ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男が作ったぬいぐるみ

こんにちは。

 

最近、毎日のようにお友だちとフォートナイトを楽しんでいる双子。

平日は夕方が多い。

お友だちは学校から帰った後しかできないから、当たり前ですね。

お休みの日は日中に遊べて嬉しそうです。

 

ぬいぐるみ好き

 

うちの双子はぬいぐるみが大好きです。

 

我が家には、シングルベッドを埋め尽くせるくらいのぬいぐるみがいます。

もちろん全ての子に名前がつけられています。

しかも、それぞれに生い立ちまで設定があり、人間関係ならぬ、ぬいぐるみ関係も相関図を書いて欲しいくらい細かい。

 

次男の言葉を借りると、

「ぬいぐるみがいると癒される。ぼくの友だちで家族」

だそうです。

楽しい時も苦しい時も自分を否定せずに傍にいてくれる、大事な心の拠り所なのだと思います。

 

実はね、数年前まで、こんなにぬいぐるみや可愛いもの好きで、将来大丈夫かな? と思っていました。

男の子なのに。

もう小さい子じゃないのに。

遠出したお土産に必ずぬいぐるみを欲しがる双子に、内心では「そろそろ卒業しないかな」と、ほかの物に誘導してみたこともあります。

今思うと、偏見の塊ですね・・・。

 

今は、思春期男子だろうが、いずれおじさんになろうが、堂々とぬいぐるみ好きでいて欲しいと思っています。

きっと癒しを必要としている人の気持ちがわかる、優しい大人になれると思う。

 

「ぬいぐるみを作りたい」

 

そんな次男が「ぬいぐるみを作りたい」と言い出しました。

 

小3から不登校の次男。

家庭科の裁縫の授業に出たことはありません。

「玉結び」とか「返し縫い」という言葉もわかっていない、裁縫初心者。

基本の「基」を学校で教えてくれるって、ありがたいことなんだなぁと実感しますね。

 

基礎ができていないのに、最初から完成度の高いものを目指してしまいがちな次男の性格。

思い立ったらすぐに行動に移したい。

でも、基礎ができなくて躓く。

目指した完成度よりも、はるかに稚拙なものしか作れない。

自分にはできないんだ・・・。

と落ち込んで投げ出す次男を、私はこれまで何度も見てきました。

 

なので今回は、

満足度は高く、ハードルは低くする(=可愛い、けど簡単)

基礎は少しずつ覚えればOK(=出来ない部分は手を貸す)

と私の中で決めて、見守りました。

 

魂、入ってます

 

作り方をYouTube先生で調べると、やっぱり裁縫の中でもぬいぐるみ作りって難しいんですよね・・・。

「玉結びができない人でも作れるぬいぐるみ講座」なんてものはありませんでした。

 

そこで参考にしたのが、100均のモコモコ靴下を使ったピカチュウの作り方。

 

www.youtube.com

 

ピカチュウって尻尾が複雑な形なんですね。

もう少しハードルを下げるため、次男はうさぎさんにしました。

この動画を見て、とにかく本人のやれる範囲でやってみることに。

 

そして完成したのが、赤いリボンのうさちゃん。

黄色いリボンの子は、私のために作ってくれた2体目です。

f:id:eco_hs_o:20220129155543j:image

縫い方の基礎も全然ないので、よく見ると縫い糸が色んなところで表に出てしまっています。

でも、そんなことが気にならないくらい、次男は大満足。

手足や耳の角度、目の位置など、可愛く見えることにこだわって作っていました。

 

次男「自分で作ると愛着が湧く。本当に可愛い!」

魂も入れてあげたそうです。

 

次は長男の子を作る予定とか。

縫い方も少しずつ上達していくんじゃないかな。

将来はぬいぐるみ作家?

 

まぁ…そうはならないとしても、今、次男が夢中になってぬいぐるみを作っている姿を見るだけで、とっても嬉しいです♪