ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校支援 園芸療法ってどう?

こんにちは。

 

朝からお昼まで、珍しくずっと仲良く遊んでいた双子。

毎日お家生活でも、こういう日は意外と多くないんです。

一緒に遊ぶ時ももちろんあるけれど、すぐにケンカになるし、それぞれ好きなことをしている日の方が多い。

 

今日はケンカにもならなかったし、2人で遊んでくれると私に話しかけてくることもない。

いつもこうなら、私もイライラしないのに。

天気もいいし、家の中が平和だと気持ちよく過ごせます。

 

観葉植物を買いに

 

昨日は夫と次男と私の3人でホームセンターへ行ってきました。

最近、模様替えが楽しくて、インテリアにも興味が出てきた次男。

お目当ては観葉植物です。

「観葉植物がたくさんある部屋に住みたい」というのが目下の夢だそうです。

 

いつも行くホームセンターの観葉植物コーナーはとても充実していて、私も見ていて楽しかったです。

次男は「上から吊るすのもいいよね」と言って物色していましたが、水やりが難しくなるので断念。

幸福の木とも言われるドラセナの仲間を選びました。

 

観葉植物を育てるにあたって、次男に確認した点は2つ。

「置き場所をどうするか?」

「ちゃんとお世話を継続できるか?」

 

植物であっても、ひとつの命には違いありません。

お世話を出来なくなって、枯らしてしまっては可哀想。

置き場所も、その植物に合った置き場所があります。

その植物に適した日当たりでないと、一気に元気をなくしてしまう。

模様替えをしたい時には、なるべく優先的に観葉植物の居場所も確保してあげなければならないことを説明しました。

 

観葉植物に愛着を持ってお世話するには

 

次男はあまりマメなタイプではありません。

毎日コツコツ植物のお世話を出来る気がしない。

ドラセナの仲間は、夏場は週2回、冬場は1回程度の水やりで済むので、なんとか続けて欲しいところです。

 

もうひとつ、お世話を続けるための仕掛けとして、買ってきたドラセナに名前をつけました。

すでに次男のベッドサイドにあるサボテンの寄せ植えには、「トゲッティ」という名前がついています。

ドラセナの名前は「セナティ」になりました♪

名前を付けると愛着が湧く不思議・・・車や楽器に名前をつける人もいるし、いいと思います。

 

園芸療法ってどう?

 

ホームセンターでは観葉植物の他に、庭のプランターに植える苗も買いました。

ラナンキュラスルピナス、マーガレット、いちご。

全部、次男セレクトです。

お花も好きな次男、丈のある花と小花と、色やバランスを考えて選んでいました。

 

次男はお花が好き、長男は野菜が好き。

うちの双子には『園芸療法』なんて向いているんじゃないかな?

と、ふと思いました。

 

園芸療法とは

園芸療法は、自然や植物の心地よい刺激を活用したストレス軽減、植物を育てることや植物を用いた創造活動による意欲回復や生活改善を主なねらいとし、医療や福祉分野をはじめ、多様な領域で支援を必要とする人たちの幸福を、園芸を通して支援する活動です。

日本園芸療法学会HPより

 

 

うちの庭を作ってくれた庭屋さんに、園芸療法士さんがいるんです。

子どもたちが小さい頃に一度紹介されたことを思い出しました。

 

園芸療法は不登校支援にも向いているそうですが、あまり実践例は聞いたことがありません。

介護施設や病院での実践例がほとんど)

でも、もし家庭教師が勉強を教えに来てくれるように、園芸療法士さんが花や野菜のお世話の先生になってくれたら?

園芸を通して子どもたちの話し相手にもなってくれたら、少し世界が広がるんじゃないかしら?

なんだか楽しそうだし、素敵な気がします。

 

今の双子は学校に行けず、家庭にしか居場所がありません。

親以外で信頼できる大人との繋がりも、実質的にないと言わざるを得ない状況です。

自己肯定感を育てて外の世界に出ていくためには、家庭以外の安心できる居場所や、信頼できる大人との繋がりが必要。

 

もちろん子どもたちの意思次第なので何とも言えませんが。

園芸療法、薦めてみようかしら。