ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

社会不安障害 次男の経験値集め

こんにちは。

 

昨晩から冷たい風がとっても強いです。

私が住む地域はそもそも風が強いところ。

もう20年近く住んでいるけど、冬のこの風だけは慣れません…。

 

行くまでが大変

 

昨日は児童精神科の受診日でした。

今週は次男の。

 

長男、次男、私の3人は、児童精神科で同じ先生に診て頂いています。

子ども本人が受診しない時は私ひとりで一度に受診すれば済むけれど、最近は本人が受診することを前提として予約を取っているため、3人の予約日がバラバラ…。

必然的に、私が病院に行く頻度が非常に高くなっています。

面倒だけど、仕方ないですね。

 

社会不安障害の治療を初めて1ヶ月ほど経つ次男。

人に会うこと自体に不安があるため、病院を受診するのもひと苦労です。

前の日から「行かなきゃダメ?」「緊張する」というネガティブ発言連発。

前回の受診は不安いっぱいで、連れて行くのは断念しました。

服薬を始めてからの様子を先生に診て頂くために、なんとか今回は連れて行きたいところ。

 

でも、昨日はもう朝から「怖い」「どうしよう」と悶々と悩んでいて…。

私が「行かなくてもいいよ」と言うのを待っていたのかも。

 

ゲームになぞらえて伝えてみたこと

 

行く前に悶々と悩むだけでもHP(エネルギーみたいなもの?)は削られる。

行かない選択をしたとしても、ダメージは受けるんです。

 

勇気を出して行ったら、ダメージを沢山受けてHPは大幅に減ってしまうかも。

でも、経験値がアップする。

経験値を集めていけばステータスが上がっていく。

減ったHPは、時間が回復してくれます。

でも、経験値を上げるには、とにかく行ってみないと。

 

そして、ここではお薬はブースターアイテム。

ブースターが上手く機能するために、量を調節したり、アイテムを変更するのはお医者さんにしか出来ない。

お医者さんは敵じゃない。

たまにしか会えない支援者。

そのチャンスを活かすか殺すかは自分次第。

 

とまぁ、ゲームになぞらえてこんな話をしてみたりもしました。

次男の不安な気持ちに寄り添いつつ、理論的で合理的な考え方に切り替えることも大事だよと。

伝え方って難しいですね。

 

今回はだいぶ誘導した形になってしまったけど、最終的には自分で「行く」と決めました。

 

経験値が少し上がりました

 

次男が病院の受診で一番不安に感じているのは、先生とお話することです。

 

精神科の先生はそういうこともわかってくれるから、正直に伝えてみていいんだよ〜と話したのですが、次男は「先生とお話することを怖いと感じている」のが、先生に対して失礼だと思ったみたい。
そうは言えないよ…と。

なので「自分のことについて質問されるのが不安」という言葉で伝えていました。

 

言葉ひとつをとっても相手を気遣い過ぎる、考えすぎてしまうところが次男らしいなぁ。

 

でも、診察室で話し始めてしまえば意外と大丈夫。

昨日の次男は、先生のデスクに置いてあるぬいぐるみに向かって話していました。

 

不安を抑えるお薬の効果が、自分ではよくわからないこと。

平日は学校に行っていないことで不安が強いこと。

休日の方が気持ちが楽なこと。

最近、家で筋トレをしていること。

 

小さな声ですが、質問されたことに短く、でもしっかりと答えていました。

 

不安を抑えるお薬は、量を少し増やして継続することになりました。

それも先生に質問され、自分で意思決定しました。

不安がいっぱいでなかなか一歩を踏み出せないけれど、やってみたらちゃんと出来る。

頑張った分だけ、経験値がアップしたと思います。