ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不安定な次男と癒やしのぬいぐるみ

こんばんは。

 

今週は毎日給食登校できた長男。

家に帰ったら「休みだ~!」と、羽を伸ばしていました。

給食の時間しか登校していないのだから端から見れば楽なもの。

でも、長男なりに神経を張りつめて頑張っているのでしょうね。

 

世間は明日からGW。

今年はお出掛けの予定がある方も多そうですね。

 

我が家は夫が仕事なので連休のありがたみは特にありません。

でも、それもいつものこと。

夏野菜の植え付けと、長男からリクエストがあったパン作りをする予定です。

 

ちょっと不安定な次男

 

最近の次男はマイクラ、整理整頓、工作、お絵描き(アナログもデジタルも)なんかをして過ごしています。

ぬいぐるみ作りはちょっとお休みのようで、作りかけが3つくらいある。

タブレットゲームもなにやらやっているけど、よくわかりません。

一見楽しく過ごせているように見えるし、好きなことを出来ているとは思います。

 

でも、気持ちの波が大きい気がする。

 

長男とのケンカや、普通なら悪意とは受け取らないであろうほんの些細な一言で、感情が大きく乱れたりします。

 

そういう時、次男はとことん自己否定します。

爪を噛む、自分の手首を痕が残るほど噛むという自傷行為もある。

このところ、ちょっと頻度が多い。

泣きながら自分を責める息子を見るのは、本当に心が痛みます。

 

でも、ある意味、次男は自分を責めることで心の安定を保とうとしているのでしょうね。

決して正しい方法じゃないですが。

認知の仕方を変えないと、ずっと苦しいまま。

自己理解をして、認知を変えていく必要がありそうです。

 

お互いの影響

 

次男は少なくとも1学期の間は学校に行かないと意思表明しています。

私と夫はその意思を尊重しているし、学校も理解を示してくれています。

安心して休んでいい。

好きなことを沢山して過ごしていい。

というメッセージは伝わっているはず。

 

次男が不安定な原因として考えられるのは、やっぱり長男が頑張って学校に通う姿を目の当たりにしていること・・・だと思います。

 

本当は学校の雰囲気を感じることさえイヤな次男。

でも、長男が登校を続けている以上、それは無理というもの。

否が応でも色々なことが目や耳に入ってきます。

長男の「頑張った」アピール。

私や夫が長男にかける労わりの言葉。

長男が話題にする学校のあれこれ。

敏感な次男は、色々と思うことがあるでしょうね。

 

長男は長男で、自分が頑張って学校に行っている時も次男が自由に過ごしているのは面白くない。

それを言葉にしてぶつけてしまうこともあります。

いくら「自分は自分」と頑張ろうとしていても、次男を見ているとストレスが溜まるのだそうです・・・。

 

2人が違う方向を向いて、それぞれ進んでいって欲しい。

ただそれだけのことが、とっても難しいです。

 

次男の癒し

 

そんな中で次男の一番の癒やしは、うさぎのこみみとたくさんのぬいぐるみだそうです。

もふもふは癒やしですよね。

気まぐれなこみみは、いつも寄り添ってくれるわけではないけど。

 

私に対しても色々自分の気持ちを話してくれる次男ですが、それは一部に過ぎないと思っています。

心の奥底にある本音は、ぬいぐるみが受け止めてくれるんですって。

 

次男にとってぬいぐるみは、家族であり親友でもあり、絶対的な自分の味方。

魂がちゃんとあって、生きた存在と同等なんです。

 

ここまでぬいぐるみ愛が深いと、世間的には相当な変わり者と認識されるかも。

でも、精神的に不安定で自分を追い込みがちな次男に、ぬいぐるみという心の拠り所があって良かったと私は思っています。

こうなったら、ぬいぐるみ愛をとことん極めて欲しいものです。

支援級在籍で五月雨登校でも運動部に入れますか?

こんばんは。

 

今日はまだ4月とは思えない陽気でしたね。

 

我が家にはネザーランドドワーフといううさぎがいます。

うさぎは高温多湿の環境が苦手。

しかも、今は換毛真っ只中で体力を消耗するので、より温湿度管理をちゃんとしないと体調を崩しやすくなります。

今年は除湿機を購入して既に稼働中。

そして今日は早くもエアコンも動員しました・・・。

 

今日は2回登校

 

自分のペースで給食登校を続けることができている長男。

今日は部活の見学に行くため、帰りの会に登校する予定でした。

ところが「給食も食べたいから2回行く」と。

月曜日からがんばるね・・・。

 

というわけで、給食を食べて一旦帰宅後、帰りの会の時間に再び登校しました。

 

給食後、帰宅せずに放課後の部活の時間まで学校で過ごすという方法もあります。

または今日の給食は諦めてもらう。

その方が私としてはずっと楽です。

(本当は送迎ではなく、自分で登下校してもらうのが理想)

でも、頑張ろうとしている長男の気持ちをここで折ってはいけないと思い、希望に沿うことにしました。

 

ただ、もし本当に入部した場合にこの登校スタイルでいきたいと言われると流石に困る。

その時には、私にとっても無理のない方法をちゃんと話し合うつもりです。

 

部活の見学に行きました

 

長男が入学前から興味を抱いていたのは、卓球部です。

 

我が家の近くの大きな公園に、卓球ができる穴場がありまして。

不登校で運動不足になりがちな子どもたちを、卓球目的でよく連れて行っていました。

「卓球楽しい! ぼく、中学で卓球部に入ろうかな」

と長男が言い出したのは、中学の入学説明会があった2月頃。

学校に通えるかどうかもわからないのに、部活に入る気があることに目を丸くした覚えがあります。

 

入学式の翌週から部活見学や仮入部は始まっていて、今日から本入部の受付も開始しています。

でも、我が家にその案内は一切ありませんでした。

恐らく先生方も、長男が部活に入りたいと希望することを想定していなかったのではないかしら。

 

うちの中学は、数年前まで全員部活動加入が原則でした。

でも、今は希望者のみになり、活動日も土日のどちらかを含む週5日が最大。

(市の部活動運営方針に則っているそうです)

部活事情も私たち親世代の頃とはだいぶ違います。

 

とはいえ、昭和生まれの夫と私からすると

部活(特に運動部)に入ったら、活動日は休まず参加が基本なのでは?

給食を食べに行くのが精いっぱいなのに、休日まで部活のために学校に行くの?

そもそも授業に出ていない子を受け入れて貰える?

と、長男が部活に入るには色々困難があるように思えて。

 

支援級の先生に相談してみたところ、

週に何回か、自分の活動日を決めて参加することは可能。

フル登校していなくても、帰りの会に登校して部活をやっていく子もいる。

ただ、卓球部はそれなりの人数がいる。

支援級在籍でも、部活動中は特別な支援は受けられない。

とのこと。

 

部活の在り方、考え方も、本当に変わりましたね。

勝つために厳しい練習を課すことに重きを置いた指導は、もう過去のものになりつつあるのかも。(一部を除いて)

 

集団に入るのが苦手な長男がみんなと一緒に活動できるか。

体育館の中で響く音を不快に感じないか。

授業に出ていないことや、毎日練習に参加しないことに引け目を感じずにいられるか。

 

これらをクリアできるかどうかが、入部を決めるポイントになると思います。

体力がないという問題もあるけど・・・。

 

卓球部を見学した長男の感想

 

今日の部活見学は30分程度。

支援級の先生が付き添って下さいました。

入部後の支援は基本的にできないけれど、卓球部の隣でバレー部の顧問をされているそうで、見守りはできます! とのこと。

本当にありがたいです。

 

1年生は筋トレとランニング中心の練習メニューだったそうです。

卓球台の数が限られているので、3年生が引退するまでは無理もないですね。

楽しく卓球をやりたいと思っている長男のイメージとは、ちょっと違ったかも。

 

奇遇にも長男が一番仲の良いお友だちも卓球部。

長男を理解してくれる子がひとりでも近くにいるのは、とっても心強いです。

 

長男の感想は、

「楽しそうだったよ。先生も優しかった」

見学したのはほぼ筋トレだけど、好感触だったようです。

 

部活は必ずやらなくてもいいけれど、入れば、部活でしか得られない経験や人間関係ができますよね。

さて、どういう決断をするかな。

義母からのプレッシャー

こんばんは。

 

今日、なんと双子がスーパーへの買い出しに一緒に行ってくれました。

こんなの何年ぶりだろう。

嬉しかったです。

 

うちからスーパーの入り口まではわずか50mほど。

お昼時でお店は空いていました。

なるべくひとに会いたくない次男は、歩きながらも360°周囲を警戒していたけれど。

家に帰り着くまで20分弱。

すごく普通っぽく、と言うと変だけど、不安が表に出てくることなく買い物できました。

次男にとってはすごいことです。

 

ボランティア精神がある次男

 

年に一度、自治会で近所の神社の清掃当番がまわってきます。(ただの落ち葉集めです)

本当は先週の日曜日が当番で、雨で今日に延期になりました。

そして今朝も雨! 清掃は中止。

ラッキー♪

 

10世帯ほどのグループで行う当番。

近所の方と協力して作業します。(ほとんど60代くらいで、子育て世代はうちだけ)

以前は毎年子どもを連れて参加していたけれど、昨年と一昨年はコロナで中止になり、久しぶりの今年は私ひとりで行くつもりでした。

次男は日頃、近所の人に会うのも嫌がるくらいだし、長男は休日は休むことを最優先にしたいと言っていたから。

 

ところがです。

なんと次男は清掃に参加するつもりだったみたい。

神社清掃ができなくて、ちょっとがっかりしていました。

 

まさか、参加するつもりだったなんて。

なんだかね、ボランティア精神があるみたいです。

加えて、掃除が好き。

だから神社の清掃には参加したかったそうです。

 

ひとに会うのが怖くても、そういうのが原動力になることもあるのね。

次男の気持ちをわかっている気になっちゃいけないと反省。

来年も参加する意思があれば、一緒に行こうと思います。

 

 

たくさんのノート

 

たくさんの大学ノートと、国語の縦書きのノート、漢字練習用のノートを貰いました。

義母から。

双子が中学生になったので、「勉強に使って」と。

大学ノートは10冊も。

 

義母は双子をなんとかして学校へ行かせたい。

義務教育の勉強くらいはきちんとさせたいという考えです。

小学校はともかく、中学はなんとしても行かせるべき! という学校至上主義。

双子の特性や不安障害のことを説明しても、理解を得るのが難しい相手です。

 

双子が不登校になる前は、義母とはそれなりに良い関係でした。

でも、不登校に対する考え方がどうしても合わず、今はなるべく距離を置いています。

義母の方も私にあれこれ言うのは諦めたみたい。

ただ、夫のところにたまに連絡が来て、夫もちょっと板挟み状態…。

 

長男は週4で給食を食べに登校しています。

本人は少しずつ学校にいる時間を延ばそうと考えている様子。

でも、そのペースを決めるのは長男。

勉強に気持ちが向くには、時間がかかると思います。

プレッシャーを与えたくはない。

 

次男は登校する意思がありません。

今は安心できる家で、好きなことを見つけて欲しい。

でも、長男が頑張っている姿を常に見ていることで、気持ちがすごく揺らいでしまって。

今までにないほど、腕を噛む自傷行為が頻繁になって、噛み痕が消えない状態です。

プレッシャーになるようなことは、なるべくしたくない。

 

義母も子どもたちに会って直接言葉でプレッシャーをかけてはいけないとは思っているみたいで、ノートはうちの玄関に吊り下げられていました。

でもね、物だけでも十分すぎるほど圧を感じます。

過干渉の自覚が全くない義母、どうしたものでしょうね。

 

いつか勉強に気持ちが向いたり、何かの機会で必要とすることがあるまで、ノートはそっと仕舞っておこうと思います。

頑張る長男につきまとっている試練

こんばんは。

 

昨日の校外学習と動物園でクタクタに疲れた双子。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

今朝はのんびりでした。

普段は起こさなくても7時には自分で起きてくる長男も、8時過ぎにようやく起床。

「起こさないでくれてありがとう」ですって(^^)

「昨日は校外学習連れて行ってくれてありがとね」とも言われました。

 

今日は長男も欠席して、英気を養ってもらいました。

 

「次男は?」

 

先日のことです。

長男を学校に送って行った時に、昇降口の外でお友だちに会いました。

ひとりは今も双子と仲良くしてくれているRくん。

もうひとりは、幼稚園から何度か同じクラスになったことのあるAくん。

プライベートの繋がりは特にありません。

 

お昼前に登校した長男に、Aくんの方から話しかけてきました。

Aくん「おぉ、来てるんだ。 あれ、次男は?」

長男「家にいる」

Aくん「ふ~ん。ゲーム?」

長男「・・・」

Rくん「(Aくんに向かって)やってないよ。もう行くよ。じゃあね、長男くん」

 

フォローに入ってくれたRくんに助けられました。

長男は何も答えられませんでした。

 

Aくんに悪意があったかどうかはわかりません。

素朴な疑問を投げかけただけなのかも。

でも、私にとってはこの短い会話が色々とショックでした。

 

不登校への理解の現実

 

次男が学校に行っていないのも事実。

家でゲームをやっているのも事実。

長男が給食や校外学習だけしか登校していないのも事実です。

 

Rくんのように今も親しい付き合いがあるお友だちは、うちの子たちが甘えや怠けで休んでいるわけではないこと、本人なりに頑張っていることをわかってくれています。

でも、その他の同級生からすれば、Aくんのように捉えている子も多いのが現実なのだろうと思います。

 

学校の対応や世間の考え方など、不登校を取り巻く価値観はこの数年で大きく変化していると感じます。

でも、まだまだ現実的には、みんなが理解してくれるわけではありません。

当事者になってみないとわからない、深く関わってみないとわからないことは沢山ある。

 

不登校が他人事だったら、きっと私もわかっていなかったと思います。

だから仕方がないことだし、気にする必要はない。

わかるひとだけわかってくれればいい。

そうは思っても、理解されないというのは悔しいし、悲しいです。

 

双子はセットじゃない

 

そしてもうひとつ。

恐らく長男は、通常級の子に会うたびに「次男は?」と、あいさつのようにナチュラルに聞かれています。

同じ学年に兄弟がいるために、常にセットで見られがちな双子。

長男はそれを鬱陶しく感じています。

通常級の子たちと一緒に校外学習のバスに乗りたくないのも、無理ないかも。

 

今、長男は「自分は自分、次男は次男」と意識して、自分の道を探ろうと頑張っているところ。

自分と次男は、それぞれ別の人格。

いちいち次男のことを自分に聞かないで欲しいという気持ちがあると思います。

 

中学を卒業してしまえば、恐らく2人の生きていくステージは違うものになる。

高校に進学するのか、その他の道を探すのかはわからないけど。

そうなった時に、やっと本当の意味で「自分は自分」と思えるようになるのかもしれませんね。

 

長男はネガティブな感情をあまり言葉にしませんが、Aくんに言われたことは小さな棘がささったように感じている様子。

こういう試練は、これからもあると思います。

外野の声に負けず、マイペースに進んで欲しいです。

 

中学の校外学習と次男独自の校外学習

こんばんは。

 

今日は中学の校外学習がありました。

お天気にも恵まれ、長男は少しだけ緊張しつつも楽しく参加してきました。

 

そして学校へ通っていない次男も、今日は私とお出かけしてきました。

短時間だけど、お日様の光を浴びて心地良く疲れたんじゃないかな。

 

長男は中学の校外学習へ

 

校外学習の行き先は市内の庭園公園。

我が家も年に数回は行くところです。

今は藤の花が見頃。

 

現地までは学校から貸切バスで30分ほど。

でも「バスはちょっと…」とのことで、私が現地まで送迎しました。

 

去年の修学旅行では何時間もみんなと一緒にバスに乗って参加したことを考えると、本当にあの時は思い切ったなぁと改めて思います。

でも、その経験が今に活きているのは間違いない。

 

朝9時半から14時まで、現地ではみんなと同じように活動できたようです。

園内散策、スケッチ、俳句作りなど。

お弁当も支援級の子と先生と楽しく食べ、プライベートで仲良しのお友達とも交流があったみたい。

 

長男「行くときはちょっとだけ緊張したけど、楽しかった」

 

作った俳句も覚えていて、帰りの車の中で教えてくれました。

長男は小学校3年生の途中から、まともに授業を受けていません。

俳句なんて、たぶん習ったことはない。

でも、五・七・五の知識はあったので無事に作れたみたい。

ちょっと儚げで、なんとなく風情を感じる出来でした。(私の中では長男は小さい頃からロマンチスト)

 

たくさん歩いて、今日はもうクタクタ。

先生に「明日はお休みします!」と宣言して帰ってきました。

こういうところ、長男はしっかりというか、ちゃっかりしています。

でも、だからこそマイペースに通えているのでしょうね。

 

次男とのお出かけ

 

長男を校外学習に送りがてら、私と次男は近くの動物園へ行ってきました。

次男にとっては、これも立派な校外学習。

 

次男は社会不安障害でひとと会うことが怖いため、学校へは行っていません。

学校に限らず、ひとが多い場所では周りの目が気になって落ち着かなくなります。

でも、広い屋外で行き慣れた場所なら、多少行ってみようかなという気持ちになるんですよね。

幸い今日の園内はひともまばらで、次男にはちょうど良かったです。

 

日頃ひきこもりがちで運動不足の次男。

1時間弱で足早に園内を一周し、体力的にも精神的にも疲れ切っていました。

 

でも、「今日は想定外のことが起こらなかったから楽しめた」そうです…。

 

予定外や想定外のことが本当に苦手。

予期していない事態が不安でたまらない。

これって、どうしたら良いでしょうね。

いくら用意周到に準備をしていても、想定外のことなんていくらでも起こり得るのが人生です。

 

私もどちらかというと見通しをしっかり立てて行動したいタイプ。

予定外のことが多いとストレスを感じます。

でも、双子が生まれてからは計画通りにことが進むことの方が少なくて。

臨機応変にとか、出たとこ勝負とか、なりゆき任せにもだいぶ耐性がつきました。

 

結局、色んな経験を重ねるしかないのかな。

想定外だからこその感動や楽しさもあると実感できるといいのかもしれませんね。

 

夫の座右の銘は、昔から『明日は明日の風が吹く』なんです。

先のことをくよくよ案じても仕方がない。

なりゆき任せにいくのが良い。

 

私や次男とは正反対。

そんな風に考えられる夫が、実はちょっと羨ましくも思います。

マイクラな人生か、カービィな人生か

こんにちは。

 

長男は今日も給食登校しました。

今週は水曜日に校外学習があり、長男は現地集合、現地解散で参加予定。(つまり私が送迎)

今のところ「校外学習の翌日は休もうかな」と話しているから、その他の日は行くつもりのようです。

こうやって見通しが立てられるといいですね。

 

「1学期は行かない」

 

日曜日の夜、次男はどうしても気持ちが落ち着かなくなります。

 

明日は月曜日。

学校がある。

怖い。

 

登校するつもりはないし、私もしなくていいと思っています。

それでもね、学校がある日はみんながどんどん新しいことを学んで、経験を積んで、成長している。

自分が社会から置いて行かれている感覚になるのかもしれません。

長男から学校の話を聞くのも辛いのかな。

 

次男「ぼく、とりあえず1学期は行かない。そう思っておいて」

 

と言われました。

言葉に出さなくてもそうなる気はしていたけど、宣言してしまった方が気持ちが楽なのかも。

 

本人なりに考えていることは色々あるようです。

まずは適応指導教室の見学に行ってみるとのこと。

ひとに会うことに強い不安があるので、まずはオンラインで誰かと繋がるという方法を考えてもいいかもしれません。

 

イクラな人生か、カービィな人生か。

 

先日、子どもたちとこんな話をしました。

 

イクラ(サバイバルモード)みたいな生き方をするか。

カービィみたいな生き方をするか。

 

私はゲームに関して、双子が遊んでいるのを見ている程度の知識しかありません。

カービィはたまに子どもと一緒にやっています)

なので、あくまでも私の知っている範囲での例え話。

 

マインクラフトはゲームの分類上、サンドボックス(砂場)というジャンルに該当するそうです。

決まった遊び方がない。

ゴールもない。

自由に創造し、サバイバルするゲーム。

やれることは無限にある。

その中で知識や経験が増えると色々なことができるようになるし、強くもなる。

 

ただし、何もない状態から始める過酷さもあります。

地道に材料を集め、クラフトして、武器を強化したり効率よく食料を確保できるようにならないと生き延びることができない。

自分の頭で考えないと、何もできない。

そんなゲームです。

 

一方、カービィのゲームは、用意されたステージをひとつずつクリアしていくタイプのゲーム。

ミッションをこなし、アイテムをゲットして、ステージを進むごとに必然的にステータスが上がっていくように構成されています。

ラスボスに辿り着く頃には、それなりの装備と経験が自然に備わっている。

 

これって、順調に義務教育を受け、高校、大学や専門学校などを経て社会に出るという、いわゆる「一般的」なルートと似ています。

もちろん、以前に比べればそれもずっと多様化していて、色々な選択ができると思うけど。

いずれにしても過程にあるステージを攻略していけば、それなりの知識や経験が身につくようになっています。

 

学校に行かず、自分なりに学んで歩んで行こうとするのは、いわばマイクラみたいなもの。

自分の考えがないとやれることがない。

でも、考える力がある子にとっては、やれることは無限大。

得意なことに特化して、自分のステータスを強化することだってできます。

カービィのように効率よく知識や経験を身につけることはできないかもしれないけれど、マイクラは極めれば無限の可能性がある。

 

次男「ぼくは断然マイクラな人生がいい」

長男「ぼくはどっちかと言うとカービィかな」

 

2人の意見は、やっぱりなという感じ。

どちらが正しいということではないし、明確にどちらかである必要もありません。

自分に合う生き方はどちらか、だと思います。

 

ちなみに夫と私はマイクラをいまいち楽しむことができません。(そもそも私は操作ができません)

何をしても自由と言われると何をしていいのかわからなくて。

カービィみたいに用意されたステージを攻略していく方が楽なんです。

 

でも、次男はそうじゃない。

イクラみたいな人生だっていいと思います。

何をしたいのか。

知識や経験値をどうやって増やすか。

いっぱい自分で考えて生きていって欲しいです。

 

中学生としての自覚が出てきた長男

こんにちは。

 

やっと週末ですね。

1週間、お疲れ様でした。

 

この4月から環境が変わった方にとっては、疲れが出てきて、長く感じる1週間だったかもしれません。

休むのも仕事のうち。

心身ともにゆっくりと疲れを癒やしましょうね。

 

と言いつつ、今日は次男と畑を耕す約束をしています。

 

中学生の自覚

 

今週、我が家の長男は4日間給食登校しました。

自分でペース配分をして、無理のない範囲で頑張れたと思います。

 

小学生の時とは違う成長も見られました。

登校した4日間、家に帰るとすぐに着替えて、ジャージをネットに入れて洗濯に出し、配布物を出して、カバンを所定の位置に片づけていました。

長男「もう中学生だからね、ちゃんとやるんだ」

と、わざわざ口にするところがまだ子どもだけど。

 

小学生だってこれらのことが当たり前にできるお子さんも沢山いると思います。

でも、長男はできない子でした。

配布物は出さないし、カバンも靴下も放りっぱなし。(その靴下を次男が洗濯機に入れてました)

給食で使ったお箸を出し忘れることもしょっちゅうでした。

 

すごいね、やろうと思ったらちゃんと出来るじゃない。

 

規則正しく学校に通おうと思うと、こういう細かな「やるべきこと」って実は沢山あります。

宿題だって毎日あるし、翌日の準備や朝の検温も。

鉛筆を削ったり、返却されたテストをファイルにしまったり、時間にしてみればほんの些細なこともいっぱい。

 

不登校になる前は、私が毎日口うるさく声掛けをしていました。

子どものペースではなく、なんとか習慣づけできるようにと、怒ったりなだめすかしたりして。

 

不登校になってからの双子は、こんな小さなことさえできなくなりました。

学校で沢山エネルギーを使って帰ってきて、私が口うるさく言うことでさらにエネルギーを奪っていたことにようやく気づきました。

 

半年くらい前から「中学校はもっと頑張りたい」と言っていた長男。

でも、最初からフルで頑張るのは無理だと自分でもわかっていて。

自分のペースで少しずつ、を心掛けています。

なので、今のところ登校は給食のみ。

宿題もやっていません。

でも、登校する準備、帰宅後の諸々までを含めて、頑張っています。

 

自分の居場所

 

双子は特別支援学級の自閉・情緒クラス在籍です。

クラスの人数は全部で6名。

どうやら毎日フルで登校できるお子さんはいないようで、週4日給食登校をした長男が会えたクラスメイトは1人だけです。

 

だから給食を食べる時は、先生、3年生の女の子、長男の3人。

日によっては先生と長男だけだそうです。

ちょっと寂しい気もするけど、これなら長男は行きやすい。

給食は黙食ですが、前後には色んな話をしているそうです。

 

少人数で、自分のペースで行ける環境があるのは、本当にありがたいことです。

まずはここが自分の居場所と思えるようになるといいな。