ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

児童精神科医に教えてもらった不登校対応の基本的な考え方

今日も双子はおうち生活でした。

長男は朝の時点では給食を食べに行くつもりでいたのに、本に夢中になっていて行きませんでした。

 

読んでいたのはこのシリーズの絵本。

夢のあるお話で絵がキレイな本なので、私も好きなシリーズです。

(ネズミが苦手な方にはおすすめしません)

 

でも、沢山時間があるんだから、なにも登校しようという時間に読まなくてもいいんじゃない?

行くと言っていたのに登校できないと、やっぱりがっかりしてしまいます。

 

前回、児童精神科に行った時、先生が夫に不登校対応の基本的な考え方を説明してくれました。(今更という感じですが)

記事にしておこうと下書きして忘れていたので、アップしようと思います。

 

不登校対応の基本的な考え方

 

①安心できる居場所を作る「家庭+α」

 家庭が安心できる居場所であることは大前提。

「+α」は、学校でも、フリースクールでも、適応指導教室でも、習い事の教室でも。

本人が家庭以外で安心できる居場所があるといい。

 

②安心できる人を作る「親+親以外の大人」

ここでも親が安心できる相手であることは大前提。

①の安心できる居場所ができると、そこに安心できる人がいる場合が多い。

祖父母でも、先生でも、子どものありのままを認めて受け止めてくれる人。

友だちという存在は、この段階では特に必要不可欠ではないそうです。(もっと段階が進めば必要になる)

 

③自己肯定感を育てる

①、②がクリアできると、自然と育っていく。

 

家庭が要であることは言うまでもありません。

また、①~③を満たして自己肯定感が十分に育ったとして、ゴールに再登校があるとは限らない。

不登校の解決は、必ずしも学校ではないということ。

自分の足で歩んでいけるようになるための3つのステップだそうです。

 

求めている安心感が違うのかも

 

うちの子たちには、家以外に安心できる居場所も人もないな・・・。

安心できる居場所も、人も、作ろうと思って作れるものではないですよね。

安心できるかどうかは、本人の感じ方次第です。

色々試してみて、トライ&エラーで見つけるしかない。

 

学校に行ける子は、この3つがちゃんと備わっているということなのかしら。

多くの子は「学校」「先生」という場所と人を、無条件に安心と見做しているのかも。

不登校になる繊細な子は、求めている安心感が違うんだろうなぁと思います。

 

基本的な対応方法を教えてもらっても、それがすぐにできるわけではありません。

もちろん、細かく言えばひとりひとり必要な対応は違うし。

難しいですね。