ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

「学校」という呪い

こんにちは。

 

2学期が始まって3日目。

長男はご機嫌に給食登校できています。

 

帰ってくると「疲れたー」とは言うけど、ぐったりとした疲れとは違う様子。

「明日の給食は何かな」と、チェックも欠かさない。

eco家においては、学校からの配布物の中で献立表は最重要書類。

9月の献立で一番楽しみなのは、月見団子ですって♪

 

ずっと「学校」に囚われていた次男

 

始業式の前夜、次男が私の寝室に来て

「どうしよう・・・明日。怖い」

と、不安いっぱいの表情で話し始めました。

 

次男は不登校5年目です。

母子登校、別室登校、放課後登校などを経て、今は完全不登校

中学に入ってからは「1学期は学校行かない」と宣言もしていました。

もはやプロの不登校と言ってもおかしくない経験をしてきたと思います。

 

それでも、やっぱり学校が始まると気になって。

行けない自分はダメだと否定して、不安になる。

未だに囚われているんだなぁ・・・。

 

過去の私や夫、学校の先生、周りの大人みんなが、そう思わせてしまった。

不登校初期、なんとか学校に行って欲しい一心で、学校が合わない次男を受け入れてあげることができませんでした。

当時のことを振り返ると、後悔ばかりです。

その時の心の傷が、呪いのように次男の心に棲みついているのだと思います。

 

eco「もう、学校に行かなきゃって自分を追い込まなくていいんだよ。

次男は次男の居場所を探せばいい。パパもママもそう思ってるよ。」

 

ありのままの次男を受け入れ、不登校を受け入れてから、何度も伝えてきました。

不登校初期の対応を心から謝りました。

でも、すぐには伝わらなくて。

頭で理解しても、腹に落ちていないというか。

それは私もずっと同じだったから、こんなに時間がかかってしまったのだと思います。

 

でも、今回、なんとなく伝わったかも。

そう思いました。

なぜ? と言われても、上手く説明できないけど。

 

唇をきゅっと結んで、

「うん。そうだね。学校のことは気にしない」

と口にした次男。

気持ちを新たにしたような、ちょっとスッキリした表情でした。

 

学校が始まってからも、次男は家で元気に過ごしています。

やっぱり吹っ切れた感じ。

お手伝いを色々してくれて、よくしゃべって、よく笑って、楽しそうにしています。

「学校」という呪いから解き放たれたら、自分の道を歩き出せるかな。