ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

欠席から一転

ここ数日、朝晩がだいぶ過ごしやすくなりましたね。

日中もギラギラした暑さではなくなり、空には筋雲も出ていました。

 

私と長男は通年性アレルギー性鼻炎で、1年中お薬のお世話になっています。

真夏の間は少しだけ症状が緩和するのですが、毎年今くらいの時期から鼻の調子が悪くなります。

最近外に出ている時間が短いにも関わらず、身体はちゃんと季節を感じているようです。

 

昨晩、学校が怖いと不安定になっていた次男は朝から腹痛。

長男も「今日は休む」と言って、布団から出てきませんでした。

 

気まぐれな次男

 

今日は休むと決めて、学校へも欠席の連絡をしました。

以前の私だったら「金曜日も休んだから、今日は行ったら?」と言っていたと思います。

でも、私も少しは成長して、今日はまだ気持ちの準備ができないんだなと受け入れられるようになりました。

 

お昼前はぬいぐるみで遊んだり、絵を描いたり、漫画を読んで穏やかに過ごしていた2人。

次男がタブレットで遊びたがると、私以上に長男が

「次男、タブレットやりすぎだよ!」

とうるさいので、次男も少し我慢していたみたい。

 

午後からは珍しく自分から勉強もしていました。

長男は普段から暇つぶしのようにタブレット学習をやっています。

でも、次男は滅多にやりません。

今日はやる気スイッチが入ったようです。

 

ただし、やる気スイッチが入ったからといって、勉強がわかるわけではない・・・。

継続的に登校できておらず、家でもほとんど勉強に気持ちが向かわない次男は、勉強に遅れがあります。

習っていない単元にチャレンジしてやる気をなくしてしまうよりは、少しヒントを与えつつ自分で考えられる程度がちょうどいい。

算数は私がヒントを出しつつ、5年生の4月の問題を解きました。

 

勉強を40分くらいやって、自分の頑張りに満足できた次男。

頑張った後はゲームの時間かな?と思っていたら、

「今から学校行きたい。先生に会いに行く」

と言い出しました。

機嫌がいい時の次男はいつも唐突!

 

大歓迎してくれる先生、ありがとう

 

せっかく先生に会いに行くのだからと、ダメ元で長男にも声をかけました。

すると、これまた珍しく「行く」と。

今日はどうしたの?

 

子どもたちを連れて、まずは次男の教室の廊下へ。

次男の担任の先生、両手を広げて大歓迎してくれました。

「え~! 来てくれたの? 嬉しいよ! 会えて良かった~!!」

次男はちょっと照れ臭そうにニコニコしているだけですが、先生はテンション高め。

「さっき、Rさんも来てくれたから、今日は全員と会えたよ~♪」

次男のクラスには、うちの子たちと同じく登校するのが困難なお子さんがいます。

たった数分の登校なのに、先生がこんなに歓迎してくれて、会えたことを喜んでくれる、本当にありがたいです。

 

長男のクラスは図書室に行っていました。

長男が顔を出すと、静かなはずの図書室が、一瞬にして賑やかになりました。

「長男くん! よく来たね~。今日は会えないと思ってたから、会えて嬉しいよ!!」

長男の担任の先生も、満面の笑みで迎えてくれました。

 

学校に行ったら歓迎してもらえる。

会えて嬉しいと言ってもらえる。

こういう積み重ねが大事なのでしょうね。

 

休みたいという気持ちをすんなり受け入れてもらえたことで、自分で考えて動けた次男。

長男はそれに追随しているだけですが、行動を決めたのは本人です。

 

いつもはこんなに上手くいくことばかりではありません。

上手くいかないことの方が多いくらい。

でも、こんな毎日を目指していきたいです。

家で穏やかに過ごすことができて、それぞれ自分の頑張りにも満足できて、今日はいい日でした。