ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

長男の将来の夢

こんにちは。

 

今日の長男は給食登校することができず、欠席しました。

朝はとっても元気で、昨日焼いたパンを美味しく食べていたのに。

 

例え週4日の給食登校だけでも、「学校へ行く日常」が止まるとちょっとモヤモヤ。

特に週の初めだと、出だしで躓いた感があって。

明日、行けるのかな? と考えてしまいます。

 

調子が悪そうな様子はありません。

ただ、家にずっといる次男につられている感じ・・・。

兄弟って本当に難しいです。

 

長男の将来の夢

 

長男には小さい頃からの夢があります。

「自分のパン屋さんをひらくこと」

 

最初に言い出したのは、確か幼稚園の時です。

まだまだ純真無垢で、世間を知らない幼稚園児。

「パン屋さんになりたい」という子は、クラスに数人はいた気がします。

パンが好きな子なら一度は憧れる職業かも。

 

でも、将来の夢って成長とともに変わっていくことも多いですよね。

子供の頃の夢を実現する人もいるけれど、少数派な気がします。

だから、長男も中学生になる頃には違う未来像を描いているんじゃないかな?

と、漠然とした思いがありました。

私の勝手な想像とは裏腹に、長男は今も揺るがずパン屋さんになりたいそうです。

 

お手頃な値段で、遊び心のあるパンを作りたい。

美味しいスープと一緒に販売したら最高だよね。

地産地消を売りにするのもいいね。

どこにお店を開くかも大事だよね・・・。

うちの近くにはパン屋さんがないから、作ったら売れるかな?

eco「キッシュ担当として雇ってくれる?」と、私も乗っかってみたり。

 

夢を語っている時の長男は、とても楽しそうです。

 

夢の実現のために

 

本気でパン屋さんになりたいのなら、家で練習してみたら?

と始めたのが、自宅でのパン作りです。

 

週に1回、日曜日の午後にパンを焼く。

生地はホームベーカリー任せだけど、総菜パンや甘い系のパンを成形して、焼くところまで。

最近は長男ひとりで、全工程をほぼこなせるようになりました。

毎週、「次は何パンを作ろうかな♪」と考えるのも楽しそうです。

 

他に予定があってパン作りができない週は、出先でパン屋さんに寄って視察&試食。

世の中の美味しいパンを食べてみるのも勉強のうちです。

小麦の高騰でパンの値段も上がっているけれど、未来への投資と思ってお付き合いしています。

 

方向性が漠然とあるだけでも

 

学校に行けなくても、目標を持てるって幸せなことだと思います。

何を目指すにしたって、楽に実現できることなんてありません。

でも、目標があって、漠然とした方向性が見えているだけでも、動き出すには十分な動機になる。

 

本気でパン屋さんを開こうと思ったら、パン作りの知識技術はもちろん、経営の知識も必要。

利益を出し、継続して運営していくための勉強も必要です。

 

ぼんやりとですが、長男とは進路の話もたまにしています。

一般的には、高校卒業後、専門学校で製パンや経営を学び、数年雇われで修行をしながら開業資金を貯める・・・という感じかしら。

調べてみたら、調理や製パンが学べる通信制高校もあるようです。

一般的なルートでなくても長男の夢を実現できる方法はあると思いますが、恐らく近道なのは一般的なルート。

 

パン屋さんを開きたい。

だから高校に行って、専門学校に行きたい。

そのために、今はできるだけ学校に行けるようにがんばりたい。

 

というのが、今の長男の立ち位置です。

 

夢を実現するためにどんな道を歩んでいくのか。

見守る楽しみがあるっていいですね。