ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

児童精神科の先生に聞いた不安への対処法と、私の反省

こんにちは。

 

昨晩は満月。

仕事から帰って来た夫が珍しく「今日満月だよ。綺麗だから見てきたら?」なんて言うので、子ども部屋で双子と満月観賞しました。

 

先日作っためがねをかけて月を見てみた次男、

「おぉ~」

月の輪郭がはっきり綺麗に見えると喜んでいました♪

 

児童精神科の先生に聞いた不安への対処法

 

昨日は双子と一緒に児童精神科を受診してきました。

最近、不安が強い2人。

今の自分をなんとかしたいという気持ちから、自分で希望して受診しました。

私には、これだけでも一歩踏み出せているように見える。

 

今回子どもたちが先生に主に聞きたかったのは、不安やストレスにどう対処したら良いのか。

 

学校に対するストレスだったら、学校を避けることでストレスを回避すればいい。

でも、子どもたちの不安は、地震やらコロナやら、死んじゃったらどうなるの?という回避できない類の不安です。

大人だって抱えているような、拭いたくても拭えない不安。

もうこれは、仕方のないものなのだそうです。

不安の原因はなくならない。

ならば、不安から意識を外すしかない。

・・・ということで、アドバイス頂いたのが2つ。

 

心の内をひとに話す

本当は親以外の大人に話せるのが一番いい。

ペットやぬいぐるみに話すのも有りだそうです。

紙に気持ちを書き出すセルフカウンセリングという方法もOK。

 

今(現在)を充実させる

未来のことで不安になるのは、今が充実していないから。

今が充実していないと、過去を振り返って後悔したり、自己嫌悪したり、未来を想像 して過剰に不安になったりする。

 

うーん、正論ですね。

先生のおっしゃる通りだと思う。

でも、それが出来ないから困っているわけで、出来ていたら相談していません。

じゃあ、出来るようになるには?

Dr.「家を安心できる場所にする」

という、もう何回も言われたことに戻ってくるわけです。

堂々巡りです・・・。

 

とりあえず、2人とも不安や敏感さを抑える薬を飲むことになりました。

次男は以前も飲んでいて、春休みに入った頃から中止していたお薬です。

やっぱり飲んだ方が良さそうだと本人も納得していました。

 

子どもたちはこれで知りたかった答えを得られたのかな。

先生に寄り添って貰えている、解って貰えていると感じられたのかな。

見ていた私にはあまりそう感じられず、ちょっとモヤモヤが残る診察でした。

 

長男の笑顔に甘えていた

 

次男は長時間先生と話すのはイヤがったので、15分ほど話した後は車で待っていました。

その後、長男の体調不良の話をしました。

 

小児科でも言われた通り、長男の体調不良はストレスによるもので間違いなさそうです。

不安神経症による自律神経失調ということになるそう。

 

長男は1年前に自閉スペクトラム症と診断されています。

恐らくかなり軽度な方で、表面的には全然わかりません。

おおらかでニコニコしていて、好奇心が強く頭の回転も速い。

そんなイメージの子です。

でも、実は自分の世界を持っていてこだわりが強く、マイペース。

そして感受性が強く、不安も強い。

 

ただ、その不安は普段は全然表に出さず、いつもニコニコしているんですよね。

わざと明るく振る舞って、気持ちに蓋をしている状態。

専門的には躁的防衛とか過適応と言うそうです。

だから周りは長男の我慢や無理に気が付かなくて、自律神経がうまく働くなるところまで来てしまった・・・。

 

私、長男の笑顔に甘えていました。

不安オーラを全身で表現する次男にどうしても意識が向きがちで、ニコニコしている長男は大丈夫だろうと思っていました。

たぶん、次男の半分くらいしか、長男の気持ちは聞いてあげていない。

愛情は同じように注いでいるつもりでも、長男なりに感じ取るものがあったのかもしれません。

 

反省です。

ごめんね、長男。

 

負の感情も吐き出していいんだよ

もっと気持ちを表に出していいんだよ

と、言葉にしてきちんと伝えていこうと思います。