ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

先を見通せなくても不安、先を考えすぎても不安

こんばんは。

 

日曜日の午後、我が家ではパンが焼ける美味しい匂いに包まれます。

 

最近、長男がパンを焼くことにはまっていて。

毎週違う種類のパンを作ってくれるんです。

今日はあんパンとウインナー&チーズを練り込んだパン。

形はイマイチだけど、味は美味しい♪

 

日曜の午後に焼くのには、理由があります。

月曜日の朝に自分が焼いた美味しいパンを食べて、1週間がんばりたいからなんですって。

 

今週の次男の予定

 

今週は次男にとって憂鬱になるような予定が2つあります。

学校の歯科健診と、児童精神科の受診。

どちらも何が何でも行かなきゃいけない、とは言わないけれど、できれば行って欲しい予定です。

 

そのことを予定の一週間前に口頭で伝えました。

たまたま他の予定の話をしていて、その流れで伝えたところ、

次男「気が重い。考えただけで元気がなくなる…」

と、メンタルが落ちてしまいました。

ここ数日は怖い夢も見るそうで、家の中でもひとりになるのを嫌がったりします。

ゲームの時間も増えています。

 

普通に考えたら、そんなに重く考えるほどの予定ではないと思います。

でも、不安障害の次男にとっては、予定を聞いたときから当日まで、ずっとメンタルの不調が続くと言っても過言ではありません。

「行きたくない。でも行かなきゃ」と葛藤がある時ほど、調子が悪くなる。

 

かと言って、伝えるのが直前だと、

次男「急に言われても無理! 怖い。行かない」

となるので、次男には予定を伝えるだけでも神経を遣います。

 

次男にとってベターな伝え方

 

普段はこういう展開をなるべく避けたくて、予定はダイニングのホワイトボードに書くようにしています。

声をかけるのは前々日の夕方か、前日の朝くらい。

 

eco「明日、この予定が入ってるんだけど」

次男「うん…知ってる。まぁ、行けたらね」

 

次男はホワイトボードに書かれた予定をいつもちゃんと把握しています。

でも、次男の方からは何も言ってこないところをみると、心の準備をしているのだと思います。

口頭で言われると心が乱れるのに、書いてあるだけなら時間をかけて受け入れようとできるのかも。

 

ちなみに夫と長男はホワイトボードももはや景色と同化しているのか、あまりちゃんと見ていません。

そもそも先の見通しを立てるのが苦手な長男のためにホワイトボードを使っているのに。

 

次男は先を見通せないと本当に不安で、でも、先を考えすぎても不安で。

想像力の豊かさと、実体験の乏しさがアンバランスなのだろうなと思います。

 

歯科健診に学校へ行けるか、児童精神科に行けるかが大事なのではなくて。

苦手な予定をどう受け入れるか。(または回避するか)

これくらい見通せれば大丈夫と思えるラインを、いかにして下げるか。

本当に難しいです。