ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

放課後登校に至るまでの紆余曲折

こんにちは。

 

今日は各地、大雨ですね。

我が家の地域は風も強く、長男が窓から畑の野菜たちを心配そうに見ていました。

もうすぐ食べごろを迎える実が落ちないといいな。

 

今日は次男が放課後登校しました。

先週の火曜日に、中学校体験へ行った時以来の登校です。

でも、そこに至るまでが実に面倒臭かった・・・。

 

放課後登校に至るまでの紆余曲折

 

昨日、「明日は金曜日だし、先生に会ってプリントもらってこようかな」と話していたのは長男。

翌日が休みだと思うと、少しやる気が出るみたいです。

へぇ~と思いつつ、心の中で「多分雨だけど・・・・」と思わずつぶやきました。

 

案の定、今朝、土砂降りの雨を見たら、長男の意欲は雨と共に流されてしまったらしい・・・。

まぁ、それは想定内。

それが、午後になって雨が止んだんです。

登校しようかどうか、迷い始める長男。

でも、一度失った意欲を取り戻すって、難しいですよね。

長男は「今日は行かない。来週行ける時に行くよ」と決めました。

 

そこで話に入ってきた次男。

昨日からの流れでは、登校する素振りなんて全くなかったのに、

次男「ぼくは行くよ?」

なんでぼくは行かないと思ってるの? というテンションで言われました。

 

え・・・? あ~、行くの?

私としては、本人の意思があるのなら協力は惜しまないというスタンスでいるので、「じゃあ行こう」という話に。

 

でも、ここで次男が長男に釘を刺しました。

次男「ぼくが行くなら(自分も)行くっていうのはやめてよ?」

さすが、長男の思考を知り尽くしている次男。

まさに長男はその時「次男が行くなら行こうかな」と考えていたところでした。

 

長男「ぼくもやっぱり行く」

次男「ぼくはひとりがいい」

 

お互い励まし合って一緒に行けないものでしょうかね。

結局、長男は「まぁ今日はいいや」となり、次男だけが行くことになったのですが、話はそれだけで終わらず。

 

その時、次男はちょうど粘土をやっていて、気分も乗っていたのでしょう。

次男「でも、今ここで粘土やめちゃうのもなぁ」

・・・楽しくやっていることを中断したくないのもわかる。

じゃあ、もう行くのやめようよ! と口から出そうになったところで、

次男「うーん、でも。今から行くよ!」

 

やっと、心が決まったようです。

 

次に繋げるためのNO

 

今日の放課後登校では、教室の黒板にイラストを描いて、プリントを頂くだけで帰ってきました。

 

次男の中では、今日はこれとこれをやるという線引きがキッチリされています。

先生もそれは感じているようで、やると決めていることに関しては躊躇なくやるそうです。

でも、イレギュラーなこと(例えば慣れない人がその場にいるとか)が起こったり、やると決めていた以外のことを求められたりすると、一気に緊張が走るのがわかる。

アンテナを四方八方に一気に張り巡らせつつ、決めていることはやるんです。

 

でも、やると決めていたこと以外はやらない。

まだちょっと余力があったとしても、そこはNO。

 

端から見ると、もうちょっと頑張れそうじゃない? と見えるけれど、私は次男はこれでいいかなと思います。

たぶん、次に繋げるためのNOだから。

 

次男には次男のエネルギーの使い方があって、自分のペースもわかってきていると思います。

最近、少しずつ自立心も芽生えてきている様子。

一歩ずつ一歩ずつ、ですね。