ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男の笑顔が見たくて

こんにちは。

 

今週はお盆休みに入っている方もいらっしゃるでしょうか。

うちの夫は仕事柄お盆休みがないため、普段と全く変わらない毎日です。

 

私はもう6年くらい帰省していなくて、帰りたい気持ちも少しある。

でも、母からは「子どもたちのことを一番に考えればいいよ」と言われています。

この刺激の少ない日常が何より安心な双子のために、もう少し我慢かな。

 

3人でモンハンをやるには

 

夏休みに入ってから、自分でモンハンのゲームソフトを買った長男。

残念なことに、仲良しのお友だちの中にモンハンユーザーはいません。

それでもひとりでプレイしたり、夫と2人でプレイしたり、楽しそうです。

 

それを見ている次男、ちょっと羨ましそうにしていました。

長男に借りてプレイすると、とっても楽しそうで。

夫と長男が遊んでいると、ひとり寂しそうにイヤホンをしてPCでマイクラをやっていました。

楽しそうな2人から敢えて距離を取るところが次男らしい。

 

そんな次男を一番気にしていたのは夫でした。

夫「長男とモンハンやってると、次男がひとりになっちゃうんだよね・・・。すごい気になる」

フォートナイトならSwitch2台とPS4で3人でできるけど、モンハンはPS4に対応していないらしいです。

 

夫は長年モンハンユーザーで、たぶん一番好きなゲームです。

それを長男とできるのが嬉しいのでしょうね。

だからこそ、次男も一緒にできないのが気になって仕方ない。

次男がモンハンに全く興味がなければ良いのだろうけど、本音はめちゃめちゃやりたそう。

夫「次男も一緒にできないか、考えよう」

 

というわけで、PCでプレイできないか検討しました。

ちょうどセールで49%OFFというお得期間でもあったので。

でも、私のPC、マイクラのような軽いゲームはできても、本格的な3Dグラフィックスはさすがに無理でした・・・。

グラフィックボードを搭載しているゲーミングPCって、やっぱり相当ハイスペックなんですね。

 

この時点で次男は完全諦めモード。

次男「ぼく諦めるよ。仕方ないもんね」

口に出した言葉とは裏腹に、肩をがっくり落としているのは一目瞭然でした。

 

次男の笑顔が見たくて

 

次男の我慢を手に取るように感じていた私と夫、全く同じことを考えていました。

 

ゲオに行った時、何気なくSwitchのコーナーを見ていたら

夫「ライトなら2万。中古のソフトつけても3万いかないよ」

eco「いかないね・・・。買ってあげちゃう?」

夫「いいの? もちろんソフトは次男が払うんだよ。でも、甘いかな」

eco「甘いね。甘いけど、金額以上に価値があるんじゃないの? こういうのは」

 

本当、甘いとは思います。

双子の誕生日はまだ先だし。

我が家は経済的に余裕があるわけでもない。

 

でも、次男の笑顔が見たくて。

 

夏休みに入ってから毎日笑って過ごせてはいるけど、心の中に鬱々としたものを抱えているのは一緒に暮らしていたらなんとなくわかる。

それをなんとかしてあげたくて。

でも、どうすればいいのかなんて全然わからない。

欲しいものをただ与えて笑顔にするのは、間違っているのかもしれません。

物で心を満たせるわけじゃありません。

 

次男に示したかったのは、夫も私と同じくらい次男を気に掛けているということ。

毎日1分でも長く笑顔で過ごして欲しいと思っていること。

夫にとっては、楽しくゲームをする時間を次男とも共有したいと考えていること。

 

夫から「もう一台Switch買おうか」と告げられた次男は、一瞬遠慮したものの、

「本当にいいの?」

と、嬉しさ爆発でした。

 

金額以上の価値

 

買ったのはSwitch Liteのターコイズ

欲しかったピンクは品切れだったけど、ターコイズも気に入ったようです。

 

モンハンの師匠は夫です。

不登校や子どもの特性をなかなか受け入れられなかった夫と、夫への過剰適応を拗らせていたこともある次男。

ゲームでの繋がりは、父と息子の間にあるわだかまりを少しずつ解してくれる気がします。

次男もとっても嬉しそう。

 

協力プレイが基本のゲームなので、双子がケンカになることもありません。

(マイクラでもフォートナイトでも、ケンカは日常茶飯事)

2人仲良く頭を突き合わせて遊んでいます。

 

次男「パパもママも買ってくれてありがとう! 本当に嬉しい」

 

私は、次男がSwitchを買ってもらったことに、ゲーム機という「物」以上の価値を感じられる子だと思っています。

きっと夫もそう感じているから、買ってあげようと思ったんじゃないかな。

金額以上の価値、あったと思います。