ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

夫の手術と双子のお留守番

1ヶ月半ほど前から夫が鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)を患っており、今日手術をします。

日帰り手術か一泊か選ぶことができたので、一泊入院を選びました。

 

コロナの影響で病院は空いています。

でも、さすがの厳戒態勢。

私は手術の付き添いで入館できますが、基本的に面会は禁止だそうです。

 

そんなわけで、今日の双子は1日お留守番です。

 

双子の留守番と義母

 

私は基本的に家で仕事をしているため、子どもたちだけで1日お留守番をすることはほとんどありません。

留守番をするのは買い物や通院の時、せいぜい1~2時間です。

子どもたちが幼い頃は、私も夫も留守にする時は義母にさんざんお世話になりました。

うちに来てもらったり、預かってもらったり。

でも、もう5年生だし、2人だし、今回は義母に頼らずに、長時間のお留守番をお願いすることにしました。

 

ところが、子どもたちが2人で1日お留守番をすることを知った義母、様子を見に来るそうです。

 

子どもたちが学校に行けなくなった事実をなかなか受け入れられない義母。

子どもは学校に行って勉強をするのが仕事! という考えで、一緒にいると、子どもたちも私もなかなか辛いものがあります。

 

子どもたちの特性を説明し、子どもたちなりに頑張っていることも伝えました。

夫からも、学校や勉強の話題は避けて欲しいと伝えてもらいました。

でも、長く生きてきた人の価値観を変えるのは難しい。

お互いに悪意や敵意があるわけではないけれど、今はお互いのために付かず離れずの距離感を保っている状態です。

 

義母「心配だから見に行くけど、庭で草むしりでもしてるから。長男くんと次男くんはお家で好きにしていていいから」

 

うーん…それが微妙なプレッシャーなんだけど、義母にはわかってもらえない。

夫は「ばぁばの気持ちもわかってやりなよ」と言います。

わかってる。

心配してくれているのは子どもたちも十分わかっています。

だからこそ、心配かけないようにいい子にしなきゃ、頑張らなきゃとプレッシャーを感じてしまうのがうちの双子なんです。

 

私は義母を子どもたちから遠ざけたいわけではなくて、子どもたちに義母を嫌いになって欲しくないんです。

でも、義母の声掛けを苦痛に感じて、ばぁばは自分を理解してくれない、受け止めてくれないと嫌うようになってしまったら、お互いに不幸だなぁと思う。

 

ばぁばの心配を無下にせず、尚且つ双子がのびのび過ごせるように、どうしたらいい?

 

留守番を楽しむ

 

私の内なる葛藤を救ったのは、昨日、我が家のアイデアマン次男から出た一言でした。

「ママ、明日やることのミッションを作ってよ」

 

ちょっとした旨味があることで留守番を楽しくできると考えた次男の提案。

ミッションをこなすとポイントが貰えるという、単純な仕組みです。

我が家はお小遣いがポイント制なので、今回のポイントはそちらに反映させることに。

 

宿題のドリルを2ページやる→2pt

お昼ご飯の片付けをする→2pt

こみみを可愛がる→1pt

読書30分→3pt

ばぁばに冷たいお茶と塩タブレットを差し入れる→3pt

ぬいぐるみで仲良く遊ぶ→2pt

 

みたいなミッションをカードに色々書きました。

自分でやりたいものだけやればOK!

しかも自己申告。

でも、双子が性格的にほとんどのものを楽しんでやるであろうことを私は知っています。

 

ばぁばへの対応に困ってしまう子どもたちも、これなら喜んでばぁばのために行動できると思います。

次男は保冷剤やらタオルやら、カードに書いてある以上の準備をしていたし。

 

強制されるとイヤだなぁと思うことも、ゲーム感覚なら楽しめる。

何も強制はしていないから、気負うこともない。

今回は特例で、長時間の留守番もだんだんとできるようになってほしいことも伝えました。

 

今ごろ双子はミッションをこなしながら、楽しく過ごしていると思います。