次男の相手は疲れる

 

毎日、一日に何度も次男から「ママ来て」「ママと話したい」と言われます。

気持ちが不安定な時、やりたいことが見つからない時、頼みごとがある時、何か言いづらいことがある時・・・。

 

その度に私は家事や仕事の手を止めなければいけません。

忙しくて対応できない時には「5分待って」と言えば待ってくれるけど、自分のベッドで話をしたい次男は「来てね!」と言って2階に行ってしまいます。

なんで私がわざわざ出向かなきゃいけないの・・・と、ちょっとイラッ。

 

仕事の手を止めるということは、思考を止めることと同義です。

内容によっては思考を止めずにやりたい仕事もある。

在宅で仕事をしているのに、自分のペースでできないのはすごくストレスです。

おまけに、そういう時はたいてい楽しい話でもないので、延々聞かされるのがイヤになってきてしまいます。

 

先週、仕事の手を止めたくなくて

「仕事中だから無理だよ。何度も言われると困る」

とうんざり気味に言ってしまいました。

 

次男はベッドで号泣して、自分の手首を強く噛んでいました。

ママの邪魔をしたいわけじゃない。

迷惑しか掛けていない自分には価値がない。

ごめんね。

と言って泣いていました。

 

最近は元気に過ごせる時間も増えてきてはいるものの、まだまだ不安定な次男。

彼を包み込むように受け止めてあげるには、私にも余裕が必要なのだと思います。

その余裕が、なかなか持てません。 

私も泣きたくなってきます・・・。

笑顔の絶えない母親でいるのは大変です。 

 

【書籍】かがみの孤城(文庫版)

 

辻村深月さん『かがみの孤城』の文庫版がようやく発売されるようで、楽天で予約しました。

 

かがみの孤城』は2018年に本屋大賞を受賞した作品です。

メインの登場人物が不登校の中学生ということで、不登校界隈でも話題になりました。

でも私にとっては、不登校とはあまり関係なく感銘を受けた作品。

ファンタジーとリアリティのバランスが絶妙で、ぐいぐい引き込まれるのも魅力です。

 

私が読む本の8割くらいは図書館本です。

かがみの孤城』も図書館で予約して1年以上待って読みました。

何度も読みたいと思った本は購入することにしているので、文庫化を待っていました。

 

私にとって、本はその世界に没頭するために読むもの。

読書は楽しむもの。

落ち込んだ時、自分の不甲斐なさに打ちひしがれた時、本が好きで良かったなぁと思うんです。

本は私に寄り添ってくれるもののひとつです。

 

 

不登校でも成績をつけるために出された課題

こんばんは。

 

今日で2月も終わり。

ついこの間、年が明けたと思っていたのに、あっという間ですね。

 

もう年度末だと思うと、自分も含めて、ここ最近の停滞感に正直焦る気持ちもあります。

でも、動けないときはどうしたって動けない。

それもわかるので、焦っても仕方ありませんね。

ゆっくりいこうと自分に言い聞かせています。

 

成績をつけるための課題

 

金曜日は次男と児童精神科へ行った後、長男と放課後登校する予定でした。

が、結局長男は行かず、私だけ学校へ行って先生とお話ししてきました。

花粉症で頭が重く、駆動力が一層低下している長男です…(私も)

 

休みだった夫には「もうちょっと(長男を)説得しなよ」と言われたけど、長男とは元々「行けたら行こう」という話だったので、無理に連れていく気はありません。

「行ってくるね~!」とスルーを決め込みました。

 

年度末が近づいているため、先生方から後期の通知表についてお話がありました。

 

後期に入った10月以降、次男は完全不登校

長男が出席した授業は理科1時間と家庭科数時間だけ。

このままでは、通知表の評価は全て△(ABCの評価で言ったらC)になります。

 

先生方としては、全てに△をつけるのは心苦しいとのこと。

なにより、本人が頑張った成果を記録したものが通知表なので、何かしら残せるものがあったら…とおっしゃっていました。

そこで、2人に各教科の簡単な課題を出して、取り組めた課題について評価することを提案して下さいました。

 

通常級に在籍していると、その学年の学習指導要領に則った学習ができたかどうかが、成績の基準になると思います。

支援級では個人個人の学習目標、基準が設定されています。

今回、支援級にいることの利点を生かして、学習目標の方を実情に合わせましょう、という提案です。

 

先生が用意してくださったプリントは、全教科あります。

かなり易しいし、量も少ない。

その気になれば1日で余裕でできる内容です。(図工を除けば)

さて、双子は取り組む気になるのかな。

次の金曜日に、出来た分を提出する予定です。

 

無理に成績をつけることに意味はあるのか?

 

正直なところ、私はこの成績のつけ方についてはあまり気乗りしません。

授業に参加していないのに、学習目標をすごく低く設定して無理やりクリアさせるみたいで。

 

先生方は、全て△では本人も辛いのでは…と仰っていましたが、

授業に出ていない=良い評価はもらえない

なんてことは、子どもたちは十分わかっているはずです。

中学進学時の資料として成績が中学校へわたることもわかっていますが、不登校不登校

それが事実です。

取り繕う必要があるのかな? 

せっかく元気を取り戻しつつある次男に、プレッシャーになったらイヤだな…という気持ちもある。

 

ただ、先生から提案があった以上、子どもたちが自分で選択するべきだとは思います。

気乗りしないな…と思いつつ、プリント類を持ち帰り、双子に課題のことを伝えました。

 

課題をやるかどうかは自分で判断すればいい。

やりたい科目だけでもいいし、全ての問題を解けなくてもいい。

ゼロか百かで考えるのではなく、どこまでならできそうかを考えてみて、と伝えました。

もちろん同時に、やらなかった場合にどうなるかも伝えました。

 

2人とも、課題をやろうという気持ちはあるそうです。

この土日で、今のところ動きは全くないけど。

暇そうにしている子どもたちを見ると、つい「課題やらないの?」と口を挟みたくなってしまいますが、ここはぐっと我慢。

黙って見守ろうと思います。

次男と児童精神科へ「薬はこれ以上飲みたくない」

こんばんは。

 

前の記事で私の気持ちが沈みがちだと書きましたが、お陰様で、少しずつ回復してきています。

子どもたちの優しさと、ブログで吐き出せたこと、温かいコメントに救われました。

いつも見守って下さってありがとうございます。

無理しなくていい、ゆっくりでいいと言ってもらえたことが、一番の薬になっています。

子どもたちもきっと同じなのでしょうね。

 

私がリラックスするために時間を作っていることのひとつが読書。

今、『通い猫アルフィー』シリーズを読んでいます。

児童書の『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズみたいに猫目線で、楽な気持ちで読みたいときにオススメです。

 

次男と児童精神科へ

 

今日の午後、次男と一緒に児童精神科に行って来ました。

1~2ヶ月前は落ち込みが続いていて、適応障害かもと言われた次男。

「次はぜひ一緒に」と言われていました。

(普段は私ひとりで受診することが多いです)

 

子どもたちは、基本的には児童精神科に一緒に行くことを嫌がります。

自分のことをあれこれ聞かれるのが苦手なので。

次男がスムーズに行ってくれるかな?と、私はちょっぴり憂鬱な気持ちでいましたが、なんとか予定通りに行くことができました。

ただし、受診にあたって、次男からの要望が色々…。

 

心の準備をするために、早めに家を出たい。

(予定の1時間以上前に家を出て、病院の駐車場で1時間待ちました)

先生と話すのは5分にしてほしい。

(最初に私からそう伝え、先生も時間を守ってくださいました)

私が先生と話す間は、待合室ではなく車で待ちたい。

 

身勝手な要望のようにも感じるけれど、ここまではOK、ここからはNGという線引きができるのは大事なことです。

次男が「ここまでなら頑張れる」という明確な意思表示をしてくれたので、過剰なストレスを与えずに受診することができました。

 

「薬はこれ以上飲みたくない」

 

病院の向かう車の中で、次男は「病院で何を話すの?」と気にしていました。

不安や心配事があれば話していいし、最近の生活のことや、お薬を増やすかどうかの話もあるかも、と話しました。

 

次男は2年半前からエビリファイという薬を処方されています。

敏感さを抑え、不安を軽減する作用があるお薬です。

 

次男「ぼく、薬はこれ以上飲みたくない。増やしたくないよ。飲むの止めたいくらい。なんだか、自分のことを変えられちゃう感じがする」

 

次男の薬に対する認識を知って驚きました。

そんな風に考えていたとは。

3年生で投薬治療を始めた当時は、あまりよく意味もわからないままに同意してしまっていたのでしょうね。

無理もないと思います。

 

病院では薬を変更するか、増量するかと提案があり、次男の言葉をそのまま伝えました。

心のお薬は、敏感さや不安による辛さを和らげるために処方されていると思います。

でも、次男にとっては、ありのままの自分を曲げられているように感じて、薬の効果を実感できなかったようです。

 

先生の話では、次男のように考える患者さんは一定数いるそうです。

そういうタイプだと、実際あまり効果も得られないとのこと。

最近の次男は少しずつ元気が出てきて、調子が上がってきているため、お薬は止めても良いということになりました。

 

次男が退席した後で、先生は

「本当にすごい慎重だね、考えが。難しいね~、これは」

と話していました。

それでも、良い傾向がたくさん現れているとのことで、前向きなお話で診察を終えました。

 

次男、今日はとっても疲れたと思います。

でも、帰宅後も疲れた様子や落ち込みはなく、元気に過ごしていました。

これも良い傾向ですね。

 

 

子どもがいくつになっても、母は母

こんにちは。

 

春が一歩一歩近づくこの季節、日々の温暖差が激しいですね。

今日は風も強くて、花粉も多め。

天気は良いけど、外に出たくなくなります・・・。

 

このところ連日外に出ることが出来ていた双子も、寒いと外には出たくない様子。

早く春になぁれ。

 

子どもたちの大人な対応

 

昨日からなんだか気持ちが沈みがちです。

やらなきゃと思うことは沢山あるのに、動く気力が湧いてこない。

子どもたちと一緒・・・。

 

最低限の家事はするし、子どもたちの相手もします。

ごはんも食べられるし、睡眠も普段と変わらない。
(寝ている時に身体に力が入ってしまうのも含めて)

でも、何もやる気がおきなくて、気持ちがシャキッとしません。

 

子どもたちにありのまま伝えてみたら、

「今日はゆっくりして、好きなことをしなよ」

「誰でもそういう時はあるよ。無理しなくていいんだよ」

と頭を撫でてくれました。

気持ちを受け止めてくれて、包容力すら感じる対応。

いっぱしの大人並みです。

どっちが親だかわかりませんね。

 

気分の浮き沈みは誰にでも起こり得ること。

頑張りたいと思っても、頑張りが効かないことってあります。

やらなきゃと思えば思う程、気分は落ち込む。

だったら悪足掻きせずに、やーめた!と放り出してしまえばいい。

そう気づいて、色々放り出してブログを書いています。

 

 

子どもがいくつになっても、母は母

 

いまいち元気が出ない私に、次男が「ばばちゃん(私の母)に電話したら?」と提案してくれました。

母と話すことが、私のストレス解消になると知っている次男。

せっかく気遣ってくれたので、20日ぶりくらいに母と電話で話しました。

 

母は、もしコロナに感染したら「覚悟しなければいけない」と考えています。

もう後期高齢者に突入する年齢だし、持病もあるので。

このご時世、万が一を考えるのは、当然と言えば当然かもしれません。

 

でも母は、自分のことよりも私のことを心配していました。

母「もしものことがあったら、ecoがこうして電話する相手がいなくなるのが心配。お父さんも話は聞いてくれるとは思うけど・・・」

 

40を過ぎた娘が、高齢の母をこんなに心配させてしまうなんて。

言葉が出てきませんでした。

私は大丈夫だよと言いたいけれど、言えませんでした。

 

子どもの頃の私は滅多に親に心配をかけることがなく、母曰く「全然手がかからなかった。子育てがこんなに楽でいいのかと思っていた」そうです。

だから、大人になってからの方がずっと母に心配をかけています。

双子の妊娠中も、産んでからも、今も。

親孝行なんて全然してあげられていません。

でも母は「子どもがいくつになっても、母は母なんだよ。心配するのは当たり前」と言って、笑ってくれます。

感謝しかありません。

 

前を向かなければいけないなと思います。