こんにちは。
順調に給食登校を続けていた長男。
中学に入ってから初めて、2日連続でお休みしています。
ちょっと疲れが出てきたのかしら。
自分の体調が色々気になるようで、昨日から頻繁に体温計で熱を測っています。
息苦しく感じる、指先が痺れる感じがする、ちょっと頭が痛いなど。
端から見ればたいしたことはなさそう。
でも、心気症(病気不安障害)と診断を受けている長男は、体調の些細な変化にとっても敏感。
初めは小さな訴えでも、大きな不安やストレスを感じ、ガタガタと体調を崩してしまうことがあります。
そうなるとすごく厄介だし、回復までに時間もかかる。
大きく崩れないように休みを入れることは、長男にとって大事なことだと思います。
適応指導教室の見学に行きました
昨日、次男と一緒に適応指導教室の見学に行ってきました。
運よく休みだった夫も一緒に。
まだ6年生だった昨年12月に一度見学の予約をしたものの、不安が強すぎて行くことができませんでした。
今回は次男が自分から希望して見学へ。
だからと言ってすごく前向きなわけではなく、不安の強さはさほど変わらない様子。
前日も当日の朝も、毛布にくるまってダンゴムシになっていました。
ただ、違ったのは「変わりたい」と思う気持ち。
自分の居場所を探したい。
探さなきゃ。
という気持ちはあるようで、家を出る時間にはちゃんと着替えて準備をしていました。
「特別扱い」されない場所
事前に頂いていた書類を読む限り、適応指導教室はあくまでも学校に準ずる所というイメージでした。
教育委員会の管轄だし、細かいルールが色々と書かれていて。
「学校復帰を目指す」とも明記されていました。
私も夫も、次男を学校に復帰させることを目的としていません。
次男が次男らしく居られる場所を探したい。
将来、自立するための足掛かりを作りたい。
もちろん本人も学校に復帰することを望んでいません。
雰囲気的に学校と変わらなかったら意味がない。
でも、見学して話を聞いてみたら、想像以上に良い雰囲気でした。
個人の特性、意思を尊重して寄り添う姿勢が第一。
繊細な子が多く通ってくる教室だけあって、学校とは対応が全然違いました。
(書類に書かれていた細かいルールは教育委員会が作成したもので、不登校対応として現実的ではない感じ・・・。変な話ですね)
学校のルールの中では特別扱いになることが、ここでは「特別」じゃない。
例えば、長男が給食だけ登校していること。
宿題は出されないし、やらないこと。
週1回、1時間だけ部活に参加しようとしていること。
どれも「特別扱い」です。
個別の配慮をしてもらえることはありがたいし、配慮がなかったら全く登校できないかもしれません。
配慮を受けやすくするために特別支援学級に籍を置いているわけだし。
でも、特別扱いされることで劣等感を感じてしまう子もいます。
特に次男のように、相手の感情に敏感で周りの目が気になるタイプは。
適応指導教室では自分のペースで通うことができて、自分のペースで、自分のやり方で勉強することもできる。
週1回でも、10分だけでも大丈夫。
お母さんが一緒にいてもいい。
どれも「特別扱い」じゃありません。
もちろん反社会的なルールの逸脱はしてはいけないし、そういうケースがあれば入級を断ることもあるとのこと。
でも、その他のことはゆる~いルールの中で、伸び伸びと過ごせることを大事にしているそうです。
次男の反応
見学中の次男は、緊張と不安でいっぱいで下を向いて小さくなっていました。
帰りの車の中でも、またダンゴムシ。
慣れないことをして、すごく疲れたでしょうね。
「どうだった?」と感想を聞けたのは、夜になってからでした。
次男「4年生の時に行っていた別室みたいだった。体験に行ってみる」
双子は4年生の時、小学校の別室で過ごしていました。
教室に入れない子たちが通う校内フリースクールみたいな感じ。
次男は今も「4年生が一番楽しかった」と言います。
その別室は、支援級の情緒クラスができて廃止されてしまい、結果として双子は本格的な不登校に突入したのですが。
適応指導教室、見学に行ってみて良かったと思います。
行ってみないとわからないことって本当にたくさんある。
教室にいきなり毎日通えるなんて、誰も期待していません。
「行ってみよう」と思えたことが、すごーく大きな一歩。
まずは体験入級を申し込もうと思います。