ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校6年生の進路希望調査

こんにちは。

 

朝降っていた雨が止んで青空が広がっていたのに、お昼過ぎから空模様が急変。

みるみるうちに黒い雲が迫ってきて、雷もゴロゴロ。

せっかく気持ちの良い日だったのにな。

 

怖がりな長男は雷も大嫌い。

遠くから雷の音がするな~という程度でも、 不安がむくむくと湧いてきて、早々にイヤーマフをつけていました。

耳がいいはずのうさぎより敏感です・・・。

雷が近づいてきたら、次男と一緒にゲームをして怖さを凌いでいます。

 

日々の小さな変化を見逃さないための振り返り

 

先日、スクールカウンセリングに行ってきました。

カウンセリングは月一ペースで受けているので、担当のカウンセラーさんは、1ヵ月前のことを振り返りながら話を進めてくれます。

SC「先月お話した時は長男くんの不安があって、食欲がなく、ちょっと心配な様子でしたよね」

この進め方をして貰えると、1カ月間での子どもの変化や成長がわかりやすい。

 

学校へ行けない子とずっと家にいると、ゲームやYouTubeばかりになっている姿や、生活が乱れている様子がどうしても目につきます。

毎日少しずつ子どもの様子は変わっているのに、同じことしかしていないように見えてしまうんですよね。

変化を認識しにくくて、何も進歩がないまま時だけが過ぎて行っているように思えるんです。

 

でも、実際には1ヵ月の間に何かしら変化がある。

楽しめることが増えたとか、外に出る頻度が上がったとか。

もちろん調子には波があるので落ちる時もあるけど、不思議なことに落ちる時の変化には気づきやすい。

カウンセラーさんと振り返りをしていなかったら、目の前の子どもの様子だけで色々判断してしまっていたかも。

 

長男の場合は、最近よくヴァイオリンを弾いていて、それがすごく楽しそうです。

食欲も回復して、庭で野菜の成長を見るのも楽しそう。

1ヵ月前に比べて、全体的に明るい表情が増えました。

 

次男の1ヵ月前はまさに上り調子で、あれもこれもやってみたい! 状態でした。

週に1~2回の登校にも意欲的だった。

先週と今週は登校していないけど、調子が悪くなったとは感じません。

ちょっと力が入っていたのが、落ち着いたという感じかな。

  

家で過ごしていても子どもは成長するし、日々変化しています。

そのほとんどが些細なことで、意識していないと見逃してしまう。

(きっと突然グンっと大きく成長する瞬間がやってくるのでしょうね)

子どものありのままを受け入れるには、日々の小さな変化を見逃さないことが結構大事な気がします。

 

進路希望調査

 

学校からのお手紙の中に「進路希望調査」がありました。

もうそんな時期なのか~・・・。

 

子どもたちと進路について具体的に話したことはなかったので、これを機にどんな選択肢があるのかを含めて話をしました。

でも、実際には選択肢があるようで、ほとんどないというのが現実。

 

私立中学や公立の中高一貫校、無理です。

校区内、または近隣の公立中学の通常級、選択肢としては可能だけど、現実的には無理でしょうね。

残るは校区内の発達支援学級か、近隣の公立中学の特別支援学級

 

少しでも知っている人がいた方がいい、知っている場所の方が安心という双子。

迷わず校区内の特別支援学級(情緒自閉クラス)への進学を希望しました。

 

自分たちを知っている人がいない新しい環境の方が気が楽・・・ということはないのかな。

(私はどちらかと言うと、誰もいない環境で新しくスタートを切りたいタイプ)

 

中学は義務教育なので、とりあえず校区内の中学の特別支援学級に籍をおくことになりそうです。

ただし、これは形式上の話。

実際に通うかどうかは、本人もその時になってみなければわかりませんね。

 

児童精神科の先生からは、

「中学卒業までは無理のないペースで学校と向き合って、中学卒業後に向けてエネルギーを貯める期間にするという手もあるよ。意外とそれで上手くいくケースもある」

と言われています。

3年間かけてちゃんとエネルギーを貯めながら、自分のやりたいことを見つける。

そして卒業後に動き出すことができたら、この子たちにとっては理想的な形なのかも。

 

まだまだ気長に見守るしかなさそうです。