ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

支援級・不登校傾向の子の進路について考える

こんにちは。

 

今月初め頃から少し調子が落ちていた次男。

冬休みに入って、ぬいぐるみ作りができる程度に元気が出てきました。

 

ちなみに、今年の次男のクリスマスプレゼントはぬい作りの生地と道具。

以前からジグソーパズルがやりたいと言っていた長男には、渋くて可愛いこれ。

 

サンタさんにプレゼントをお願いしていた幼い頃は、必ずしも期待したプレゼントがもらえるわけじゃありませんでした。

でも、今は親がサンタさんの代行者だとわかっています。

一緒にショッピングサイトを見ながら、好きな色やデザインを選んでポチッ。

これはこれで楽しそうでした♪

 

支援級・不登校傾向の子の進路決定までの流れと選択肢

 

先週の長男の三者面談で説明を受けた進路決定までの流れは、こんな感じでした。

 

【2年】 志望校の資料、情報収集、学校見学、体験など

【2年3学期~3年1学期前半】志望校決定

【3年1学期~2学期】受験対策(面接や作文など)

【3年2学期~3学期】受験、合格発表

 

これはあくまでも支援級在籍で不登校傾向の長男に向けたもの。

順調に学校に通えていて、全日制高校を受験するお子さんの場合とは違うと思います。

 

週に4~5日、短時間のみ登校の長男。

授業も受けていないため、全日制高校への進学は現実的ではありません。

(万が一にも、3学期からフル登校して勉強の遅れを取り戻し、授業もテストも受けて、なんてことがあれば別ですが)

 

現実的な選択肢は

定時制高校/通信制高校高等専修学校

くらいに絞られます。

 

特に近年は、定時制通信制高校不登校経験のある子の貴重な受け皿として機能していますよね。

支援級(情緒クラス)の現3年生も、全員が定時制通信制志望だそうです。

 

長男にはパン屋さんを開きたいという夢があります。

適性があるかはともかく、その意志は揺るがない。

一応、進学の意思があるようだし、高卒認定も取得しておきたい。

だったら少しずつ向き合っていかないとね。

 

ちなみに、今のところ次男は進学の意思がありません。

これはこれでどうしたものかと思うけど、とりあえず横に置いておきます。

 

ご存知ですか? 高等専修学校

 

定時制通信制以外で、もうひとつ選択肢になり得ると考えているのが「高等専修学校」です。

恥ずかしながら、つい最近まで私は専修学校がどういうものか知りませんでした。

 

高等専修学校は、簡単に言えば

「中学校卒業者を対象に職業教育に重点を置いた教育を行う学校」です。

 

一般の教養課程も勉強しながら、選択した専門の勉強ができることが特徴です。

卒業時には高卒認定も取れるので、大学や専門学校への進学も可能。

在学中に専門資格を取って就職する人もいます。

 

※名称が紛らわしいけど、いわゆる「高専」とは異なります。

 高専は「高等専門学校」。大学や短大に並ぶ5年課程の高等教育機関です。

 「高等専修学校」は中等教育機関。基本的に3年課程です。

 

文科省のデータでは、専修学校の生徒の2割程度が不登校経験者。

少人数制で不登校経験者も積極的に受け入れている学校が多く、心の教育、精神面のサポートなどにも力を入れているとか。

 

全日制高校の専門科(工業科とか理数科とか)と違うのは、専修高校では専門科目の履修時間がより多く、教養課程のハードルが比較的低いようです。

 

まずは向き合うところから

 

我が家から通える範囲にもありました、専修学校

しかも長男の夢である製菓・製パンを学べるコースがあるのです。

「長男くんに合っていると思うよ」と、先生がパンフレットをくださいました。

 

たいしてやりたくもない勉強をして3年間過ごすか。

夢に少しでも近づける3年間を過ごすか。

 

長男の性格的に、後者が合っているような気がするんですよね。

自分の好きなことを専門的に勉強するのって、教養課程の勉強にはない楽しさがある。

その楽しみや夢のために頑張ってみるのもいいんじゃない?

 

もちろん選ぶのは長男です。

今のままでは現実的には難しいだろうし、乗り越えるべきハードルは沢山ある。

長男自身がどう進みたいのか。

まずは向き合うところからですね。