ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

ストレスと物欲

こんにちは。

 

昨日、お雛様を飾りました。

家を建てた時に実家から持ってきたお雛様です。

 

私のお雛様は、飾り台も屏風も黒で、装飾品も少なく、とてもシックな装いのお雛様です。

子どもの頃は姉の華やかなお雛様が羨ましくて、自分のは地味でつまらないと思っていました。

でも、大人になった今は、この慎ましやかな装いがいい。

 

次男が「落ち着いた感じでいいねぇ」と褒めてくれたけど、可愛いものやピンク色が好きな次男に、このお雛様の良さがわかるの?

お世辞だったとしても、ちょっと大人な次男でした。

 

次男のエネルギーゲージ

 

昨日の午後、長男はYouTube、次男はswitch、夫はスマホゲームをして、思い思いにまったりと過ごしていました。

それぞれ別の部屋で好きなことをやって、これはこれで平和だな~と思いながら、私は早めに晩ごはんの支度。

 

ところが、途中から次男のエネルギーゲージが急激に減ってきた。

「なんだか気持ちが落ち込んできた」

「ママ、一緒にいて」

やっていたゲームも止めて、亀のようにうずくまる次男。

 

せっかくの日曜日が終わってしまう。

1日、何も楽しいことがなかった。

何か楽しめることをやりたかった。

でも、楽しめることが思いつかないし、やりたいことも思いつかない。

 

ゲームをやってご機嫌に過ごしているように見えても、急にそんな気持ちが襲ってきてしまったようです。

どうしたら気持ちが落ち着くだろうね・・・と話をしていたら、次男が「文房具屋さんに行きたい」と言い出しました。

ぬいぐるみなどの雑貨も売っている行きつけの文房具屋さんです。

 

ストレスと物欲

 

次男はストレスが溜まると、物を欲しがる傾向があります。

モノに不自由しているわけではないし、前々から欲しがっていたモノがあるわけでもない。

ただ、「何か買いたい」という衝動にかられるみたいです。

 

「買う」という行為は快楽をもたらしてくれるし、実際にモノを手にして、その時は心が満たされたような気になります。

実際に大人でも、ストレスから買い物依存に陥ってしまう人もいる。

モノで心の隙間を埋めようとしているのでしょうね。

 

次男を文房具屋さんに連れて行ってあげることは簡単です。

でも、行けば何かを欲しがることは必至。

しかも、欲しいものがあるから買うのではなく、何かを買いたくて欲しいものを探してしまうんです。

 

次男のお小遣いで買える範囲であれば、普段は口を出さないようにしています。

わざわざお金を使うために欲しいものを探す必要はないと思うし、それって実際には買わなくても良いものですよね。

私から見ると、つい無駄遣いのように感じてしまいます。

 

eco「目的があるなら文房具屋さんに行ってもいいけど、目的がないと何か買いたくなっちゃわない?」

次男「うん・・・」

実際、次男はお小遣いの手持ちがそれほどありません。

本人もお小遣いを使い切ってしまうことには抵抗がある様子。

結局、文房具屋さんに行っても買い物ができないと余計にストレスが溜まると判断したのか、文房具屋さんに行くのは諦めていました。

 

模様替えで気分を切り替えられました

 

文房具屋さんへ行くのは諦めたものの、気分の落ち込みは治りません。

どうすれば気持ちが落ち着くのか、悩むこと30分。

「模様替えしたいから、ママも手伝ってくれる?」

 

次男は模様替えをするのが好きで、もはや趣味のようなものです。

私は次男のアイデアに「いいねぇ」「なるほどね!」と相槌を打ち、大きな家具を動かす手伝いをしたり、掃除機をかけるのが仕事。

 

昨日は次男のベッドを少しと、カラーボックス、ローソファ―を移動。

部屋全体を見渡すように置いてあったローソファ―を、部屋の隅に動かしたら、ちょっと籠れる感じなりました。

次男にはぬいぐるみの配置や、タブレットを充電する場所も重要。

あれこれ自分で考えて、満足できたようです。

模様替えが終わった頃には、落ち込んでいた気分もすっかり良くなっていました。

 

次男の部屋は長男の部屋でもありますが、模様替えをする時に長男の了承を取ったりはしません。

(長男のスペースにまで範囲が及ぶ時は一緒にやります)

昨日も事後報告。

それでも「おぉ~、いいね~!」と言って次男の達成感を盛り上げてくれる長男。

この時ばかりは長男が受け身な子で助かります。