ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校の子の中学校入学準備 制服の採寸

こんにちは。

 

我が家はみんなお味噌汁が好きです。

偏食くんの次男でさえ、味噌汁の具にしてしまえば野菜も大抵食べます。

他の料理では食べないきのこやナスも。

 

今の時期、必ず家族からリクエストされるのが「玉ねぎだけのお味噌汁」

うちの地域では新玉ねぎの収穫が最盛期。

柔らかくて甘くて私も大好きだけど、玉ねぎだけじゃなくてもいいのでは・・・。

具だくさんのお味噌汁で、子どもたちに栄養を摂って欲しいのに。

まぁでも、美味しいですよね、玉ねぎ。

 

長男「ブレザー、かっこいい」

 

4月から中学生になる双子。

そろそろ制服を注文しなければならない季節です

まずは長男を制服の取扱店に連れて行き、採寸してもらいました。

 

長男は小学生男子には珍しく(?)、フォーマルな服が好きです。

バイオリンを習っていた頃は、発表会になると喜んでスーツを着ていました。

そのため、長男にとっては制服も同じような感覚。

試着でも喜んで袖を通していました。

 

長男「お~、ブレザーかっこいいね。気に入った」

 

双子の通うことになる中学校では、新年度からブレザータイプの制服が導入されます。

これまでの制服だった学ランとセーラー服も選択可能。

長男、ブレザーが気に入ったみたいで良かったです。

ジャージや体操服を試着するのも、何やら楽し気でした。

 

次男「試着した姿を見られるのがイヤ!」

 

次男は長男の3日後に採寸予約をしました。

別の日程にしてもらったのには、2つの意図がありました。

 

ひとつは、長男の採寸を先に済ませることで、私がお店の方の対応の様子や、サイズ感を把握できるから。

長男のサイズがわかっていれば、次男のサイズも見当がつく。

もうひとつは、次男は私とマンツーマンの方が安心できるから。

 

社会不安障害の次男。

知らないお店であれこれ試着しなければならないというだけで、不安度MAXです。

行く前もかなり渋っていたけど、なんとお店に着いても車から降りられず・・・。

 

私は、馴染みのないお店で知らない人(店員さん)と会うのが不安なのかと思ったんですよね。

まぁ、それも多少はあるのだけど。

話を聞くと、どうやら試着をした姿を見られるのがとてつもなくイヤだと。

 

あ~・・・・そこか・・・。

 

とにかく他人に注目されることが怖い。

店員さんの目的は制服のサイズを確認することであって、次男の人格やら体格やらをジャッジするわけではないんだけど。

怖いものは怖い。

 

仕方なく、店員さんに率直に理由をお話しました。

試着は無理そうだから、長男のサイズを参考に注文しようと思って。

 

すると、店員さんが

「制服のズボンだけでもお家で試着してみませんか? 裾上げも必要だし」

夕方まで試着に来るお客さんはいないからと、試着用のスラックスを貸して下さったんです。

長男と同サイズと、念のためにワンサイズ上のもの。

裾上げのためのまち針も貸して下さいました。

 

寛容で柔軟な対応、本当にありがたかったです。

困っていることを素直にお話すると、配慮してくれたり、助けてくれる人って案外多い。

最近、助けられてばかりな気がします。

 

おかげで次男は家で安心して試着することができました。

裾上げもばっちり。(調整したのが私というのが不安・・・)

ジャージや上靴は長男のサイズを参考に注文しました。

長男がいてくれて良かったね。

 

通えるかどうかは別として

 

小学校3年生から不登校の双子、中学にも通えるかどうかはわかりません。

 

今現在、長男は一応、中学に通う意思があります。

本人と相談のうえ、制服やジャージなどの必要物品は、洗い替えも含めて一式揃えることにしました。

 

次男は今のところ、通える自信はあまりないかな。

制服を着ることへの抵抗感もある。

かと言って、制服を一切買わず、完全不登校を貫くという覚悟があるわけでもない。

本人はなかなか言葉にできないけれど、葛藤の渦中にいます。

 

結局、次男の分は必要最低限の物だけ揃えることにしました。

ジャージや体操服の洗い替え分は買いません。

制服と違ってお店に在庫があればいつでも買えるので、必要が生じればすぐに買い足せることも説明しました。

 

着るかどうかわからない制服を買うか?

ここ半年くらい、もやもや考えていました。

 

親の判断だけで全て揃えるのはプレッシャーを与えるかな・・・。

着なかった場合、罪悪感を抱かせることになるかな・・・。

かと言って、本人の判断に全てを委ねるのも、自分の責任で決めたことなんだからと負担になりかねないし・・・。

 

子どもたちと対話を重ね、最終的にはお互いがそれなりに納得する形になったと思います。

通えるかどうかは別として、中学進学に対する気持ちの確認もできました。

2ヵ月後、どうなっているでしょうね。