ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

幼少期にあった違和感は気にしすぎではない

今日はパパと一緒にマイクラができず、がっかりな双子。

夫がいないと、2人から代わる代わる「ママ、見て見て」と声をかけられます。

 

「ママ、見て見て」って、いつまで言うんだろう。

5年生の男の子って、こんなに母親に「見て見て」って言うものでしょうか。

5年生にもなると、母親とろくに口もきかないなんていう子もいますよね。

我が家は程遠いというか、私に対しての感情はすごく幼いと思います。

これも双子故の承認欲求の強さなのかな。

 

幼稚園の映画鑑賞が怖かった3人

 

双子が幼稚園の頃の話です。

 

私はすでに在宅で今の仕事をしていたため、夏休みは幼稚園の預かり保育を利用していました。

双子はこれがイヤでイヤで…何がイヤだったかと言うと、主な理由はたぶん2つ。

 

水遊びで年上の子から激しく水をかけられる

昼食後の映画鑑賞が怖い

 

映画といっても、もちろん子供向けのアニメ映画。

ポケモンドラえもん、ディズニー、ジブリなど。

幼稚園の頃の双子は、これらの映画が怖くて毎回泣いていました…。

 

あまりに毎回泣いていたため、途中からは映画の時間に隣室で過ごすことが許されました。

この時、双子の他にもう一人、隣室で過ごす子がいました。

1つ年下のSくん。

映画の時間になると、いつもSくんと一緒に折り紙をしたり、レゴで遊んだり、3人で仲良く静かに過ごしていたそうです。

 

この時のSくんが、実は今、双子と同じ支援級にいます。

聴覚過敏や感覚過敏があり、集団だとパニックを起こしてしまうこともあるようで、1年生から不登校だったそうです。

 

幼稚園で映画を観られなかった3人が、学校に適応できず、支援級に通っている。

幼少期から特性は現れていたんですね。

 

幼少期にあった違和感は気にしすぎではない

 

幼稚園の頃、長男はとにかくマイペースで、集団行動からたまに外れてしまうようなことはありました。

次男は多少登園渋りがあり、緊張が強く、不安も強かった。

でも、2人とも穏やかでお友だちも多く、先生から見て、特に手が掛かるというタイプではなかったと思います。

 

私は子供たちが特別育てにくい子という認識はなかったけど、マイペースさや緊張の強さは気になっていました。

園の発達支援の先生や、保健師さんに相談したこともある。

 

「2人ともしっかり育っているから大丈夫」

「お母さんが気にしすぎるのは良くないよ」

 

きっと心配性のお母さんだな~くらいに思われていたんじゃないかな。

 

今は、幼少期に母親が我が子に何か感じるものがあるとすれば、それは思い過ごしとか気にしすぎではない、と思っています。

一番子どもと過ごす時間の長い母親から見て違和感があるとしたら、対処法をきちんと考える必要があるのだと思います。

 

今になって、壁にぶつかって初めて、こういう大事なことに気がついた。

もっと早く気づいていれば…と思うことは山ほどあります。

でも、今、気づけただけ良かったのかもしれません。