ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

双子の心の成長スピード

こんばんは。

 

今月は夜勤と休みだらけの夫。

日中の勤務はたった3回しかありません。

今日は久々に昼間の勤務で、私も久しぶりにちゃんとお弁当を作りました。

 

夫にお弁当を作る日は、私と子どもたちの分も含めて4人分のお弁当を作ります。

でも、夫が夜勤とか休みの時はお弁当を作っておくことは稀で、お昼前にササっと麺類やチャーハンを作ったり、適当にごはんとお味噌汁に買ってきたお惣菜をつけたり、いざとなったら冷食頼み。

どちらにしても、毎日4人分のお昼ご飯を用意することに変わりはない。

これ、どっちが楽なんだろう・・・。

お弁当は食べたくなったときにすぐ食べられるのがいいですよね。

 

ごっこ遊びと双子のケンカ

 

昨晩、子ども部屋からものすごいケンカの声が聞こえてきました。

どうやら寝る前にぬいぐるみで遊びたい長男が、誘いを断った次男を激しく責め立てている様子。

あー・・・またか。

と思いつつ、私は自分の部屋で聞き耳を立てていたら(本当は耳を塞ぎたい)、長男は泣いて怒っているし、次男は怯えて泣き出したようで、思わずため息が出ました。

 

双子はぬいぐるみを使って、よくごっこ遊びをしています。

もう何年も毎日毎日やっているので、ぬいぐるみのキャラクターがそれぞれ確立されて、もはや壮大なSFファンタジーみたいな設定が盛りだくさん。

それはそれは楽しそうです。

でも、昨日は日中も夜も次男がごっこ遊びを拒絶して、長男のフラストレーションが溜まってしまったみたい。

 

もしかしたら、次男はごっこ遊びの卒業が近いのでは? と、最近密かに思っています。

いつまでも2人同じ気持ちで、ずっと同じ遊びが続いていくとは限らない。

飽きることもあるかもしれないし、ある日突然ごっこ遊びを卒業するかもしれない。

その時、長男はどう思うのかな?

取り残されたみたいに思うかもしれませんね。

 

一歩前に出た状態 

 

赤ちゃんの時から誰よりも近い存在で一緒に成長してきた双子。

性格の違いはあっても、同じものを見て、同じものを食べて、同じもので遊んで、一緒が当たり前と思って育ってきました。

「長男は長男、次男は次男なんだよ。それぞれでいいんだからね」

と伝えて育ててきたけれど、それでも本人たちにとっては同じように育っているという感覚なのでしょう。

 

小さい頃から、心の成長は次男の方が少し早いです。

(子どもたちを比較するつもりはありませんが)

肩を並べて歩いている時もある。

けれども、たまに次男がすっと一歩前に出たなと思う時があります。

長男が足掻きながらいつしか追いつくと、またしばらく肩を並べて歩く。

でも、また次男が一歩前に出るタイミングがやってくる。

その繰り返しです。

 

ずっと肩を並べて歩いてきた相棒が、すっと一歩前に出てしまった。

今がそういう状態なのかなと思います。

 

最近の次男は、何でも私頼みにすることもないし、なんとなく自立心が出てきた気がします。

自分で考えたり、判断したい。

ひとりの時間も必要としていて、長男と一緒に遊ぶよりひとりで好きなことをしていたいようです。

それでも5回に1回くらいは長男の求めに応じて遊んでいるのは、次男の優しさな気がします。

 

双子でもタイミングが一緒とは限らない

 

双子でもいつまでも一緒ではない。

それぞれ違う人間だからね。

 

思春期はきっとその分かれ道で、児童精神科の先生からもスクールカウンセラーさんからも、同じことを言われました。

私もそう思うし、将来的にそれぞれ自分の道を歩んで欲しいという想いもあります。

でも、そのタイミングが一緒に来るとは限らない。

自分は自分の道を行こうと思えるタイミングに多少のずれが生じるのは、ごく自然なことなのでしょうね。

 

ただし、長男がその事実を飲み込めるようになるには、長男自身の心の成長が必要。

また肩を並べて歩けるように。

もしかして、一気に成長して次男を追い越すなんてこともあるのかな?

何がきっかけになるかわからないから、あるのかも。

 

肩を横に並べて歩けなくても、近い距離でお互いの存在を感じ取りながら自分の道を進んでくれたら理想的ですね。