ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

怖がりな母と怖がりな双子

昨日は2週間ぶりに次男が先生に会いに登校しました。

支援級のお友達が周りに寄ってきて、ちょっと落ち着かない様子。

昨日がんばったので、今日はお休みだそうです。

 

長男は昨日は給食を食べに登校しました。

今日も給食のメニューに五平餅があったので、「行く!」と宣言していたのですが、行くことができませんでした。

 

関係ないよね?

 

午前中、タブレット学習をしていて心が折れてしまった長男。

スマイルゼミのシステム的な問題なので、誰が悪いというわけではないのだけれど、長男にとってはどうしても納得できないことで。

お昼前に一応声をかけたら、

「五平餅を楽しみにしていたのに、こんな気持ちで学校なんて行きたくない!!」

と泣き出してしまいました。

 

スマイルゼミと学校、関係ないよね?

と言いたくなりましたが、長男は切り離して考えられないことが多いです。

そして気持ちを切り替えることも苦手なので、しばらくそっとしておくしかありませんでした。

 

その後、お昼ご飯に次男と私で五平餅を作りました。

残り物の白いご飯と家にある材料で簡単にできるんですね。

しかもそれが美味しくて。

長男にやっと笑顔が戻りました。

 

海が怖くなってしまった私

 

昨日、次男が「海に散歩に行きたい」と騒いでいたので、16時頃から出かけました。

防潮堤の手前まで車で、そこからがお散歩です。

 

防潮堤を越え、風紋ができた砂浜の先に広がる海。

子どもたちと夫は、さっそく波打ち際まで行ってはしゃぎまわっていました。


f:id:eco_hs_o:20201113151045j:image

 

でも、波打ち際の手前まで行った私は、なぜか急に怖くなって足が竦んでしまいました。

海って怖い。

 

普段、家族で釣りに行く海は入り江のように奥まっていて遠浅です。

昨日行った所は外海で、いつもの場所とはまるで様相が違いました。

波打ち際から海に向かって急激に深くなっていて、海水の量が違う。

想像以上に波が高くて、次々に寄せてくる波の圧倒的なエネルギーを感じたら、急にとても怖くなってしまったんです。

絶えることのない波の音も、迫ってくるように感じて怖かった。

 

今、大波が来たらどうしよう。

子どもたちが波にさらわれてしまったら・・・。

一度そんなことが頭をよぎると、そのイメージが頭から離れなくなってしまいました。

 

子どもたちは波打ち際で、とくに危険な遊び方をしていたわけではありません。

毎回違う動きを見せる波をただただ眺めていたり、波打ち際に木の枝で絵を描いたり。

夫と一緒に、とても楽しそうにしていました。

 

大人なのに、海が怖いっておかしいですね。

 

最悪の事態を想定していまう癖はあっても、子どもが波にさらわれるなんて事態は滅多に起こらないと頭ではわかっています。

子どもたちに危険なことはしない分別があることもわかっています。

客観的に考えておかしいとわかっているのに、怖いという感覚がどうしてもなくなりませんでした。

 

大抵の「怖い」は克服できる

 

子どもの頃の私は、母が「他に類を見ないほど」と言うくらい怖がりでした。

私の怖がりエピソードを挙げたら、枚挙に暇がありません。

 

うちの双子もかなり怖がりです。

幼稚園の頃、ポケモンドラえもんの映画が怖くて泣いていました。

今も長男は地震が来るのが怖くて眠れないと言うし、2人とも夜になると2階の子ども部屋に1人で行けません。

でも、それを笑えないくらいくらいの怖がりだったのが私なので、2人とも私に似てしまったんだな・・・。

ごめんね・・・と思います。

 

10代の頃までは極度の怖がりだった私も、成長するにつれてだいぶ克服しました。

違う見方をできるようになったり、対処法を覚えたりして、自然に克服できたものが多いです。

理論的に理解して大丈夫になったものもあります。

自分を客観視できるようになったことも、大きく影響している気がします。

 

きっと子どもたちも、私と同じように成長と共に怖いものが減っていくのだと思います。

トラウマとかではなく、漠然と怖い、つい怖い想像をしてしまう、というものであれば。

怖いものへの対処ができるようになると、生きづらさも少しは減るかもしれません。