ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

GW明け、子どもが学校に行けなくなったら

こんばんは。

 

大型連休が終わり、今日からまた学校。

子どもたちは登校しないにも関わらず、今日も6時前に起きてきました。

 

これまで、学校が休みの時には早起きしても、学校がある日になるとなかなか起きなかったのに、今回はちょっと違う感じ。

朝から1日元気に過ごしました。

 

GW明け、子どもが学校に行けなくなったら

 

次男は小学校3年生の5月から教室に入ることができなくなりました。

GWが明けて、運動会の練習が始まった5月半ばのことです。

あれから間もなく丸3年。

もうすぐ4年目に突入します。

 

GW明けなどの休みの後に学校に行けなくなる子が増えることは、最近はだいぶ知られてきましたね。

新年度の新しい環境で適応しようと頑張ってきた子が、休み明けに体調不良を訴えたり、登校渋りをするようになる。

突然、家から一歩も足を踏み出せなくなるという子もいるでしょう。

そんな時、親はどうしても狼狽えると思います。

 

学校で何か嫌なことがあったのかも?

だとしても、そんなに簡単に休ませるわけにはいかない。

一度休ませたら、そのまま不登校になってしまうのでは?

 

実際のところはわかりませんが、この時点ではっきりと「学校に行きたくない」と親に意思表示できる子の方が少ないかもしれません。

うちの子もそうでした。

真面目で頑張り屋さんだからこそ、苦しくなってしまったんです。

優しい子だから、親に心配をかけたくないんです。

多分、我慢に我慢を重ねて、もう耐えられなくなった状態になって初めて、不調が現われるのだと思います。

 

今はコロナの影響もあって、大人も子どももどこかで我慢を強いられている状況。

大人も世の中の情勢に不安を感じるのだから、子どもはもっと不安に感じても、何もおかしくありません。

きっと今この瞬間にも、明日が来るのが怖いと感じている子がいると思います。

 

不登校を受け入れるには時間がかかります。

もちろん、必要な時間はひとそれぞれだと思うけれど、親はもちろん、恐らく多くのお子さんもそうだと思います。

みんなが学校に行っているのに自分は休んでいる罪悪感。

親に迷惑、心配をかけているという罪悪感。

きっと必要以上に色々なものを背負って闘っています。

でも、親が受け止めて、受け入れてあげることで、少しでも気持ちを楽にしてあげられるはず。

 

まさか我が子が不登校になるなんて。

 

よほど波瀾万丈な人生を送ってきた人でない限り、人生のトップ3に入るくらい衝撃的な出来事かもしれません。

でも、受け止めてあげて欲しいです。

親だからできること、親にしかできないことです。

 

もし人生をやり直すことができたら

 

「もし人生をどこかの時点からやり直すことができたら、いつからやり直したい?」

と、長男が唐突に聞いてきました。

eco「え? 長男は? 人生やり直したいの?」

と、思わず逆質問。

 

長男「うん。僕は不登校になる数ヵ月前からやり直したい。学校が楽しいところだって認識しておきたいんだ」

 

そんな風に考えてたんだ・・・。

なんだか切ない気持ちになりました。

 

長男は、先に教室に入れなくなった次男に引きずられるようにして、学校に行けなくなりました。

次男が不登校にならなければ、長男は今も学校に行けていたかもしれない。

毎日楽しくお友達と遊べていたかもしれない。

次男が悪いわけではないけれど、長男が悪いわけでもないんです。

ただ、流れでこうなった。

長男には、長男なりの苦悩がずっとあるのでしょうね。

 

私だったら、子どもたちが生まれたところに戻りたいです。

細かいことばかり気にせずに、それぞれの意思やペースを大事にして、のびのびと育ててあげたい。

 

でも、時は戻せない。

子どもたちが不登校になって、こんなにも日々心を通わせながら一緒に過ごせているのは、神様が私に与えてくれたチャンスなのかな。

人はいくつになってもやり直せると言うけれど、うん、そうかも。

今は家族の関係も再構築しながら、生き直しているところなのかもしれません。