ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

「ぼくが中学に通っていたら」

こんにちは。

 

急に気温が下がって、一足飛びに季節が進んだ感じがしますね。

昨日、急いで掛け布団と長袖のパジャマを出しました。

今朝次男を起こしに行ったら、半袖パジャマで毛布もかけずに寝てたけど・・・。

体調管理にも注意が必要ですね。

 

長男は今週も4日間給食登校しました。

2学期も1学期とほぼ同じペースで登校できています。

が、部活には最近顔を出していないな・・・。

やっぱり一度足が遠のくと難しい!

 

「ぼくが中学に通っていたら」

 

次男が先日、こんなことを言っていました。

「ぼくが普通に中学に通ってたら、どういう性格になってたと思う?」

 

次男は小3から不登校

保健室登校や母子登校をしていた時期もあるし、別室登校していた時期もあります。

中1の今は完全不登校で、お友だちとの交流もほとんどありません。

 

次男的には、

「学校にずっと通っていたら、もっと荒んだ性格になってたと思う。ひとに優しくもできなかっただろうし、純粋でもなくなってたね、きっと」

と思っているそうです。

「みんな心が荒んでるんだよ。争ったり他人に誹謗中傷したり、犯罪とかも。思う通りに生きられなくて、余裕がないから。ぼくも学校に行ってたらそうなってたと思う」

 

ニュースをよく見るわけでもなく、世間のことをどれだけわかっているのか・・・と思うけど、言いたいことはわかる。

日々、事件や戦争なんかの報道を見る度に、世の中が疲弊しきっている気がして。

疲れて、荒んでしまっている人は多いのかもしれません。

 

学校に行けない自分を責めたり、自己否定をしがちな次男。

でも、今の自分にある優しさや純粋さは嫌いじゃないんだろうなと思います。

 

彼が生きているのは、安心できる家庭の中。

とても狭い世界で生きています。

世間からは精神が病んでいて歪んでいるように見えるかもしれない。

でも、皮肉なことに、狭い世界で生きているからこそ、純粋なままでいられるのかもしれません。

 

「もしも」があったとしても

 

学校に行っていようがいまいが、私は、次男は次男だろうと思います。

真面目で、よく気が付いて、誰にでも優しくして、とても傷つきやすい。

 

もし不登校にならずに、学校に通っていたら。

学校という環境、勉強、部活、人間関係、全てに疲れ果てて、どのみち不登校は避けられなかったような気もします。

どれもこれも頑張り過ぎて、HPがあっという間にゼロになってしまったと思う。

学校生活を満喫する次男は、ちょっと想像できません。

 

人生に「もしも」はない。

だけど本人は学校に通っていたらどんな自分になっていたか、色々と思いを巡らせることがあるようです。

 

「もしも」の自分と、今のリアルな自分。

次男はどっちが好きだろうか。

私は、今の次男がいいな。

沢山傷ついて、悩んで、苦しみながらも、誰より優しい次男。

もっと胸を張って生きていって欲しいです。