ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

自分を責めすぎてしまう次男

こんにちは。

 

3連休、我が家はいつもと変わらず家で過ごしました。

夫は連日仕事。

私と長男は、畑の手入れをしたり、パン作りをしたり。

次男はお絵描きアプリで熱心に絵を描いたり。

 

そして今日も長男は安定の給食登校。

帰ってきて「今週も頑張った!」と満足そうでした。

連休の合間の2日間だけでも、そう思えることが大事ですね。

 

次男の自責癖

 

連休中、私が庭で作業していた時のこと。

家の中で次男とゲームをしていたはずの長男が、イライラオーラを纏って庭に出てきました。

次男とケンカをして、ゲームを放り出してきた様子。

家の中からは次男の泣いている声が。

 

普段から双子はケンカをすると、お互い離れてまず頭を冷やします。

そのため、長男からケンカの顛末を聞いた私は、次男をしばらくひとりにしておこうと思い、声をかけませんでした。

 

でも、次男をひとりにするべきではありませんでした。

後悔先に立たず。

 

庭での作業を終えて家に入ると、リビングは空っぽ。

次男がいつも座っている場所のカーペットに、血が落ちていました。

点々なんてものではなく、結構な量の血。

 

一瞬、頭が真っ白になりました。

今までにも自分の手首を噛むという自傷行為があった次男なので、まさか血が出るほど噛んでしまったのかと。

 

子ども部屋に行くと、次男が座っていました。

顔と両手が血だらけのまま。

手首に傷はない。

どこかから出血したのは確かだけど、もう血は止まっている様子。

手首が切れたのではないと分かり、少しだけホッとしました。

 

長男には席を外してもらい、涙と血でぐしゃぐしゃになった次男の顔と手を濡れタオルで拭きながら、話を聞きました。

ゆっくりと、言葉を選びながら、小さな声で。

 

最初は視線も動かず、声も出てこなかったです。

でも、私が話しかけているうちに少しずつ落ち着きを取り戻して、話してくれました。

 

出血は、鼻血によるものでした。

自分の頬をこぶしで何度も殴ったそうです。

 

引き金となったのは長男とのケンカ。

言葉の応酬の中で「長男が悪い!」と長男を責めてしまったそうです。

長男が怒って庭に出ていった後、「やっぱり自分が全て悪かった」と激しい後悔が押し寄せてきて自傷に繋がってしまったとのこと。

 

2人のケンカで次男が100%悪いなんてことはほとんどない。

でも、次男は「悪いのは自分」と、自分を責めてしまう癖があります。

これは認知の問題なので、ちゃんと修正していくべきこと。

そんな次男を、ケンカの後にひとりにするべきではありませんでした。

 

次男に望むこと

 

最近の次男はたまに不安定になることはあるものの、基本的には家で好きなことをしてご機嫌に過ごしています。

長男とも楽しく遊び、よくしゃべり、よく食べ、よく寝ています。

普段の次男を見ていると、流血するほど自分を殴る子にはとても見えないです。

 

自傷行為って、うつ状態が続いたり、心が病んで思い詰めた末に行動に至ってしまうというイメージがあります。

でも意外とそうとは限らなくて。

 

次男の場合、一時的に神経が昂った時、衝動的に自傷してしまうようです。

自己懲罰的な意味合いが強いことがほとんど。

 

だからこそ、行為がエスカレートするのではないかと、正直とても怖いです。

そして見るたびにショックを受けるし、辛い。

身も心も、どれだけ痛いのだろうと思います。

 

幸い次男は冷静になれば私に素直な気持ちを伝えてくれます。

自傷したことを引きずる様子もなく、元気に過ごすこともできています。

どうすれば自分を責めずに、気持ちを落ち着けることができるのか。

今度、児童精神科の先生に相談してこようと思います。

 

学校に行って欲しいなんて、多くは望まない。

次男が自分を責めずに幸せに生きて行けるようになって欲しい。

私の願いはそれだけです。